新たなペンギン文学の代表作誕生。ヘイゼル・プライア『ペンギンにさよならをいう方法』(圷香織・訳)が話題!
遺産を譲る相手(ペンギン)が果たしてそれにふさわしいかを見極めるべく、おばあちゃんは南極へ旅立った!

御年85歳の気難しいおばあちゃん、ヴェロニカ。
動物番組が好きな彼女の目下の悩みは、自分の遺産を誰に譲り渡すかということでした。まだまだ死ぬには時間がありそうだけれど、身寄りのない自分がこのまま亡くなれば、遺産は望ましくない誰かの手に渡ってしまうかもしれません。
ある日、動物のドキュメンタリー番組を観ていた彼女は、絶滅の危機に瀕しているアデリーペンギンという存在を知ります。そして、自分の遺産をアデリーペンギンの研究機関に託すことを思いつくのですが……そのアデリーペンギンは、本当に自分の「遺産相続人」としてふさわしいのか?
みずからの目でそれを見極めるべく、ヴェロニカは南極へ旅に出ることに!
Amazonベストセラー1位/世界16か国以上で翻訳刊行/リチャード&ジュディ・ブッククラブの1冊
/BBCラジオ2ブッククラブの1冊……話題のペンギン文学が登場です!

訳者の圷香織さんからのメッセージも。

■書誌情報

ペンギンにさよならをいう方法
ヘイゼル・プライア 著 圷香織 訳
判型:四六判並製
ページ数:410ページ
発売日:2025年9月26日
ISBN:978-4-488-01152-9
Cコード:C0093
価格:3,060円(税込)
装画:嶽まいこ
装幀:アルビレオ
内容紹介:
ヴェロニカ・マクリーディは八十五歳の気むずかしいおばあちゃん。スコットランドの大きな屋敷にひとりで暮らし、お茶をしたり動物番組を見たりしながら、自分の遺産をどこへやろうかと考えている。ある日、南極でおこなわれている資金不足のアデリーペンギン研究を知った彼女は、遺産をゆずる相手としてペンギンがふさわしいかを見極めるべく、はるか南の大陸へと一世一代の旅に出た──。世界16か国以上で翻訳刊行、明日を生きる希望に満ちた傑作ペンギン文学! 訳者あとがき=圷香織
■著者プロフィール
ヘイゼル・プライア
イギリス、オックスフォード生まれ。セント・アンドリューズ大学で英語と中世史を専攻、その後ダーティントン芸術大学で音楽を学び、アイリッシュハープ奏者として活動する。2019年、ハープ職人を主人公とした長編小説Ellie and the Harp Makerで作家デビュー。20年発表の『ペンギンにさよならをいう方法』は世界16か国以上で翻訳刊行、〈リチャード&ジュディ・ブッククラブの1冊〉〈BBCラジオ2ブッククラブの1冊〉に選出されたほか、Amazonレビュー数は2万件を超え、Kindle & オーディオブック部門でベストセラー1位を獲得した。続編としてCall of the Penguins(2021)、Gone with The Penguins(2024)が発表されている。
■訳者プロフィール
圷香織(あくつ・かおり)
上智大学国文学科卒。英米文学翻訳家。訳書にバロネス・オルツィ『紅はこべ』、スーザン・イーリア・マクニール『チャーチル閣下の秘書』『エリザベス王女の家庭教師』、ヤンシィー・チュウ『夜の獣、夢の少年』、ジュリー・ワスマー『シェフ探偵パールの事件簿』、エマ・スタイルズ『銃と助手席の歌』などがある。
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