転職サービス「doda」が仕事満足度ランキング2021を発表
全112職種・15,000人大調査の結果、総合満足度1位は「構造設計」
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:喜多 恭子)は、20歳~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、仕事に対する満足度調査を行いましたので結果をお知らせいたします。本調査は、現在就いている職種について、『総合』『仕事内容』『給与・待遇』『労働時間(残業・休日など)』『職場環境(社風・周囲の社員など)』の5つの指標別に、満足度を100点満点で回答してもらった結果をまとめたものです。
▼調査結果の詳細:dodaサービスサイト< https://doda.jp/guide/manzokudo/ >
総合満足度1位は「構造設計」でした。仕事内容、労働時間、職場環境で70点を超え、昨年の5位から順位を上げています。「社会インフラに関わる仕事で、やりがいがある」「自分で描いた図面の建物が実際に出来上がったときに達成感がある」など、仕事に対する誇りを感じさせるコメントが多く見られました。特に地震や台風などの災害が多くなっている昨今、安全性を考えて設計をする構造設計には、高い専門スキルが求められます。経験者も少ないことから、他職種と比較して希少価値の高いキャリアが築ける点も、高い満足度につながっていると言えるでしょう。
総合満足度2位の「Web・モバイル・ソーシャル・ゲーム制作/開発」は、昨年の8位から6つ順位を上げました。4つの指標のうち、仕事内容に対する満足度が最も高くなっています。クリエイティブ職には、好きなことが仕事に直結している人や、望んでこの職種に就いている人も多く、「仕事自体にやりがいを感じている」「仕事が趣味になっている」などのコメントが多く見られます。
3位の「財務」も、昨年の10位から大きくランキングが上昇しました。労働時間の満足度が最も高く、「繁忙期以外は定時に帰れる」などのコメントからも、メリハリを付けて働いている様子がうかがえます。仕事内容に関しては、「やりたい仕事に就いている」というコメントが多く見られました。財務は経営に直結する部分が多い職種であり、自身の仕事が会社に与えるインパクトが大きい点をやりがいと感じる人が多いと言えるでしょう。
■仕事満足度の「総合」平均点は60.2点。昨年より0.5ポイント低下
2021年の職種別平均総合点は、60.2点と、昨年の60.7点を0.5ポイント下回る結果になりました。各指標の平均点は、「仕事内容」が63.4点(昨年63.6点)、「給与・待遇」が55.0点(同56.1点)、「労働時間」が68.3点(同68.4点)、「職場環境」が62.7点(同62.1点)となり、「職場環境」以外で昨年を下回りました。
■昨年度(2020年度)総合満足度トップ3の職種は、トップ30位圏外へ
昨年度トップ3だった職種は、今年度も総合満足度の平均点は上回っているものの、順位は大きくランクダウンしてトップ30位圏外になりました。
2020年度の総合満足度1位だった「融資審査/契約審査」は、労働時間と給与・待遇面での満足度が低下しています。コロナ禍の影響を受けた企業への融資案件が増加して残業時間が延びていること、また融資審査業務においてはパフォーマンスが定量的な評価に反映されづらく、給与や待遇に不満を持つ人が増えていることが考えられます。
昨年2位の「MR」は、薬価改定などの影響から人員整理が増え、給与や雇用維持に不安を抱く人が増加していることが、満足度低下につながっていると考えられます。また、「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」によるMR活動の規制強化や、コロナ禍によるデジタル化の推進によって、営業スタイルが変化したことで、MRとしてのやりがいを感じづらくなっていることも、職場環境面での満足度低下の要因と言えるでしょう。
昨年3位の「ITコンサルタント(インフラ)」では、2020年度はコロナ禍で一気に加速したリモートワークを歓迎する声が、職場環境面の満足度を引き上げる大きな要因となっていました。2021年度はリモートワークが常態化することによって特別感がなくなり、一時的に上がっていた満足度が落ち着いた結果と言えるでしょう。また、これまでDX推進に積極的ではなかった企業の案件が増加したことにより、プロジェクトが進まない、要件定義が終わらないなどのもどかしさが、仕事内容面での満足度低下の要因となっていることも考えられます。
■満足度ランキング2021 総評:
リモートワークの普及が「労働時間」「職場環境」の指標の満足度に影響
5つの指標の中で最も満足度が高かった「労働時間」については、「働き方改革で残業が少なくなった」「休暇がとりやすくなった」「在宅勤務で通勤時間がなくなった」など、労働時間の短縮に関するコメントが多く見られました。昨年度より0.6ポイントアップした「職場環境」では、「テレワーク中心ではあるが、コミュニケーションが取れており、風通しが良い」「フルリモートが実施されており、環境面で不満はない」など、リモートワークを歓迎するコメントが多く、「労働時間」「職場環境」ともに、自由度の高い働き方が満足度につながっていると考えられます。
満足度ランキング2021の上位20位の職種では、企画・管理職と技術職が6つ、専門職が3つ、クリエイター・クリエイティブ職、事務・アシスタント職がそれぞれ2つ、営業職が1つという内訳になりました。それぞれの職種の区分ごとの点数を見ると、20職種のうち16職種で労働時間の点数が最も高く、労働時間の満足度が総合満足度の高さに大きく関与している様子がうかがえます。
■調査概要
【対象者】 20歳~59歳の男女
【雇用形態】正社員
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
※ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、doda会員登録の状況については不問
【実施期間】2021年8月19日~8月23日
【有効回答数】15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
※詳細は< https://doda.jp/guide/manzokudo/ >でご確認ください
■「doda」について< https://doda.jp >
「doda」は、「はたらく今日が、いい日に。」をスローガンに、転職サイトや転職エージェント、日本最大級のdoda転職フェアなど、各種コンテンツで転職希望者と求人企業の最適なマッチングを提供しています。
【主な調査結果】 ◆総合仕事満足度1位は「構造設計」、全112職種の中で唯一の70点台 ◆仕事満足度の総合平均点は60.2点、昨年より0.5ポイント低下 ◆昨年度(2020年度)トップ3職種「融資審査/契約審査」「MR」「ITコンサルタント」はトップ30位圏外へ ◆リモートワークの普及が「労働時間」「職場環の指標の満足度に影響 |
■総合満足度1位は「構造設計」。全112職種の中で唯一の70点台
総合満足度1位は「構造設計」でした。仕事内容、労働時間、職場環境で70点を超え、昨年の5位から順位を上げています。「社会インフラに関わる仕事で、やりがいがある」「自分で描いた図面の建物が実際に出来上がったときに達成感がある」など、仕事に対する誇りを感じさせるコメントが多く見られました。特に地震や台風などの災害が多くなっている昨今、安全性を考えて設計をする構造設計には、高い専門スキルが求められます。経験者も少ないことから、他職種と比較して希少価値の高いキャリアが築ける点も、高い満足度につながっていると言えるでしょう。
■総合満足度2位は「Web・モバイル・ソーシャル・ゲーム制作/開発」、3位は「財務」
総合満足度2位の「Web・モバイル・ソーシャル・ゲーム制作/開発」は、昨年の8位から6つ順位を上げました。4つの指標のうち、仕事内容に対する満足度が最も高くなっています。クリエイティブ職には、好きなことが仕事に直結している人や、望んでこの職種に就いている人も多く、「仕事自体にやりがいを感じている」「仕事が趣味になっている」などのコメントが多く見られます。
3位の「財務」も、昨年の10位から大きくランキングが上昇しました。労働時間の満足度が最も高く、「繁忙期以外は定時に帰れる」などのコメントからも、メリハリを付けて働いている様子がうかがえます。仕事内容に関しては、「やりたい仕事に就いている」というコメントが多く見られました。財務は経営に直結する部分が多い職種であり、自身の仕事が会社に与えるインパクトが大きい点をやりがいと感じる人が多いと言えるでしょう。
■仕事満足度の「総合」平均点は60.2点。昨年より0.5ポイント低下
2021年の職種別平均総合点は、60.2点と、昨年の60.7点を0.5ポイント下回る結果になりました。各指標の平均点は、「仕事内容」が63.4点(昨年63.6点)、「給与・待遇」が55.0点(同56.1点)、「労働時間」が68.3点(同68.4点)、「職場環境」が62.7点(同62.1点)となり、「職場環境」以外で昨年を下回りました。
■昨年度(2020年度)総合満足度トップ3の職種は、トップ30位圏外へ
昨年度トップ3だった職種は、今年度も総合満足度の平均点は上回っているものの、順位は大きくランクダウンしてトップ30位圏外になりました。
2020年度の総合満足度1位だった「融資審査/契約審査」は、労働時間と給与・待遇面での満足度が低下しています。コロナ禍の影響を受けた企業への融資案件が増加して残業時間が延びていること、また融資審査業務においてはパフォーマンスが定量的な評価に反映されづらく、給与や待遇に不満を持つ人が増えていることが考えられます。
昨年2位の「MR」は、薬価改定などの影響から人員整理が増え、給与や雇用維持に不安を抱く人が増加していることが、満足度低下につながっていると考えられます。また、「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」によるMR活動の規制強化や、コロナ禍によるデジタル化の推進によって、営業スタイルが変化したことで、MRとしてのやりがいを感じづらくなっていることも、職場環境面での満足度低下の要因と言えるでしょう。
昨年3位の「ITコンサルタント(インフラ)」では、2020年度はコロナ禍で一気に加速したリモートワークを歓迎する声が、職場環境面の満足度を引き上げる大きな要因となっていました。2021年度はリモートワークが常態化することによって特別感がなくなり、一時的に上がっていた満足度が落ち着いた結果と言えるでしょう。また、これまでDX推進に積極的ではなかった企業の案件が増加したことにより、プロジェクトが進まない、要件定義が終わらないなどのもどかしさが、仕事内容面での満足度低下の要因となっていることも考えられます。
■満足度ランキング2021 総評:
リモートワークの普及が「労働時間」「職場環境」の指標の満足度に影響
5つの指標の中で最も満足度が高かった「労働時間」については、「働き方改革で残業が少なくなった」「休暇がとりやすくなった」「在宅勤務で通勤時間がなくなった」など、労働時間の短縮に関するコメントが多く見られました。昨年度より0.6ポイントアップした「職場環境」では、「テレワーク中心ではあるが、コミュニケーションが取れており、風通しが良い」「フルリモートが実施されており、環境面で不満はない」など、リモートワークを歓迎するコメントが多く、「労働時間」「職場環境」ともに、自由度の高い働き方が満足度につながっていると考えられます。
満足度ランキング2021の上位20位の職種では、企画・管理職と技術職が6つ、専門職が3つ、クリエイター・クリエイティブ職、事務・アシスタント職がそれぞれ2つ、営業職が1つという内訳になりました。それぞれの職種の区分ごとの点数を見ると、20職種のうち16職種で労働時間の点数が最も高く、労働時間の満足度が総合満足度の高さに大きく関与している様子がうかがえます。
■調査概要
【対象者】 20歳~59歳の男女
【雇用形態】正社員
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
※ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、doda会員登録の状況については不問
【実施期間】2021年8月19日~8月23日
【有効回答数】15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
※詳細は< https://doda.jp/guide/manzokudo/ >でご確認ください
■「doda」について< https://doda.jp >
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