ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」
~四半期累計での案件倍率は10.46倍に~
ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:曽根原 稔人、以下ギークス)は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表いたします。このデータは、ITフリーランス市場における需給トレンドを表すもので、ギークスでは、本レポートを四半期に一度発表しており、今回は2022年7〜9月の案件倍率をまとめています。
- 2022年7~9月における「案件倍率」のトレンド
案件数に関しては、前年度と比較し、7月は124%、8月は127%、9月は173%と増加しています。IT人材確保の難易度は年々上がっており、「社内で欲しいスキルに見合った人材が見当たらない」「臨機応変に社員をアサインすることが難しい」といった悩みから、ITフリーランスの活用を選択肢に入れる企業が増えてきています。地方でも、居住地にかかわらず、優秀なITフリーランスを首都圏と同水準の報酬や待遇で活用する「クロスマッチング」の動きが活発化しています。
案件の内訳としては、インターネットサービス業界・ゲーム業界の他、IT開発系企業からの引き合いが増加しています。
スキルに関しては、これまでに引き続き「JavaScript」や「PHP」などWeb開発に必要な言語スキルを持つ方々へのニーズが高い状況が続いています。また、特定のスキルや専門性を有しつつ、案件の要件定義や進捗管理、メンバーとのコミュニケーションなどのマネジメントスキルを有したIT人材を企業側が求める傾向が強まっています。
この四半期のITフリーランスの新規登録者数は前年の同期と比較して430%増加しており、その主要因として、ギークスにご登録のITフリーランスの方々からのリファラルによる新規登録者の増加が挙げられます。
- 2022年10~12月のトレンド見込み
案件を探すITフリーランスも、例年通り、年末で参画中のプロジェクトが一段落し、次の案件を探すITフリーランスの方の動きが予想され、11月以降は増加が予想されます。また、コロナ禍以降の働き方の変化により、リモートワーク・ハイブリッドワークを認める企業が増加したことで、週3日や副業としての参画希望、フリーランスへの転身検討などの声が挙がってきています。
案件倍率が指し示す通りの「売り手市場」が続く中で、引き続き「JavaScript」や「PHP」、「Ruby」や「Python」のスキルを持つITフリーランスは市場での人気を集めており、人材確保の難易度は上がっています。
自身に合った働き方を重視するITフリーランスの方が多い傾向にあるため、ITフリーランスの活用を検討されている企業様には、多様な働き方を受け入れ、募集対象を全国に広げることで、最適なマッチングを実現できる可能性が高まることを、施策の一つとして提案しています。
- 案件倍率とは
- ギークスの「IT人材事業」とは
<提供サービス>
ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」
ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
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所在地:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39階(WeWork内)
事業内容:IT人材事業、ゲーム事業、Seed Tech事業、x-Tech事業
代表取締役CEO:曽根原 稔人
Webサイト:https://geechs.com/
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