『ブラザーズ・ブラジャー』『人間みたいに生きている』の佐原ひかり最新長編『リデルハウスの子どもたち』が東京創元社から発売!
金色の草原の果て、緑に囲まれた白亜の校舎。「リデルハウス」には秘密があった。
第二回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞し、受賞作を改題・加筆した『ブラザーズ・ブラジャー』でデビューした佐原ひかりさん。『人間みたいに生きている』『ペーパー・リリイ』『スターゲイザー』など精力的に作品を発表され、注目を集めてきました。
そんな佐原さんの新作長編『リデルハウスの子どもたち』が11月20日に発売となりました。

『リデルハウスの子どもたち』は全寮制の学園「リデルハウス」を舞台にした少年少女の物語です。
名門校として知られる「リデルハウス」の生徒の中には、特別な才能を持った「ラヴ」と呼ばれる子どもたちがいます。かれらは学園との"契約"で、さまざまな制約を受けるかわりに在学中、一度だけ「ギフト」と呼ばれる力を使って望みを叶えることができます。
両親を早くに失い、帽子屋の祖父に育てられたアモニカは、フライデーと名乗る謎の篤志家の援助でことの「リデルハウス」に編入します。フライデーが援助の条件とした「週に一回手紙を書く」いうまるで『あしながおじさん』のような求めは、どうやら謎めいた「ラヴ」たちの真相を探りたいという意図がありそうなのですが、その本当の意図とは……?(「金曜日(フライデー)のゆううつ」)。
どこか懐かしく、心躍る秘密めいた物語をお届けします。


リデルハウスの子どもたち
佐原ひかり
判型:四六判仮フランス装
ページ数:314ページ
発売日:2025年11月20日
ISBN:978-4-488-02938-8
Cコード:C0093
装画:まめふく
装幀:アルビレオ
内容紹介:
金色にかがやく草原の果てに佇む、緑に囲まれた白亜の校舎。全寮制の名門校リデルハウスには、奇妙な制度があった。特別な才能を認められた生徒は「ラヴ」と呼ばれて、普通の生徒が知らない場所で学園生活を送っている。そして、かれらはリデルハウスからの“制約”の見返りとして、在学中に一度だけ「ギフト」を行使できる。「ギフト」は、実現可能な望みであればなんでもひとつ、叶えることができるという──。
新鋭が紡ぐ、懐かしくも新しい少年少女たちの物語。
目次
「金曜日(フライデー)のゆううつ」
「水曜日の誘拐」
「木曜日は真夜中に」
「月曜日のページ・ボーイ」
「日曜日の魔法使い」
◾️著者プロフィール
佐原ひかり(さはら・ひかり)
1992年兵庫県生まれ。2017年「ままならないきみに」で第190回コバルト短編小説新人賞を受賞。19年「きみのゆくえに愛を手を」で第2回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞、同作を改題、書き下ろしを加えた 『ブラザーズ・ブラジャー』でデビュー。他の著書に『ペーパー・リリイ』『人間みたいに生きている』『鳥と港』 『スターゲイザー』 『ネバーランドの向こう側』がある。
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