ともだち ともる こころに ともる。文研出版より『ともだち ともる』を発売!
あらすじ
同じカエルなのに、話しかけることができないアマガエルとウシガエル。
「あのひとが、ぼくのともだちだったら」
「あいつが、おれのともだちだったら」
ある日、ふたりは寄り添って、同じ夕陽を見つめます。
それはとても幸せな時間だったのに、時間が経つと、
前よりも寂しいことに気づきます。
ついに、ウシガエルはアマガエルに声をかけて……。
編集者より
内田麟太郎さんの優しく寄り添う文章に、黒井健さんが思わず触れたくなるような絵を描きました。その存在を思うだけで、心にあたたかな光を灯してくれるともだち。お互いの心に灯ったほのかな光は近づくほどに明るさを増し、ひとつになります。
身近なだれかを大切にしたくなる絵本です。
著者
内田麟太郎(うちだ・りんたろう)・作家
1941年、福岡県大牟田市生まれ。詩人、絵詞(えことば)作家。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)、『すやすやタヌキがねていたら』『ともだちできたよ』(ともに文研出版)で日本絵本賞、『ぼくたちはなく』(PHP研究所)で三越左千夫少年詩賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。 他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、「ねこの手かします」シリーズ、「大どろぼう ジャム・パン」シリーズ(ともに文研出版)など多数ある。故郷大牟田市に、ともだちや絵本美術館がある。
黒井 健(くろい・けん)・画家
1947年、新潟県新潟市生まれ。新潟大学教育学部美術家卒業。日本児童出版美術家連盟会員。出版社の絵本編集部を経て、フリーのイラストレーターとして独立。絵本・童話のイラストの仕事を中心に活躍する。1976年に初めての絵本『あめってあめ』(矢崎節夫/作)を出版。代表作に『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』(新美南吉/作)、『猫の事務所』『水仙月の四日』(宮沢賢治/作)、「ころわん」シリーズ(間所ひさこ/作)など300冊以上の児童文学や絵本の挿絵を手掛ける。1983年サンリオ美術賞受賞。2023年日本児童文芸家協会児童文化功労賞受賞。2003年、山梨県の清里に「黒井健絵本ハウス」を設立。2010年より、新潟市立中央図書館こどもとしょかん名誉館長に就任。
商品情報
『ともだち ともる』
シリーズ:えほんのもり
対象:幼児~小学校低学年
判型:A4変型判
本体価格:1,500円(税別)
ISBN:978-4-580-82420-1
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