デビュー二作目『襷がけの二人』で直木賞候補! 注目の著者・嶋津輝、二年ぶりの最新作『カフェーの帰り道』11月12日刊行
大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”
2016年に「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。2023年刊行の長編『欅(たすき)がけの二人』で第170回直木賞候補となり、一躍注目を集めた嶋津輝さんの第3作『カフェーの帰り道』を11月12日に刊行します。

『カフェーの帰り道』は、大正から昭和にかけ、東京の下町にあるカフェーで働いた個性豊かな女給たちを描いた短編集です。刊行にあたり、作家・原田ひ香さんからも絶賛をいただきました!

銘仙に白いフリルのついたエプロン。
コーヒーや軽食を運び、客の話し相手をする、
時代を移す鏡であった仕事「女給」。
約百年前の物語でありながら、
彼女たちの抱く悩みは現代を生きる私たちにも通じる部分があります。
激動の時代を朗らかに生きた“女給さん”の姿から元気をもらえる、
あたたかな作品集となりました。
◇著者取材可能です。ぜひご検討ください。
■著者プロフィール
嶋津輝(しまづ・てる)
1969年東京都生まれ。2016年、「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。19年、同作を含む短編集『スナック墓場』で書籍デビュー(文庫化にあたり、『駐車場のねこ』と改題)。23年刊行の長編『欅(たすき)がけの二人』で第170回直木賞候補となる。『猫はわかっている』『私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー』などのアンソロジーにも作品が収録されている。
■書誌情報

カフェーの帰り道
嶋津輝
判型:四六判仮フランス装
ページ数:228ページ
発売日:2025年11月12日
ISBN:978-4-488-02936-4
Cコード:C0093
価格:1,870円(税込)
カバー図案:「美術海」(C)芸艸堂
装幀:鈴木久美
内容紹介:
東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。
目次
「稲子のカフェー」
「嘘つき美登里」
「出戻りセイ」
「タイ子の昔」
「幾子のお土産」
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像

