企業のアクセシビリティ対応をワンストップ支援—CULUMUの新診断サービス4月1日から開始

実際のユーザー視点で課題を可視化。最短5営業日で診断し、専門家のアドバイスも提供

STYZ

インクルーシブデザインスタジオCULUMUは、企業のアクセシビリティ対応を支え、すべての人にアクセシブルな体験の提供を支援する、企業導入型アクセシビリティサービス「CULUMUアクセシビリティ」を2025年4月1日(火)から提供開始します。

株式会社STYZ(東京都渋谷区、田中辰也 代表取締役社長)が運営するインクルーシブデザインスタジオCULUMU(くるむ)は、企業のアクセシビリティ対応を支え、すべての人にアクセシブルな体験の提供を支援する、企業導入型アクセシビリティサービス「CULUMUアクセシビリティ」を2025年4月1日(火)から提供開始します。

CULUMUアクセシビリティは、単なるガイドラインチェックではなく、「社会課題の当事者が評価する」ことにより、実際に困っている人の視点で診断できる点が最大の強みです。

また、「迅速対応・明確な料金体系・専門家サポート・ワンストップ対応」といった要素は、企業がウェブアクセシビリティ(※1)対応を迅速かつ着実に進めるための環境を整える重要なポイントです。

結果として、CULUMUアクセシビリティは、デジタル格差の是正、アクセシビリティ市場の発展、企業の社会的責任の強化といった社会課題の解決に貢献できるサービスです。

(※1)ウェブアクセシビリティとは、性別や障がいの有無、高齢者であることに関わらず「全ての人」がウェブサイトで提供されている情報を理解し、サービスを利用できることを指します。

ウェブアクセシビリティ診断サービスの必要性

1. 法規制・ガイドライン強化の対応

【課題】

2024年4月の障害者差別解消法改正により、企業や自治体には「合理的配慮」の提供義務が課され、ウェブアクセシビリティの対応が求められています。また、JIS X 8341-3やWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)といった基準への適合も重要視されるようになっています。しかし、多くの企業では具体的な対応方法が分からず、形式的なチェックにとどまり、実際のユーザーが直面する課題を見落とすケースが少なくありません。

【CULUMUの強み】

CULUMUアクセシビリティでは、社会課題に直面する当事者と専門家が一体となって支援に取り組みます。実際に利用者が感じる問題を当事者の視点で評価し、専門家と協力することで、企業は単にガイドラインを遵守するだけでなく、「本当に使いやすいか」という実践的な視点からも評価できるようになります。さらに、専門家による相談機能を通じ、具体的な対応策を適切にアドバイスすることで、企業のアクセシビリティ改善を総合的にサポートします。

2. デジタル格差の是正

【課題】
障害者や高齢者、外国人労働者・観光客にとって、ウェブサイトやアプリが適切に設計されていないと、情報にアクセスできず、日常生活での不便や社会的排除につながります。特に、公共機関のウェブサイトがアクセシビリティに対応していない場合、必要な行政サービスを利用できないなどの問題が発生します。また、企業のECサイトや予約システムの使いにくさが、特定のユーザー層の利用を阻害している可能性もあります。

【CULUMUの強み】

CULUMUアクセシビリティでは、当事者の視点を活かした評価を行い、実際にどの部分が使いにくいのかを明確にします。また、ワンストップでの対応が可能なため、企業や自治体がスムーズにアクセシビリティ改善に着手できる仕組みを提供します。さらに、最短5営業日で診断結果を提供できるため、デジタル格差の是正に向けた改善サイクルを迅速に回せる点も大きな強みです。

3. 経済的・市場価値の向上

【課題】

ウェブアクセシビリティは、企業にとって法規制対応の側面だけでなく、ブランド価値向上や新たな顧客層の獲得にも直結する重要な要素です。しかし、企業の多くはその重要性を理解しながらも、「コストが不明瞭」「どこから手をつければいいか分からない」といった理由で対応が進んでいません。特に、中小企業ではリソース不足により、アクセシビリティ対策が後回しにされがちです。

【CULUMUの強み】

CULUMUアクセシビリティは、明確な料金体系を採用しており、コスト面での不安なく導入できるようにしています。また、社会課題の当事者と専門家による評価を活用することで、「単なるガイドライン対応」ではなく、実際のユーザー体験を改善できるため、ブランド価値向上やESG・CSR活動の一環としての活用が可能です。さらに、専門家が具体的なアドバイスを提供するため、企業がスムーズにアクセシビリティ改善を進められます。

4. 技術・デザインの遅れ

【課題】

ウェブ制作の現場では、アクセシビリティ対応の認識不足が依然として課題となっています。開発者やデザイナーがJIS X 8341-3やWCAGの基準を理解していないことが多く、企業のウェブサイトやアプリのアクセシビリティ対応が後回しにされがちです。また、古いシステムを使っている企業では、アクセシビリティ対応が技術的に困難なケースもあります。

【CULUMUの強み】

CULUMUアクセシビリティは、迅速な診断と専門家のアドバイス提供により、ウェブ開発チームが即座に改善点を把握し、効率的に対応を進められるよう支援します。また、当事者の視点を取り入れた評価も実施可能なため、開発者が「何を優先的に改善すべきか」を明確に理解できます。さらに、ワンストップ対応により、企業のウェブアクセシビリティ改善を継続的にサポートし、技術・デザインを克服するための仕組みを提供します。


CULUMUアクセシビリティ概要

サービス概要

CULUMUアクセシビリティは、企業のWeb・アプリ担当者・制作会社・アクセシビリティスペシャリスト・社会課題に直面する当事者が連携し、長期的なアクセシビリティ向上を目指すクラウドベースのプラットフォームです。月額・年額契約でいつでも専門家に相談でき、利用者のリアルな声をもとに課題を可視化し、継続的な改善を実施できます。

サービス概要:アクセシビリティの専門家と当事者の力を集結し、長期的なアクセシビリティ向上を支援するプラットフォーム

サービスの特徴

障害当事者による評価と研修を導入し、サイトやアプリをユーザー視点で検証・フィードバックします。あわせて、専門家が迅速に課題を発見し、改善提案までスピーディに対応します。

継続的なサポートを可能にする料金体系を備え、企業規模や予算に合わせて柔軟に導入でき、専門家のアドバイスやワークショップなど包括的な支援を通じて、組織全体でアクセシビリティを持続的に高める仕組みを提供します。

組織横断でアクセシビリティを持続的に高められる仕組みを提供

サービス比較

対応内容

従来のサービス

CULUMUアクセシビリティ

実施速度

1~2ヶ月

最短5営業日

契約手続き

都度契約

柔軟なプラン選択

品質保証

WCAG・JIS準拠

当事者フィードバック含む総合評価

(WCAG・JIS規格)

価格

プロジェクトベース

透明性のある定額制

サポート範囲

試験のみが中心

試験から改善実装まで

デザインやコーディングも対応可能

Studio等のCMSにも対応

利用の流れ

標準サービスでは、プラン選択とご契約後、対象ページのデータ提出を行います。専門家によるアクセシビリティ調査・診断を実施し、レポートをもとに改善提案からサポートまでを提供します。

さらに、アクセシビリティを考慮したデザイン支援やコーディングサポート、当事者参加型ワークショップ・研修などの追加オプションを活用することで、より包括的に課題を解決できます。

標準サービスとさまざまなご要望に応じた追加オプションがあります。

CULUMUアクセシビリティ費用

エンタープライズ向けプラン

エンタープライズ向けプランでは月額プランと年額プランがあります。また、ご要望に応じて、カスタムしてのご提供も可能です。

月額プラン

月間対応ページ数

10ページまで

20ページまで

金額

月額20万円

月額35万円

年額プラン

年間対応ページ数

年間100ページまで

年間150ページまで

金額

年額180万円

年額270万円

制作会社・デザイン会社・代理店向けプラン

1ページあたり2万円を基本とし、アクセシビリティ提案サポートや無料診断サポートが可能です。

短期対応や試験導入に適したスポットプランもございますので、ニーズに合わせてご相談ください。

費用にはエンタープライズ向けプランと制作会社・デザイン会社・代理店向けプランがあります。

サービスの詳細

より詳しいサービスの詳細については、サービス紹介資料でご紹介しています。


お問い合わせ・ご相談

CULUMUアクセシビリティへのご相談、詳細についてはお気軽にお問い合わせください。


アクセシビリティ支援導入実績

「日本財団 Webアクセシビリティを考慮したサイト制作」

日本財団 Webアクセシビリティに配慮したサイト制作

アクセシビリティ診断も行い「DE&I(多様性、公平性、インクルージョン)」をテーマにしたイベントサイトの制作においてアクセシビリティに配慮したデザインにしました。

同イベントは過去数年にわたり実施した実績がありました。視覚障害がある人や日本語が読めない外国人にとってサイトから情報を取得しづらい課題が続いてました。そうした改善点を洗い出し、アクセシビリティに配慮したデザインを実装しました。

具体的に配慮した点は、色の視認性やスクリーンリーダー(コンピュータの画面読み上げソフトウェア)による情報の読み上げや操作など、さまざまな項目に対してアクセシブルな実装をしている。特に、イベント情報の要となるタイムテーブルについては、以前のPDF表示から見やすいレイアウトに変更し、デザインと実装の両面で誰もがアクセスしやすい仕様に配慮しました。また、日本語に加えて英語対応もおこないました。

日本財団 Webアクセシビリティに配慮したサイト制作 in 2023 │インクルーシブデザインスタジオ CULUMU


CULUMUアクセシビリティ パートナー募集のお知らせ

現在、私たちはこの取り組みをさらに推進するため、CULUMUの一員としてアクセシビリティ事業に携わる仲間を募集しています。

募集ポジション

ウェブアクセシビリティコンサルタント

お任せしたいこと

  • アクセシビリティの専門家として、クライアントに技術的な観点から解決策を提示

  • 定常的に品質を高めるための、チーム内での技術的な議論や取り組みの実行

業務詳細

  • クライアント向けアクセシビリティガイドラインの制作/技術支援

  • サイト運用におけるアクセシビリティ品質の担保、継続的改善活動のサポート

  • WCAG 2およびJIS X 8341-3:2016に基づくアクセシビリティ診断

  • 情報設計、ビジュアルデザイン、HTML実装の各工程における検証、診断レポートの作成、改善策の提案 等

求める人物像

  • ウェブアクセシビリティに関心があり、社会的意義のある仕事に携わりたい方

  • 障害のある方や多様なユーザーの視点を活かしたデジタル環境づくりに貢献したい方

  • コンサルティング、デザイン、エンジニアリング、マーケティングなどの経験を活かしたい方

  • チームで協力しながら、新しい価値を生み出していくことに興味がある方

  • アクセシビリティに関する深い専門知識がなくても、「誰もが使いやすいデジタル社会をつくる」という想いを持つ方であれば歓迎します。


インクルーシブデザインスタジオ CULUMU について

CULUMUのインクルーシブソリューション、デザイン支援・事業開発、デザイン評価、デザイン研修&ワークショップ

CULUMUは、高齢者や障がい者、外国人やマタニティ、Z世代・α世代など多様なユーザー、当事者と共創するインクルーシブデザインスタジオです。

ビジネスコンサルタント、UXデザイナー、UIデザイナー 、プロダクトマネージャー、エンジニアなど多数スペシャリストが在籍しているので、さまざまな事業開発の支援が可能です。

これまでデザイン&開発案件で大手企業からスタートアップまで過去100件以上の幅広い取引実績があります。

また、NPO・研究機関など多様なユーザーを支援するD&Iパートナーや開発パートナーも豊富で、従来の事業開発のみならず、社会課題への専門性やD&Iに取り組むプロジェクトも経験豊富です。

インクルーシブデザインスタジオCULUMU

デザイン開発支援

高齢者や障がい者、外国人やマタニティ、Z世代・α世代など多様なユーザー、当事者と共創するインクルーシブデザインスタジオ。事業創出をデザインで支援しています。

こんな人と話したかったを実現するCULUMUリサーチ

リサーチ支援

4,500団体以上のNPO・NGOとの繋がりを通じた希少なN=1が多く集まる調査パネルを基に、これまでリーチが困難であった人々を含む多様な人々とマッチングと定性的な調査手法を提供します。当サービスは公益財団法人日本デザイン振興会より「NPOやNGOと連携し、当事者との距離が近く洗練されたプロダクト開発の手助けになる」と評価いただき、「2024年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

https://culumu.com/research


株式会社 STYZ 概要

「民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる」をミッションに掲げ、STYZは3つの事業があります。非営利セクターを中心に新しく資金流入を促す『ドネーションプラットフォーム事業』、企業課題と社会課題の解決を共に目指す『インクルーシブデザイン&エンジニアリング事業』。そして、次世代的なテクノロジーで人間ならではの体験を創造する『システム開発&エンジニアリング事業』になります。3つの事業を通じて、企業(ビジネスセクター)・行政(パブリックセクター)、NPO(ソーシャルセクター)、個人との媒介となり、社会の課題解決の促進を行います。

社名

株式会社STYZ

代表者

代表取締役社長 田中 辰也

資本金

5,725,000円

売上高

非公開

設立

2016年3月

従業員数

60名(業務委託含む)

HP

コーポレートサイト(https://styz.io/

ドネーションプラットフォーム事業(https://syncable.biz/

インクルーシブデザイン事業(https://culumu.com/

システム開発&エンジニアリング事業(https://styz.io/tech

所在地

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102​​

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会社概要

株式会社STYZ

20フォロワー

RSS
URL
https://styz.io
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102
電話番号
-
代表者名
田中辰也
上場
未上場
資本金
550万円
設立
2016年03月