[札幌版]【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 4ヵ月連続で上昇し、3%台が目前に(三幸エステート)
募集賃料 統計開始以来初の12,000円/坪台へ上昇
※1:主要エリア=札幌市南口エリア・北口エリア・大通エリア
2024年1月号概要
全規模ビル 空室率&潜在空室率:空室率 新築ビルが竣工したことが上昇要因
全規模ビル 募集賃料&募集面積:募集賃料 緩やかな上昇傾向が継続
規模別 空室率:「中型」統計開始以来初の2%台へ低下
全規模ビル 主要エリア 空室率:主要3エリア全てで上昇
※大規模ビル:1フロア面積200坪以上、大型ビル:同100坪以上200坪未満、中型ビル:同50坪以上100坪未満
※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/
支店長の視点
昨年に続き、今年も約1万坪のまとまった面積の新規供給が予定されている。郊外からの立地改善移転や自社ビルから賃貸ビルへの移転といった需要が供給によって喚起されるケースが散見される。足元では前向きな需要が底堅く、昨年竣工した新築ビルへ移転したテナントによる二次空室の発生も限定的な水準に止まる。今夏までは需給バランスが大きく緩む要因が見当たらず、引き締まった状態が続くとみられる。(札幌支店長 滝口恵貴)
札幌市 全規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率 新築ビルが竣工したことが上昇要因
空室率は前月比プラス0.10ポイントの2.96%と、前月から小幅に上昇した。新築ビルが空室を抱えて竣工したことが上昇要因だが、商談中の募集区画もあり、今後は成約が進むとみられる。エリア別では「北口」が前月比プラス0.5ポイントの大幅な上昇となった。潜在空室率は前月比プラス0.03ポイントの3.97%だった。幅広い面積帯でテナントの移転に向けた動きが活発で、拡張移転や新規開設等の前向きな需要が多い。
<空室率&潜在空室率>
※空室率:貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率:貸付総面積に対する「募集面積」の割合
既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※統計開始日: 1994年1月1日
※2023年12月末現在および各年12月31日時点
札幌市 全規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 緩やかな上昇傾向が継続
募集賃料は前月比プラス180円/坪の12,077円/坪となった。8ヵ月連続の上昇で12,000円/坪台となり、統計開始以来の最高値更新が続いている。
<募集賃料&募集面積>
※募集賃料: 共益費込
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集中面積の合計
※統計開始日: 1994年1月1日
※2023年12月末現在および各年12月31日時点
札幌市 規模別 空室率
「中型」統計開始以来初の2%台へ低下
<規模別 空室率>
※大規模ビル: 1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※大型ビル: 同100坪以上200坪未満の賃貸オフィスビル
※中型ビル: 同50坪以上100坪未満の賃貸オフィスビル
※統計開始日: 1994年1月1日
※2023年12月末現在および各年12月31日時点
札幌市 全規模ビル 主要エリア 空室率
主要3エリア全てで上昇
<主要エリア 空室率>
※統計開始日: 1994年1月1日
※2023年12月末現在および各年12月31日時点
6大都市 空室率 募集賃料(大規模ビル)
<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>
<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>
※募集賃料 : 共益費込
※2023年12月末現在および各年12月31日時点
その他の全国6大都市の大規模ビル(東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡)のマーケットデータをまとめた各都市のプレスリリースは、下記リンク先よりダウンロードいただけます。
https://prap.gigapod.jp/fda5c39139c4b9d62df810d7cd19a51fe48022cff
三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。
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