宇宙・防衛事業準備室が正式にスタート
代表取締役社長が室長を兼任
株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則、以下当社)は、2025年7月14日付で、「宇宙・防衛事業準備室」室長に当社代表取締役社長の杉野文則が就任(兼任)し、その事業活動を正式にスタートさせましたので、お知らせいたします。
■当社代表取締役社長 杉野文則よりコメント
先日、宇宙・防衛事業準備室を7月中旬にスタートさせることを発表させていただきました。
これについて、当社として2つの狙いがあります。
一つは、TOMER社(日本代表 小宮久氏)が日本へ進出するにあたり、その支援を行うことを通じ、当社事業に活用可能な技術を獲得し、事業可能性を検討することです。
もう一つは、当社が得意とする通信に関わるところです。
当社は、かつてのPHS、@写メールから、現在のWi-Fiに至るまで、創業当時から通信系の事業を手掛けております。
翻って、各国の防衛における昨今の重要課題は、通信系の傍受、主要インフラサーバへの攻撃などへの対処に形を変えてきております。先日、今回、顧問になっていただいた武藤佳恭先生とお話したときに、世界で一番攻撃を受けているアメリカ政府のサーバが、いかに対応しているかのノウハウの一端をお聞きすることができました。それによると攻撃への対処ももちろん重要ですが、その復旧のスピードもまた、いかに重要であるかを痛感させられるものでした。
国内の通信の世界では、ユーザが直接利用する機能を提供するなど、通信プロトコルの階層構造において上位とされるレイヤーの経験者は多いのですが、その基盤となるネットワークそのものを稼働させる仕組みを担う下位レイヤーの経験者となると、必ずしも多くはないのが実情です。そこで通信の世界における私どもの長きにわたる経験に加え、下位レイヤーから上位レイヤーまでに関わり、かつ世界最先端を行くご経験をお持ちの武藤先生からアドバイスをいただきながら、防衛分野での新しいビジネスを構築できればと考えております。当社には、元NTT、元クアルコム、元NECグループ等、下位レイヤーから上位レイヤーまでにいたる通信技術を理解し、また実際に経験を積んでいる人材が在籍しております。
一方、私はビーマップを起業する前、日油株式会社(在籍当時の名称は「日本油脂株式会社」、以下日油)に10年間在籍しておりました。ビーマップは、日油の新規事業開発室を原点としており、マネジメント・バイ・アウトによりスタートしております。
日油は3大事業(化薬(日本一のシェア)、油脂、塗料)を実践する多様性をもった企業であり、ある事業の業績が悪くとも、別の事業がそれを支え、企業全体の業績を維持するという事業構造でした。私もそれに倣い、鉄道関係、通信関係と2つの事業で今までビーマップを築き上げてきました。
日油のスローガンは私が在籍していたときからずっと「バイオから宇宙まで」です。弊社はこれにも倣って、今後は「エンターテイメント、モビリティ、通信から宇宙まで」と、多様性のある事業で社会課題を解決する事業を進めたいと考えております。
また、代表取締役である私自らが、「宇宙・防衛事業準備室」の室長に就任することにより、スピード感をもって事業を推進していきたいと考えております。
最後にもう一つ、当社顧問となっていただいた武藤先生と無線通信との関わりについて付け加えさせていただくと、日本で最初のWi-Fi製品はかつて伊藤忠商事株式会社のグループ企業が輸入したイスラエル製の「BreezeCOM FHSS」で、武藤先生のご自宅と慶応大SFCの間(1.2km)を繋いだのがスタートとのことです。1990年代後半の時期のことで、さらにその仕様がIEEE802.11に採用され、改良に改良を重ねながら、今日に至るまでWi-Fiの世界基準となっているのです。
■「宇宙・防衛事業準備室」設置に関連する、これまでのプレースリリース
・「宇宙・防衛事業準備室」を開設(2025/7/3発表)
https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/25070301246.pdf
・顧問の委嘱について 慶應義塾大学名誉教授、武蔵野大学教授の武藤佳恭氏を
当社顧問に迎えます(2025/7/10発表)
https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/25071001247.pdf

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