名古屋商科大学は高校教員を対象とした「Case Teaching Workshop 2024」を開催しました
名古屋商科大学は、2024年8月20日から22日にかけて、高校教員を対象とした「Case Teaching Workshop 2024」を開催しました。名商大ビジネススクールでは、すべての授業において、現実の経営問題を題材としたビジネスケースを教材に用いる「ケースメソッド」を導入しており、今回は高等学校におけるケースメソッド教育の普及を目的としたケースメソッド教授法のレクチャーやデモ授業、高等学校教員による授業演習とそのフィードバックなどが行われました。
研修では、学習者の立場から始まり、討論を促す授業の設計とその運営、さらにケース教材の作成について、参加者全員で学びを深めました。参加した高校教員からは、「ケースメソッドについて知れば知るほど興味が湧き、授業で実践したくなった」、「教員自身のスキル向上に非常に有意義な研修であり、モチベーションが高まった」などの感想が寄せられました。
プログラム内容
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講演 〜いまなぜケースメソッドなのか?〜
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ケースメソッド教授法レクチャー
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デモ授業
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講演 〜高等学校で行うケースメソッド教育の課題〜
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参加者の高校教員による授業演習とそれに対するフィードバック
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パネルディスカッション
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質疑応答
デモ授業では、名古屋商科大学および同ビジネススクールの教授陣が、実際の授業で使用しているケースを用いて授業を実演しました。参加した高等学校教員の方々からは積極的な挙手や発言があり、グループ討議では活発な議論が講義室内を賑わせました。
ケースメソッド教授法のレクチャーやデモ授業のフィードバックでは、ケースメソッド授業の仕組みについて体系的な解説が行われました。高等学校で実際に授業を実施する際の授業構成や評価方法などについて、大学教育での事例を参照しながら、実用的な気づきを得る場となりました。
積極的にケースメソッド授業を実践している長野県穂高商業高等学校の先生による授業実演では、参加者を生徒に見立て、オリジナルのケース教材を用いた授業が行われました。日々直面しているケースメソッド授業の難しさを克服するヒントを、講師と参加者が共に議論しました。
全プログラムを通じて、参加者の皆様それぞれが新たな気づきを得ると共に、今後のケースメソッド実践に対するモチベーションを大いに高めることができた3日間となりました。
講師紹介
竹内伸一 名古屋商科大学ビジネススクール 教授
1988年早稲田大学教育学部卒業。マツダ株式会社を経て、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、2011年慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、2015年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(博士(教育学))。
2004年ケースメソッド教育研究所代表、2006年株式会社ケースメソッド教育研究所代表取締役。2006年慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究助手、同講師、特任准教授を経て、2016年徳島文理大学人間生活学部教授、2018年名古屋商科大学大学院マネジメント研究科教授。
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