パナソニック建設エンジニアリングに「PC自動シャットダウンシステム」を導入し、深夜残業が一割減
時間管理による意識変革や業務量の平準化を通じて、建設業の働き方改革や時間外労働上限規制対応を支援
本システムの導入により、朝のPC起動時に業務終了時刻がポップアップ表示されるため、社員一人ひとりの時間管理の意識が高まりました。必要に応じてワンクリックで残業申請できるため、急な残業や翌日以降の残業にも柔軟に対応できます。管理職は残業の実態を把握しやすくなり、深夜や特定者に偏った業務の平準化や勤務間インターバルの取得推奨など、組織内での適切な働きかけと業務量の管理が可能となりました。
パナソニック建設エンジニアリングでは本システムにより、不要不急の残業削減を実現し、2023年1月から半年間で、22時以降の残業が1割減少しています。
日立ソリューションズは今後も、建設業の時間外労働上限規制対応をはじめ、働き方改革と長時間労働抑止の実現を支援していきます。
■システム導入の背景
2019年4月に改正労働基準法により定められた時間外労働の上限規制は、2024年4月から建設業に従事する労働者にも適用されるため、企業にとって法律と社員の健康を守り、適切に勤怠管理を行うことは喫緊の課題となっています。
2020年1月、パナソニック株式会社とトヨタ自動車株式会社が共同出資し、「くらしとテクノロジーの融合」による未来志向のまちづくりをめざす新会社「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社」が誕生し、パナソニック建設エンジニアリングは、そのグループの傘下に入りました。これを受け、これまで利用してきたシステムの全面刷新が迫られ、働き方改革の一環として導入されていた、PCをシャットダウンする仕組みも対象でした。
見直しにあたり、勤怠管理システムとの連携が容易であることに加え、社内のネットワーク環境にログインせずに起動できること、フレックス設定に対応していることも、新システムに求められました。
そこで、パナソニック建設エンジニアリングは、ポップアップ表示で社員の意識づけや気づきを促しやすく、シャットダウン時刻の柔軟な設定や、勤怠管理システムと連携して業務実態が把握できる日立ソリューションズの「PC自動シャットダウンシステム」を導入することとしました。導入時の操作トレーニングは必要なく、スムーズに運用がスタートしました。
■システムの導入効果
1.フレックスやテレワーク制度の活用加速で実態が把握しづらかった時間外労働の実態を把握することが可能
となり、残業時間の削減に向けた適切な働きかけを実現
2.朝の起動時に業務終了時刻がポップアップ表示されることで、終業時刻を意識した計画的な業務遂行を促し、
社員一人ひとりのタイムマネジメントを促し、不要不急の残業を削減
3.残業申請で個人の判断による残業を抑制し、組織として業務量を適切にコントロールすることで、深夜残業の
1割減を実現
■お客さまからのコメント
パナソニック建設エンジニアリング 人事総務部 人事課 課長代行 吉村 佳代氏より、以下のコメントをいただいています。
「日立ソリューションズはフォロー体制が手厚く、情報システム部門とも密にやり取りしていただき、安心してお任せできました。
以前は残業の実態が把握しにくかったのですが、『PC自動シャットダウンシステム』上で部下が残業申請を上げることで、上司が適切な働きかけを行えるようになりました。たとえば、身体への負担が大きい深夜労働を軽減するために仕事をシェアしたり、勤務間インターバルの取得を推奨したり、時間管理のコミュニケーションの変化により、業務量をコントロールしやすくなっている実感があります。勤務状況が把握しやすくなったことによるメリットは大きいですね
日々の労務管理ももちろん重要ですが、月間もしくは年間単位で社員の勤務状況を把握し、追跡できる仕組みが、ますます重要になってきます。『PC自動シャットダウンシステム』が、単にシャットダウンして終わりではなく、部下の業務量の把握や平準化という観点で多くの気づきを与え、根本的な問題解決をサポートするツールになっていくことを期待しています。どんな業務の比率が多いのか、どんな理由で残業が増えているのか、業務をより効率化するためにはどうすればいいのかを考えるきっかけとして、チーム全体のアウトプットを高めていくための手段の一つにしていきたいです」
■「PC自動シャットダウンシステム」について
設定された時刻にPCを自動的にシャットダウンさせることで、PCの利用を抑止し、時間外労働の上限規制への対応を支援します。お客さまのニーズに合わせた3種類のラインアップを提供しています。
「PC自動シャットダウンシステム」では、特定の時刻以降のPC利用抑止という基本機能に加えて、PCの利用時間を延長する場合は残業申請ワークフローで事前に承認を得るという運用のシステム化が可能です。これにより、上長は事前に社員の就業状況を把握することができ、時間外労働の適切な管理を支援します。 お客さまのご要望に合わせて、勤怠管理システムや残業申請システムとの連携にも対応します。
「PC自動シャットダウンシステム (「リシテア」連携版)」では、日立ソリューションズの「リシテア/就業管理」と連携することで、個人ごとの累計残業時間と連動したPCの利用抑止が可能です。
「PC自動シャットダウンシステム Basic Edition」では、特定の時刻以降のPC利用抑止という基本機能に特化し、残業申請ワークフロー機能を省くことで専用サーバーが不要です。製品に付属するスタートアップガイドを参考に、一般的なPCの知識があれば導入・運用が可能です。
本システムの提供によって、より幅広いお客さまの長時間労働の是正を支援していきます。
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/wsi/sp/pcsd.html
■導入事例のサイト
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/wsi/case11/
■日立ソリューションズ関連ホームページ
ワークスタイル変革ソリューションホームページ
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/wsi/sp/
人事総合ソリューション「リシテア」シリーズ
URL:https://lysithea.jp/
■厚生労働省「時間外労働の上限規制」について
URL:https://www.mhlw.go.jp/hatarakikata/overtime.html
■商品・サービスに関するお問い合わせ先
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
※リシテアは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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