マレーシアにおけるマンガン系合金鉄製造販売事業会社への出資参画
住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)は、Assmang Ltd(本社:南アフリカ、代表:Desmond Sacco、以下「アソマン社」)とChina Steel Corporation(本社:台湾、代表:鄒若齊、以下「チャイナ・スチール社」)と共に、マレーシアサラワク州でのマンガン系合金鉄製造販売事業(以下「本件事業」)を目的に、新事業会社であるSakura Ferroalloys Sdn. Bhd.(本社:マレーシア、以下「サクラ・フェロアロイズ社」)に出資参画しました。
本件事業においては、南アフリカにてマンガン鉱石およびマンガン系合金鉄を生産、販売しているアソマン社が主原料であるマンガン鉱石を供給し、チャイナ・スチール社が本件事業にて製造予定のマンガン系合金(年産16万9千トンを予定)を年間約3万トン引き受け、住友商事が全体の調整役並びに特定地域への販売を行う予定です。2014年前半にマンガン系合金鉄製造工場建設に着手し2016年の完工および生産開始を予定しています。
また、サクラ・フェロアロイズ社は、長期間に渡る安定的且つ競争力のある電力調達を目的に、サラワク州電力供給公社(Syarikat SESCO Bhd.)との間で電力購入契約を締結しました。これにより本件事業の製造工場向けに80MWの電力供給が可能になりました。
マンガン系合金鉄は主として鉄鋼製品の強度や靱性、耐摩耗性を高めるための添加金属であり、今後のアジアにおける更なる経済成長と共に、マンガン系合金鉄の需要は中長期的に高まると考えています。住友商事、アソマン社およびチャイナ・スチール社は、本件事業を通じてマンガン系合金鉄の安定供給の役割を果たすと共に、マレーシアサラワク州における直接/間接的な雇用の創出、及びサラワク州の経済成長に貢献するべく本件事業を推進していきます。
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