猛暑日の外出も安心!?首都圏の鉄道事業者9社局、TRIP、アイカサが連携し、『COOL MOVE TOKYO』を始動。熱中症リスクを軽減し、“気候変動に適応した先進都市”へ
国内初の「日傘シェアリング」として晴雨兼用折りたたみ傘『アイカサ mini』を山手線全駅ほか、都内の合計約150か所で提供開始。
TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)と鉄道事業者とともに構成するイノベーションクラスター「TRIP」、日本の使い捨て傘ゼロを目指す傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋谷区、代表取締役:丸川照司、以下:NIG) は、2025年7月10日(木)より、首都圏の鉄道事業者9社局と連携し、猛暑でも安心安全で快適な移動の実現と気候変動に適応したまちづくりを推進する『COOL MOVE TOKYO』を始動いたします。
本プロジェクトの第一弾では、国内初(※1)の「日傘シェアリング」として、晴雨兼用の折りたたみ傘『アイカサmini』を山手線全駅ほか都内の主要駅約150か所(3,000本)に展開し、熱中症ゼロに向け都内における熱中症リスクを軽減するとともに、“気候変動に適応した先進都市”として世界に誇れる東京を目指します。
※1 傘のシェアリングサービスとして、日傘として利用可能な晴雨兼用の折りたたみ傘の提供が初。アイカサ調べ。

■深刻化する熱中症リスクについて
近年、夏の期間が長期化傾向にあり、猛暑による熱中症リスクが年々深刻さを増しています。通勤や買い物といった日常的な外出時にも暑さ対策が欠かせない状況となり、熱中症予防が社会全体で取り組むべき重要な課題となっています。具体的には、2024年における東京都の真夏日が10月時点で82日(※2)と記録され、熱中症による救急搬送件数が3,372件に上るとともに、統計開始以来過去2番目の規模となりました。
※2 気象庁 https://www.jma.go.jp/jma/index.html
■猛暑でも安全で快適に移動できる都市インフラを構築する『COOL MOVE TOKYO』
『COOL MOVE TOKYO』は、鉄道事業者とともに構成するイノベーションクラスター「TRIP」と、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupが、首都圏の鉄道事業者9社局と連携し、猛暑でも安心安全で快適な移動の実現と気候変動に適応したまちづくりを推進する取り組みです
< 連携先の鉄道事業者 >
小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、JR東日本スタートアップ株式会社、株式会社西武ホールディングス、東急株式会社、東京地下鉄株式会社、東武鉄道株式会社、京浜急行電鉄株式会社、東京都交通局
< 晴雨兼用折りたたみ傘『アイカサmini』の設置場所 >
東京、新宿、渋谷などの主要駅はもちろん、山手線全駅ほか都内の駅約150か所(3,000本)に、晴雨兼用折りたたみ傘『アイカサ mini』展開します。

【鉄道会社】 |
【設置駅数】 |
【設置駅】 |
西武鉄道 |
3 |
西武新宿・高田馬場・池袋 |
小田急電鉄 |
7 |
新宿・南新宿・参宮橋・代々木八幡・代々木上原・東北沢・下北沢 |
JR東日本 |
30(全駅) |
東京・神田・秋葉原・御徒町・上野・鶯谷・日暮里・西日暮里・田端・駒込・巣鴨・大塚・池袋・目白・高田馬場・新大久保・新宿・代々木・原宿・渋谷・恵比寿・目黒・五反田・大崎・品川・高輪ゲートウェイ・田町・浜松町・新橋・有楽町 |
京浜急行電鉄 |
6 |
京急蒲田・逗子・葉山・汐入・横須賀中央・三浦海岸・三崎口 |
東武鉄道 |
2 |
浅草・池袋 |
東急電鉄 |
3 |
祐天寺・都立大学・自由が丘 |
京王電鉄 |
6 |
渋谷・神泉・駒場東大前・池ノ上・下北沢・新宿 |
都営地下鉄 |
4 |
新宿・新宿三丁目・曙橋・市ヶ谷 |
東京メトロ |
3 |
後楽園・新木場・渋谷 |
< 日傘が果たす健康・経済への波及効果 >
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健康被害の軽減。熱中症の一次予防手段としてリスク軽減
環境省が過去に行った調査(※3)によると、日傘を利用することで「暑さ指数(WBGT)」が1~3℃程度減少し、熱中症警戒レベルが1段階下がるなどの効果が認められており、日傘が熱中症対策として有効な一次予防手段となります。 -
都市インフラとしての価値と経済波及効果
2024年における東京都の真夏日は10月時点で、82日とされ、これは雨天日数(約110日)と比較しても都市活動への影響が大きい期間です。鉄道・自治体・民間が連携して導入することで、外出控えによる機会損失の低減や都市経済の活性化につなげます。
※3 日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~(環境省)https://www.env.go.jp/press/106813.html
■晴雨兼用折りたたみ傘『アイカサ mini』について
「晴れも雨の日も。自由自在」をコンセプトに開発された『アイカサ mini』は、軽量(約250g)かつコンパクトでありながら、紫外線遮蔽率99.9%以上・遮光率99.99%以上(1級遮光生地使用)※4の高性能生地を使用し、夏の強い日差しや紫外線から利用者を守ります。


【製品概要】
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商品名: アイカサ mini
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利用料金: 24時間140円 / 月額280円(使い放題プラン) ※通常のアイカサも利用可能)
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重さ: 約260g
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色: ブラック、スカイグレー、ベージュ (初期展開色)
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サイズ: 親骨60cm / 折りたたみ時:長さ31cm、幅5cm、高さ6cm
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機能・スペック:UVカット率99.9%以上、遮光率99.99%以上(1級遮光)、耐風(グラスファイバー骨使用)、記憶形状生地
※4 「紫外線遮蔽率 99.9%以上(JIS L 1925試験値)」「遮光率99.99%(JIS L 1055 A法試験値)」

■傘のシェアリングサービス『アイカサ』について

『アイカサ』は、“雨の日も晴れの日も快適にハッピーに“と”使い捨て傘をゼロに“をミッションに2018年12月にサービスを開始した日本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な雨にもビニール傘をその都度購入せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルな『アイカサ』を借り、雨が止めば最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら手ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。
現在は、アプリ登録者数75万人を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関西、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開し、スポット数1,800箇所以上に設置しています。傘がないことによって移動ができないことや、濡れて不快になることを無くし、一人一人が過ごしたい今を過ごせるよう「雨の日のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし人にも地球にも愛ある社会づくりを構築します。 『アイカサ』アプリの登録はこちらから:https://www.i-kasa.com/
■イノベーションクラスター「TRIP」とは

TIS株式会社と鉄道事業者で構成され、TISのこれまでのスタートアップ支援の推進による知見と、鉄道事業者各社が有する多様なアセットを活かし、スタートアップ支援によるイノベーションを創出するための組織。
【扱う分野】
“鉄道・交通”をメインテーマとし、ウェルビーイングや気候変動対策(クライメートテック)、生物多様性の回復・保存(ネイチャーテック)などの領域でスタートアップ企業の技術・ソリューションを活用し社会課題の解決を目指します。
【体制・活動内容】
クラスター構成企業として新たに参画いただける鉄道・交通事業者や、活動にご協力いただける事業会社(支援パートナー)をそれぞれ募集し体制を強化することで、スタートアップ企業の資金調達やビジネスマッチング、プロモーション等、幅広い支援活動ができるクラスターを目指し活動していきます。
HP:https://tib-trip.com/
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