【広島国際大学】義肢装具学ぶ学生が動物のQOL向上へ研究会
動物病院や動物園と連携し、治療の可能性広げる
広島国際大学(学長:清水壽一郎)リハビリテーション学科義肢装具学専攻の学生有志が、課外活動団体「動物義肢装具研究会」を発足させました。義肢装具士を目指す学生が、専門知識・技術を生かし、動物病院や動物園などの施設から依頼を受けた動物の義肢装具の製作や適合を行います。動物の生活の質(QOL)を向上させることで飼い主の人生を豊かにし、地域社会に貢献することを目指します。
【本件のポイント】
● 義肢装具の製作技術という専門性を動物に応用する先進的な取り組み
● ペットの治療の可能性を広げて飼い主の人生を豊かにし、地域社会に貢献する
● 学生が多様な症例に触れることで、将来必要となる応用力や問題解決能力を養う

近年、ペットは「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」として家族の一員という位置づけに変化し、高齢による体力低下や病気、けがなどへの治療ニーズも多様化しています。しかし、ヒトの医療で確立されている義肢装具の技術を動物に応用する例はまだ少なく、四肢の欠損や機能障害に対する治療・リハビリの選択肢は限られていました。
動物義肢装具研究会では、同専攻で動物義肢装具の研究に従事している山田哲生講師の指導の下、将来、義肢装具士を目指す学生が、獣医師や飼い主と連携しながら、一頭一頭に合わせたオーダーメイドの義肢装具を製作しています。これまで治療が難しかった動物の運動機能回復やQOL向上から、新たな動物医療の可能性を広げます。活動を通じて、学生は義肢装具士として活躍するために必須となる、応用力や問題解決能力を養います。
【活動概要】
1.団 体 名 :広島国際大学 動物義肢装具研究会(2025年8月発足)
2.所属学生:リハビリテーション学科義肢装具学専攻の学生 10人
3.活動状況:年間を通じて、動物園や動物病院の獣医師と連携し、動物の義肢装具に関する支援・研
究・啓発活動に取り組みます。現在、両脚の膝の骨を脱臼しているアルパカの装具の開
発や、四肢にまひのある猫・高齢により歩行が困難になった犬に向けて車いすを制作。
また、右足に欠損のあるハゲコウ(コウノトリ科の大型の鳥)の飛行を可能にする義足
を製作しています。
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