サイバーリンク AI顔認証エンジン「FaceMe®」、第10世代の顔認証モデル、認証精度およびパフォーマンスの向上、最新のハードウェア対応などを発表
FaceMe® 新機能について
<第10世代顔認証モデル UH10, VH10, H10>
従来までの第6世代顔認証モデルと比較し、認証精度を大幅に向上しだけではなく、さらにマスクやゴーグルなど、顔が大幅に遮蔽されている認証が困難な状況においても、高い認証制度の維持が可能となります。また、GPUメモリ使用量の低減や認証時間など、パフォーマンスも大幅に向上しています。
例1: マスクとゴーグルを着用した状態での積極認証の結果において、従来の第6世代顔認証モデル (VH) の場合、一般的な生体認証において最も厳しい他人受入率では同一人物と判定することが難しかったケースが第10世代顔認証モデルでは本人と判定可能となりました。
例2: マスクとゴーグルに加え、帽子も着用した状態での積極認証の結果において、他人受入率を高く設定しなければ認証することが難しかったケースが、第10世代顔認証モデルではより厳しい他人受入率の設定でも本人と判定可能となりました。
<パフォーマンスの改善>
第10世代顔認証モデルは、第6世代顔認証モデルと比較して、顔認証に必要な時間のパフォーマンス改善を実現しています。
NVIDIA RTX A2000 のパフォーマンス 22.1% UP
Intel Core i3 CPUのパフォーマンス 9.5% UP
QCS 6125 SNPE-DSPのパフォーマンス 109% UP
NXP i.MX8M Plus SoCのパフォーマンス 20.4% UP
<NVIDIA RTX 40 Series GPUサポート&GPUメモリの使用量を低減>
NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズ をサポート
さらに、GPUメモリの使用量をUHモデルで59%、VHモデルで57%抑えることが可能となりました。
<Jetson Xavier & Orinサポート>
Orin シリーズをサポート (Orin Nano, Orin NX, AGX Orin)
また、Xavierシリーズ、OrinシリーズともにJetpack 5.1.1をサポートしました。
<その他新機能、強化機能>
Accelerate Face Extraction on Qualcomm SNPE-DSP
MTK Genio 700 Support (v6.14にて対応)
Support eYs3D for 3D Anti-spoofing (v6.14にて対応)
Update Himax SDK for Android 12 (v6.14にて対応)
Support Fangtec IR+RGB on Android via USB (v6.14にて対応)
【FaceMe® について】
AI顔認証SDK「FaceMe®」とは
ディープニューラルネットワーク AI 技術を使用した FaceMe® は、高速な認識速度(0.2秒以下)と高い認識精度(本人識別率 99.7%)、角度のついた顔でも認識する広い認識範囲を実現するリアルタイムAI顔認識エンジンです。
また、IoT用エッジデバイスからクラウドまで様々な環境に幅広く対応していることで、幅広いユーザーの要求に柔軟に対応できます。
AI顔認証エンジンFaceMe®の特長
■歩行中人物の顔を認証する「ウォークスルー認証」を実現
本人識別率99.7%の認証精度だけでなく、認証速度0.2秒以下、認証角度左右60度、上下50度と認証速度、認証角度においても世界トップクラスの性能を誇ります。これにより入退出管理や、電子錠の管理を行う際に、歩行したまま認証する「ウォークスルー認証」が可能になります。
■産業用デバイスやクラウドだけでなく、iPadなどのタブレットデバイスやスマートフォン、IoTデバイスでも高速動作を実現
FaceMe®は産業用PCやワークステーションなどの高性能なデバイスだけでなく、マシンスペックが高いとはいえない市販のタブレットやスマートフォン、組み込み向けIoTデバイス等でも十分実用可能な性能を発揮するよう作られています。顔認証システムの導入に高額な専用端末を必要としません。
FaceMe® の製品情報はこちら: https://jp.cyberlink.com/faceme
「生体認証の特徴となりすまし防止機能」「顔認証のメリット・デメリット」など、顔認証のさまざまなトピックを解説するマーケットインサイトはこちら: https://jp.cyberlink.com/faceme/insights/articles
FaceMe® YouTube チャンネルはこちら:
https://youtube.com/playlist?list=PLruWrgqKnEsFEhpaKWuIdU5T5DaZ6oPD8
■サイバーリンクについて
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔識別技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。 コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。
日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。
映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe®」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。
サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください: https://jp.cyberlink.com
■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。
ここに記載されたすべての会社名と製品名は認識目的でのみ使用され、それぞれの所有者の財産です。
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