ぺんてるとBASF、共同ブランディングにより非フタル酸系可塑剤を使用した消しゴムを日本及び世界市場へ提供
■ 安全基準に準拠したBASFの非フタル酸系可塑剤Hexamoll® DINCH
■ ぺんてるは、日本・台湾で製造するPVC製消しゴム全銘柄にHexamoll® DINCHを採用
■ ぺんてるは、BASFのHexamoll® DINCH トラステッド・パートナーズへ
文具メーカーぺんてる株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小野裕之、以下「ぺんてる」)と、総合化学会社BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)の日本法人BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田 博基)は、このたび、ぺんてるが製造・販売する「Ain」(アイン)及び「Hi-POLYMER」(ハイポリマー)ブランドの全てのPVC(ポリ塩化ビニル)製消しゴムにおける可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤「Hexamoll® DINCH」(ヘキサモールディンチ)へ、完全に切り替えました。これに伴いぺんてるは、BASFが展開するアジア太平洋地域での「Hexamoll® DINCH トラステッド・パートナーズ」の一員となり、両社は共同ブランディングを進めていきます。そのブランディング活動の一貫として、消しゴムのパッケージに原料の製品ブランド「Hexamoll® DINCH」の表示を行います。ぺんてるが製造販売する消しゴム製品は、ぺんてる製品を販売する世界各国で入手可能です。
可塑剤は、堅いPVC樹脂やゴムなどを軟らかく、しなやかにするために添加される化学品で、消しゴムの製造にも不可欠な材料です。現在、フタル酸系可塑剤が国内市場の約8割を占めています。一方、フタル酸系可塑剤については、安全性の観点から、近年欧州を中心に規制が高まっています。こうした状況の下、ぺんてるは日本および台湾におけるPVC製消しゴムの生産工場で使用してきたフタル酸系可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤であるHexamoll® DINCHに完全に切り替えました。2020年時点で、ぺんてるが生産する消しゴムの内PVC製は約80%を占め、日本や海外の店舗で販売されているぺんてるのPVC製消しゴムには、全てHexamoll® DINCHが採用されています。
ぺんてるの製品戦略部長の川崎貴昭は次のように述べています。「私たちは、“Discover the best“をモットーに、ものづくりにおいて、最高の技術(Technology)、最高の品質(Quality)、最高の書き心地(Feeling)を導き出したいという思いを込めて、ものづくりを行っています。なかでも、当社の消しゴムは、消去性、消し屑の少なさ、耐折れ性において、トップレベルの品質を誇る、主力商品群です。可塑剤をBASFのHexamoll® DINCHに完全に切り替えたことで、より環境や人に優しいといった付加価値が加わりました。現在は、日本およびアジアを中心に販売していますが、今後はグローバル市場での販売にも注力していきたいと考えています。」
BASFのHexamoll® DINCHは、人体と直接接触を伴う用途向けに特別に開発された非フタル酸系の可塑剤で、2002年に発売されました。BASFは、Hexamoll® DINCHの毒性学的研究に700万ユーロ以上を投資しており、この研究では、製品が環境と人の健康に与える影響に焦点を当てています。Hexamoll® DINCHは、世界中で多くの当局や機関に認可※1されています。従来使用されてきたフタル酸系可塑剤の代替品として、特に安全性が求められる玩具や医療機器などで使用されています。
「ぺんてるとの協業により、Hexamoll® DINCHを採用した消しゴムが初めて共同ブランディングのパッケージで販売されることを大変嬉しく思います。Hexamoll® DINCHは発売以降、食品包装、医療機器、玩具などの用途で使用される可塑剤市場において、確固たる地位を築いてきました。今後も、日本のお客様とともに、サステナビリティに貢献する製品を市場に提供していきたいと考えています」と、BASFジャパン 石油化学品事業部長の庄山正敏は述べています。
Hexamoll® DINCHは、BASF製品の包括的なサステナビリティ評価を行うツールおよび意思決定を行うプロセスでもある「サステナビリティ・ソリューション・ステアリング※2」で、経済、環境、社会という3つのサステナビリティの側面から評価した結果、バリューチェーンにおいてサステナビリティに大きく貢献すると判断された製品群「アクセラレーター」に分類されています。
※1 日本では、医療器具向けに「日本厚生労働省(MHLW)」、食品に接触する製品向けに「日本塩ビ食品衛生協議会(JHPA)」の認可を受けています。
※2 本アプローチは、ドイツのPricewaterhouseCoopers社(PwC)による保証を受けています。BASFでは既に60,000点を超えるBASF製品およびソリューションの評価を行なっており、サステナビリティへの貢献に基づいて4つのカテゴリー(アクセラレーター、パーフォーマ―、トランジションナー、チャレンジ)に分類しています。
■ぺんてるについて
ぺんてるは1946年に設立された76年の歴史をもつ日本の文具メーカーです。戦後まもなく「日本の子どもたちには教育が必要」との創業者の思いからクレヨンの国内製造に踏み切ったことが文具メーカーとしての始まりです。「表現するよろこびを育む」というビジョンを持ち、「まだ世の中にないものをつくり、世界中の人々に届ける」ことを信念とし、様々な新製品を世に送り出してきました。シャープペンシル用替え芯の極細化を実現した「ポリマー芯」もぺんてるが世界に先駆けて世に送り出しました。また、1953年には海外進出を果たし、世界に22の販売拠点と6の製造拠点をもつグローバルな会社です。ぺんてるの詳しい情報は、https://www.pentel.co.jpをご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で110,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020年のBASFの売上高は590億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、http://www.basf.comをご覧ください。
■ ぺんてるは、日本・台湾で製造するPVC製消しゴム全銘柄にHexamoll® DINCHを採用
■ ぺんてるは、BASFのHexamoll® DINCH トラステッド・パートナーズへ
文具メーカーぺんてる株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小野裕之、以下「ぺんてる」)と、総合化学会社BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)の日本法人BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田 博基)は、このたび、ぺんてるが製造・販売する「Ain」(アイン)及び「Hi-POLYMER」(ハイポリマー)ブランドの全てのPVC(ポリ塩化ビニル)製消しゴムにおける可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤「Hexamoll® DINCH」(ヘキサモールディンチ)へ、完全に切り替えました。これに伴いぺんてるは、BASFが展開するアジア太平洋地域での「Hexamoll® DINCH トラステッド・パートナーズ」の一員となり、両社は共同ブランディングを進めていきます。そのブランディング活動の一貫として、消しゴムのパッケージに原料の製品ブランド「Hexamoll® DINCH」の表示を行います。ぺんてるが製造販売する消しゴム製品は、ぺんてる製品を販売する世界各国で入手可能です。
▲BASFとぺんてるの共同ブランディングパッケージ、日本及び海外市場で非フタル酸系消しゴムを展開
可塑剤は、堅いPVC樹脂やゴムなどを軟らかく、しなやかにするために添加される化学品で、消しゴムの製造にも不可欠な材料です。現在、フタル酸系可塑剤が国内市場の約8割を占めています。一方、フタル酸系可塑剤については、安全性の観点から、近年欧州を中心に規制が高まっています。こうした状況の下、ぺんてるは日本および台湾におけるPVC製消しゴムの生産工場で使用してきたフタル酸系可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤であるHexamoll® DINCHに完全に切り替えました。2020年時点で、ぺんてるが生産する消しゴムの内PVC製は約80%を占め、日本や海外の店舗で販売されているぺんてるのPVC製消しゴムには、全てHexamoll® DINCHが採用されています。
ぺんてるの製品戦略部長の川崎貴昭は次のように述べています。「私たちは、“Discover the best“をモットーに、ものづくりにおいて、最高の技術(Technology)、最高の品質(Quality)、最高の書き心地(Feeling)を導き出したいという思いを込めて、ものづくりを行っています。なかでも、当社の消しゴムは、消去性、消し屑の少なさ、耐折れ性において、トップレベルの品質を誇る、主力商品群です。可塑剤をBASFのHexamoll® DINCHに完全に切り替えたことで、より環境や人に優しいといった付加価値が加わりました。現在は、日本およびアジアを中心に販売していますが、今後はグローバル市場での販売にも注力していきたいと考えています。」
BASFのHexamoll® DINCHは、人体と直接接触を伴う用途向けに特別に開発された非フタル酸系の可塑剤で、2002年に発売されました。BASFは、Hexamoll® DINCHの毒性学的研究に700万ユーロ以上を投資しており、この研究では、製品が環境と人の健康に与える影響に焦点を当てています。Hexamoll® DINCHは、世界中で多くの当局や機関に認可※1されています。従来使用されてきたフタル酸系可塑剤の代替品として、特に安全性が求められる玩具や医療機器などで使用されています。
「ぺんてるとの協業により、Hexamoll® DINCHを採用した消しゴムが初めて共同ブランディングのパッケージで販売されることを大変嬉しく思います。Hexamoll® DINCHは発売以降、食品包装、医療機器、玩具などの用途で使用される可塑剤市場において、確固たる地位を築いてきました。今後も、日本のお客様とともに、サステナビリティに貢献する製品を市場に提供していきたいと考えています」と、BASFジャパン 石油化学品事業部長の庄山正敏は述べています。
Hexamoll® DINCHは、BASF製品の包括的なサステナビリティ評価を行うツールおよび意思決定を行うプロセスでもある「サステナビリティ・ソリューション・ステアリング※2」で、経済、環境、社会という3つのサステナビリティの側面から評価した結果、バリューチェーンにおいてサステナビリティに大きく貢献すると判断された製品群「アクセラレーター」に分類されています。
※1 日本では、医療器具向けに「日本厚生労働省(MHLW)」、食品に接触する製品向けに「日本塩ビ食品衛生協議会(JHPA)」の認可を受けています。
※2 本アプローチは、ドイツのPricewaterhouseCoopers社(PwC)による保証を受けています。BASFでは既に60,000点を超えるBASF製品およびソリューションの評価を行なっており、サステナビリティへの貢献に基づいて4つのカテゴリー(アクセラレーター、パーフォーマ―、トランジションナー、チャレンジ)に分類しています。
■ぺんてるについて
ぺんてるは1946年に設立された76年の歴史をもつ日本の文具メーカーです。戦後まもなく「日本の子どもたちには教育が必要」との創業者の思いからクレヨンの国内製造に踏み切ったことが文具メーカーとしての始まりです。「表現するよろこびを育む」というビジョンを持ち、「まだ世の中にないものをつくり、世界中の人々に届ける」ことを信念とし、様々な新製品を世に送り出してきました。シャープペンシル用替え芯の極細化を実現した「ポリマー芯」もぺんてるが世界に先駆けて世に送り出しました。また、1953年には海外進出を果たし、世界に22の販売拠点と6の製造拠点をもつグローバルな会社です。ぺんてるの詳しい情報は、https://www.pentel.co.jpをご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で110,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2020年のBASFの売上高は590億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、http://www.basf.comをご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像