石垣市における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定 」の締結について
西日本電信電話株式会社 沖縄支店
株式会社NTTSportict
石垣市(市長:中山 義隆)、西日本電信電話株式会社 沖縄支店(支店長:古江 健太郎、以下、NTT西日本)、株式会社NTTSportict(代表取締役社長:中村 正敏、以下、NTTSportict)は、2024年5月23日(木)に、石垣市における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定」(以下、連携協定)を締結しました。
3者は、この連携協定に基づき、石垣市内の主要なスポーツ施設にスポーツDXソリューション(撮影・配信用のプラットフォームやAIカメラ等)を試験的に導入し、スポーツ大会や試合の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化等を図ることで、石垣市スポーツ推進計画(2020年3月 石垣市)を加速させていきます。
1.連携協定の目的
石垣市では、2020年3月に策定した石垣市スポーツ推進計画の基本方針において、「スポーツによる地域活性化の推進」と、「スポーツ施設の有効活用と整備の推進」を掲げており、スポーツを起点とした街づくりを積極的に推進しています。
一方で 、離島という地域特性からスポーツイベントへの集客やコミュニティ形成が難しいという問題を抱えております。
また、NTTSportictでは、スポーツDXによる新たな地域コミュニティを生み出すためのまちづくり「マチスポ」(※別添参照)に取り組んでおり、現在、NTT西日本と連携し、全国の自治体に対して、マチスポの提案を進めています。
今回、3者がマチスポを軸としたスポーツDX分野で包括的な連携と協力関係を築き、それぞれが有する人的・物的資源を連携することで、地域の課題に適切に対応し、協働による事業を推進することにより、活力ある地域社会の形成・発展及び市民サービスの向上をめざすとともに、石垣市スポーツ推進計画を加速させていきます。
2.連携協定の概要
主要なスポーツ施設の利便性向上による生涯スポーツ振興を通じた社会効果(健康・長寿の維持増進や地域間交流の活性化等)、スポーツ大会や試合の発信力強化を通じた経済効果(地域外からの収益獲得等)を創出するとともに、スポーツDXソリューションを通じて、身近で気軽に参加できる新たな地域コミュニティの形成・活性化をめざします。
例えば、石垣市で盛んに取り組まれているマーチングを撮影し、練習の振り返りや情報発信に活用したり、県大会等の競技のリアルタイム配信と同時にコミュニティサイトで応援したりする等、石垣市ならではの特色ある「スポーツまちづくり」の形を提供します。
3.役割分担
石垣市:
マチスポ実証の運営主体、実証フィールドの提供
関係者への協力要請 等
NTT西日本:
実証全体のプロジェクトマネジメント
実証にあたってのAIカメラ等の試験的導入の支援・効果検証
実証後におけるAIカメラ等の本格導入の支援 等
NTTSportict:
AIカメラ/PTZカメラ等の機材含む配信システムの提供
初期導入所の運用レクチャー、オンラインサポート 等
4.今後の展開
石垣市内の主要なスポーツ施設(石垣市中央運動公園総合体育館・野球場等)にスポーツDXソリューションを試験的に導入します。それらを日常的な練習やスポーツイベントで活用いただき、スポーツDXソリューションの効果検証を行います。効果検証と併せて、設置場所の拡大や更なる利用シーンの創出にも取り組んでまいります。
こうした取組みを通じて、スポーツ大会や試合の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化等を図り、石垣市スポーツ推進計画を加速させていきます。
※ニュースリリースに記載されている情報は、発表時点のものです。現時点では、発表時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いします。
(※別添)
スポーツD Xソリューションについて
今回、石垣市の総合体育館など石垣市内の主要スポーツ施設に設置する無人撮影カメラには、A Iによる自動撮影や編集機能を備えています。現在、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、サッカー、ラグビーなど16競技の撮影に対応しており、さまざまなスポーツを撮影することができます。
野球場には、ホーム側とセンター側の映像を自動で切り替えできる野球専用A Iカメラを設置します。
また、固定カメラも設置し、A Iカメラと組み合わせることで撮影の幅が広がります。
スポーツDXによるまちづくり「マチスポ」について
地域スポーツを活用したコンテンツを無理なく継続的に制作・運用できる仕組みとして、マチスポプラットフォーム(自動映像化+コミュニティ)を活用し「地域スポーツによるまちづくり」施策を点から線、そして面へと拡大していきます。
① A Iカメラ等によりスポーツ施設で行われる試合などを自動で撮影、映像コンテンツ化します。
② オンラインコミュニティプラットフォームでリモート観戦環境を提供、地域固有コンテンツを発信していきます。試合を観戦しながら応援メッセージを書き込むこともできるので、地域コミュニティの輪が広がります。
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