TISの『FAST TRACK』が、コンテンツ・マネジメント・プラットフォーム「Box」、クラウドアクセス管理「OneLogin」と連携

~ 多拠点体制や外部パートナーとの協調型ワークスタイル基盤を、クラウド環境でセキュアかつ短納期・低コストで構築 ~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下 TIS)は、クラウド型アプリケーション基盤『FAST TRACK(ファストトラック)』に、コンテンツ・マネジメント・プラットフォーム「Box」と、クラウドID管理サービス「OneLogin」の連携機能を追加したことを発表します。
 11月より提供開始している新バージョン「Version2.1」では、「Box」内で管理する文書に対して、ワークフローの進捗状況に紐付けた形で配信・共有が可能になります。また、「OneLogin」との連携では、業務で用いるWebアプリケーションの ID/パスワードの管理工数が削減され、よりセキュアなアプリケーション利用が可能になります。

 『FAST TRACK』の「Box」と「OneLogin」との連携機能を活用することで、多拠点体制や外部パートナーと文書交換・管理する業務では、メールによる情報共有と比較してよりセキュアな環境での協調型ワークスタイル基盤の構築が可能になります。

 TISは、「Box」と「OneLogin」との連携機能を追加した『FAST TRACK』を、多拠点体制を持ち、外部パートナーと文書交換・共有化の機会が多い製造業や製薬業、流通・小売業などを中心に拡販していき、2018年末までに50社へ導入を目指します。

■『FAST TRACK』の機能追加の背景
 ビジネスのグローバル化・多様化が加速し、多数の拠点でシステムの運用を行う流通業や小売業、海外を含む外部パートナーとの協調した事業推進が必要な製造業や製薬業では、部門間・拠点間・企業間を跨いだ情報共有・活用は必須の対応となっています。
 これらの企業では、拠点間や社外のパートナー間で共同作成する文書に対して「同一基盤での編集・大容量データの共有」「業務プロセス連携」「版管理・差分管理」などの実現に向けたIT投資を進めています。しかし、その運用では「システムのアクセス権限設定、履歴管理」「モバイルデバイスでの活用」など情報セキュリティ対策の課題がありました。

 そこで、TISはクラウド型業務アプリケーション基盤『FAST TRACK』に、以下の3つのメニューを追加し、短納期・低コストに協調型ワークスタイル基盤を構築する支援を行います。

1)コンテンツ・マネジメント・プラットフォーム「Box」連携サービス
2)クラウドID管理サービス「OneLogin」連携サービス
3)業務プロセスの見える化を実現する「事務基盤テンプレート」

■『FAST TRACK』に追加された新メニュー
1)「Box」連携オプション
 「Box」連携オプションでは、「Box」と『FAST TRACK』をAPI連携させ、セキュアな文書交換・共有化を行い、多拠点体制や外部パートナー間でのビジネスのスピードアップを実現します。セキュアな環境で情報共有された文書と「intra-mart」を利用したワークフロー連携により、ワークフローの進捗に応じた文書管理が可能になります。

<業種、業務別での利用例>

 

業種 業務 用途
製造業 設計図面交換・公開 海外拠点が作成した設計文書を社内で審査後に、Box経由で営業担当者やパートナー企業に公開。
流通・小売業 販促資料配信 デザイン会社が作成した販促用広告データをマーケティング部門で審査後に、Box経由で各店舗に配信。
製薬業 添付文書管理 添付文書を過去文書と差分比較しながら審査。審査後文書をBox内で版管理や全文検索などで活用。

<図面文書申請承認・公開閲覧における「Box」連携サービスの利用イメージ>

 


パートナー企業が図面・文書を作成後、Box上の共同作業フォルダにアップロードした後に、自社内では承認ワークフローが起動。承認後の処理としてコメントの追記などができ、承認文書は、自動的に公開フォルダに格納され、自社内やパートナー間での共有・展開が可能に。外部のモバイル端末からの閲覧も可能なため、進化したワークスタイルを実現可能です。

2)「OneLogin」連携サービス
 「OneLogin」連携サービスでは、ディレクトリ連携によるアクセス権の集中管理や、高いセキュリティを保った状態でのクラウドアプリの利用が可能になります。『FAST TRACK』上で構築・運用している業務アプリケーションや「Box」などのクラウドアプリケーション毎にID/パスワードを変える必要が無く、ワンクリックでのサインオンを実現します。

<「OneLogin」連携サービスの利用例>
 営業担当が外部からモバイル環境で、「Box」と『FAST TRACK』連携により構築された協調型ワークスタイル基盤にアクセスする際に、「OneLogin」の認証機能で、特定端末からのみ「FAST TRACK」や「Box」上の公開フォルダにシングルサインオンでアクセスできるようになります。

3)事務基盤テンプレート
 「事務基盤テンプレート」は、TISが過去のintra-martベースの開発案件で培ったノウハウをIM-BIS(*)ベースのオリジナル部品テンプレート化して提供するサービスです。本テンプレートを採用することで、IM-BIS開発の共通性の維持とシステム化の工期短縮・生産性向上を実現します。
 審査業務やクレーム管理など複数部門にまたがり更新頻度の多い業務では、標準のワークフローを導入した場合でも「管理者が進捗状況を確認できない」「データ単位で閲覧制御できない」などの課題が発生します。本テンプレートにより、「処理済一覧」や「データ単位で閲覧制御」、「フローの途中でのデータ参照」などの管理機能が強化でき、標準のワークフローやBPMでは実現できない業務プロセス管理と見える化を実現します。

* IM-BISについて
IM-BIS(Business Integration Suite)とは、 intra-mart Accel Platform 上で動作する統合開発環境です。専門的なアプリケーション開発スキルを必要とせず、視覚的で直感的な開発ツールにより、業務に携わる利用者自身が業務プロセスの設計、開発を行うことができます。

■『FAST TRACK』および新メニューの参考価格
『FAST TRACK』は、①IaaSレイヤー(AWS)、②PaaSレイヤー(intra-mart環境)③SaaSレイヤー(Partner Solutionなど)、④クラウド連携・導入、⑤関連サービス群で構成されています。

[FAST TRACK  ActualPlan参考価格]
初期費用 ¥250,000~(税抜き)、月額利用費用 ¥160,000~ (税抜き)

※①IaaSレイヤー(AWS)、②Paasレイヤー(intra-mart環境)及びOneLogin連携サービスが含まれております。
※③SaaSレイヤー(Partner Solutionなど)、④クラウド連携・導入、及び⑤関連サービス群については含まれておりません。ご要件に応じてお見積いたします。

追加された新メニューの提供価格などは以下のとおりです。

[Box連携オプション/OneLogin連携オプション/事務基盤テンプレート]
NO 品名 価格(税抜き) 備考
Box連携オプション ¥900,000 買取ライセンス
別途年間保守
年間保守料金:¥200,000
OneLogin連携オプション - FAST TRACK標準搭載
FAST TRACK
事務基盤テンプレート
¥1,000,000 買取ライセンス
サンプルソース+ドキュメント

 

【Box連携オプション】
・Boxの利用料金およびセットアップ費用は含まれておりません。
・ソース及びドキュメントが含まれております。
・FAST TRACK Actual Planの契約が前提です。
・著作権はTISに帰属し、お客様には利用権及び編集権があります。
【OneLogin連携オプション】
・OneLoginの利用料金およびセットアップ費用は含まれておりません。

【FAST TRACK事務基盤テンプレート】
・FAST TRACK事務基盤テンプレートは、FAST TRACK Starter PackもしくはActual Planの契約が前提です。
・事務基盤テンプレートの著作権はTISに帰属し、お客様には利用権及び編集権があります。
・サブスクリプションライセンスでの提供、バージョンアップ及び保守契約はありません。

『FAST TRACK』の詳細は以下のURLをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/FAST_TRACK

■Boxについて
 Box (NYSE: BOX)は、2005年に設立され、人々や組織の働き方を変革させることで、目標の達成に寄与してきました。世界をリードするコンテンツマネジメント・プラットフォームとして、ゼネラル・エレクトリック、KKR & Co.、P&G、GAPをはじめとする66,000以上の企業がクラウド上で重要な情報に安全にアクセスし、管理するための支援を行っています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。Boxの詳細は、https://www.box.com/ja_JP/ にてご覧ください。株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。 

■OneLoginについて
 「OneLogin」は、Office 365やGoogle Apps、Salesforce.com、Box、Dropbox、Slack、Cybozu.com、Desknet’sなどのクラウドサービスを利用している企業向けに、オンプレミスとクラウド間のID連携・シングルサインオンとアクセスコントロールを提供するクラウド型シングルサインオン・アクセスコントロール(IDaaS)ソリューションです。4,500以上のクラウドサービス・Webアプリケーションに対応しています。1度のID・パスワード入力で複数のクラウドサービス・Webアプリケーションを利用することが可能となるほか、クラウドサービスの不正利用を防止する多様な認証機能により、企業での安全なクラウドサービス利用を強力に支援します。https://www.onelogin.com/jp/product

■intra-martについて
 「intra-mart」は、個別最適化された企業内のIT環境を一つに集約し、各業務アプリケーションの全社横断的な運用を可能にするシステム共通基盤(開発・運用フレームワーク)です。使いやすい開発環境の提供と拡張性に優れたOpen性、素早いスピード開発・高い投資効率につながるEasyさを備えており、2016年11月現在5000社を超える企業へ導入されています。

*TISは、NTTデータイントラマートが主催する「intra-mart AWARD 2016」において、2015年度(2015年4月~2016年3月末)のintra-mart製品販売において、最も大きな功績をあげたため「Excellent Partner Award」を受賞いたしました。

TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

TIS株式会社

62フォロワー

RSS
URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月