子育て環境改善に資する保険商品・サービスの開発・提供に向け、あいおいニッセイ同和損保とカラダノートが業務提携契約を締結
1.背景
総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」によると、6歳未満の子どもがいる世帯の父親が1週間で家事・育児にかける時間は、母親よりも約5時間30分短い1時間54分に留まっています。また、カラダノートの調査によると、共働き夫婦の家事・育児の分担率は、約半数の世帯で母親が8割以上を担っているなど、「ワンオペ育児」は少子化の要因の一つとされています。
「ワンオペ育児」の解消に向けて、あいおいニッセイ同和損保は「男性育休1カ月取得100%」の実現を目指す等、男性の育児参画を推進することで女性の就業継続を促進するとともに、男女を問わず、ワーク・ライフ・マネジメントが実現できる環境整備を行っています。
また、カラダノートは、出産を経験した母親の多くが活用している各種育児支援アプリの提供等を通じて、より子育てがしやすい環境構築に取り組んでいます。
今般、両社は互いが持つ商品・サービスやビッグデータを掛け合わせ、「ワンオペ育児」をはじめとする子育て環境の改善を通じて少子化問題の解消に貢献していくため、業務提携契約を締結することとしました。
2.概要
取り組み概要 | 具体的な内容 |
保険商品・サービスの共同検討 | ① 交通事故発生リスク軽減に向けた育児シェア率の向上 ・あいおいニッセイ同和損保は、テレマティクス自動車保険を通じて運転者の安全運転度合いを数値化する「安全運転スコア」を取得しています。 ・カラダノートは、各種育児支援アプリから取得できる夫婦間育児共有機能の利用率等※のデータを保有しています。 ・上記「安全運転スコア」と「夫婦間育児共有機能の利用率等のデータ」を突合し、交通事故発生リスクと育児シェア率の相関性を検証します。 ・相関性が認められた場合、両社が展開する各種サービス等にて分析結果を公表し、育児シェアの重要性を訴求するとともに、育児シェア率向上に資する保険商品・サービスの開発を検討していきます。 ② 育児シェアの阻害要因を解消 ・カラダノートのアプリユーザーのうち最大3万人へのアンケートを通じて、育児シェアを阻害している要因・課題を調査します。 ・調査により判明した「育児シェアを阻害する要因・課題」の解消に資する保険商品やサービスの開発を検討します。 <保険商品・サービスのイメージ> 課題の一例 :子どもが急病の際には母親が仕事を休むことが常態化している 保険商品・サービス:父親が育児・看病のために欠勤した場合に保険金を支払う保険の新設等 |
顧客ネットワークの相互活用による両社の事業拡大 | ・カラダノートの各種アプリ上に、あいおいニッセイ同和損保の保険商品へ加入できる導線を構築します。 ・あいおいニッセイ同和損保が包括連携協定を締結している地方公共団体とカラダノートが連携し、少子化解消に資する取り組みを後押しします。 |
家族や子どもの安全・安心に向けた取り組み | ・ARやメタバース、ゲーム感覚等を取り入れた「子どもが楽しく学べる交通安全促進ツール」の開発を検討します。 |
※ アプリに記録できる授乳時間や離乳食のメニューといった情報の夫婦間での共有実績や、アプリ利用者のアンケ
ート回答等から算出
3.今後の展開
今後も両社は、子育て環境の改善に資する保険商品・サービスの共同開発を通じて、日本の社会課題である少子化問題の解決に貢献するとともに、CSV×DXの実現に向けて取り組んでいきます。
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