日本橋兜町・茅場町の2プロジェクトが2026年度グッドデザイン賞を受賞

~日本橋兜町・茅場町エリアにおける取り組みが7年連続で受賞~

平和不動産株式会社

 平和不動産株式会社(本店:東京都中央区、代表執行役社長:土本 清幸、以下「当社」)が日本橋兜町・茅場町で手掛けた「日本橋兜町ビルサイン新設プロジェクト」と、分解・移築が可能な都市木造建築「prewood(プレウッド)」が、2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

 前者は、日本橋兜町エリア内の当社保有ビルのナンバーサインについて、金融街の歴史に着想を得て、通貨や株価チャートの意匠で表現し、街の一体感と回遊性を高めるサイン計画です。

 後者は、部材の再利用を前提とする設計とデジタル加工を組み合わせ、環境負荷の低減と施工効率の両立を目指した都市木造建築です。

 両プロジェクトは国内外の他のデザイン賞でも受賞・入選しており、歴史や街の文脈を未来へつなぐ当社の街づくりが、デザインとサステナビリティの両面から評価されました。

 なお、当社における日本橋兜町・茅場町での街づくりにおける本賞の受賞は2020年の初受賞以来7年連続となります。

受賞プロジェクト1:日本橋兜町ビルサイン新設プロジェクト

 当社が街づくりを推進する日本橋兜町において、兜町平和ビル、兜町第1平和ビル、兜町第2平和ビル、兜町第4平和ビル、兜町第6平和ビル、兜町第7平和ビルの6物件に、新たなビルサインを設置したプロジェクトです。

 かつて数字が飛び交い、証券取引が行われていた日本橋兜町の歴史を踏まえ、「数字を用いて建物の魅力と街づくりに込めたメッセージを発信したい」という思いから、本プロジェクトは始動しました。サインのテーマは「積み重ね」。硬貨を棒状にまとめた棒金や、銭を紐で通してまとめた緡銭(びんせん)と株価チャートを組み合わせ、円柱状のローソク足が有機的に変化しながら数字を形づくるデザインとしています。

 統一感のあるデザインを街中に配置することで、建物の識別性を高めるとともに、積み重ねてきた歴史や賑わい、エリア全体の脈動を表現しています。デザインは、アートディレクター/デザイナーの藤井北斗氏が手掛けました。

●デザインのポイント

①    金融街の歴史を象徴する数字、棒金、緡銭、株価チャートを融合

②    6物件に共通するデザインを展開し、街としての一体感と回遊性を向上

③    歴史の積み重ねと、人々が織りなす経済活動の生命力を立体的に表現

その他受賞実績

  • 日本サインデザイン賞(SDA):銅賞

  • 日本空間デザイン賞:Longlist(入選)

日本橋兜町ビルサイン新設プロジェクト 審査員評価コメント

 目的のビルを直感的に見つけられる高い視認性を備えながら、それぞれが街の風景の中で印象に残る、象徴性のあるビルサインである。とりわけ、金融街として歩んできた兜町の歴史を「数字」というテーマから読み解き、株価チャートや通貨などの要素を独自の造形へと昇華している点が面白い。機能を満たすだけではない、街の記憶を感じさせる意匠として丁寧につくられている。また、立地も外観も異なる複数のオフィスビルに共通するデザインを展開することで、点在する建物の間に緩やかなつながりを生み出している。個々の建物への誘導というサイン本来の役割から一歩踏み込み、街全体に一貫した表情を与える試みとして評価した。

受賞プロジェクト2:prewood(プレウッド)

 「prewood」は、狭小地を活用した新しい木造建築の取り組みとして、当社とVUILD株式会社設計のもと、日本橋茅場町に建設した、分解・移築が可能な都市木造建築です。

 現代の建設業界が直面する「環境問題」と「職人不足問題」の解決を見据え、将来的な解体・再利用を可能とする「分解のための設計(DfD)」と、効率的な施工を実現する「生産のための設計(DfMA)」を採用しました。木のブロックを積み重ねる独自のモジュール工法により、躯体工事を2日で完了。すべての部材をデジタル加工し、ビスやボルトのみで接合することで、建物の移築や再構成を可能としています。

 主要構造材には製材、仕上げには漆喰などの自然素材を用い、建築時だけでなく解体・移築時までを含むエンボディードカーボンの削減に取り組みました。断熱・省エネ性能にも配慮し、ZEB Ready基準を達成しています。

●デザインのポイント

①    分解・移築・再構成を前提とした、循環型の都市木造建築

②    DfDとDfMAを組み合わせ、環境配慮と施工効率を両立

③    狭小地において、金融街の街並みに新たなサステナビリティの象徴を提示

その他受賞実績

  • Design Educates Awards 2026:ブロンズ賞

  • ウッドデザイン賞:ソーシャルデザイン部門(新たな構造・構法・工法の技術)

prewood(プレウッド)審査員評価コメント

 近年、日本においても都市部における中高層建築物の木造化の事例が見られるようになってきた。ただ、日本の現行制度においては、都市部中高層になるほど防耐火に対する要求が厳しくなり、せっかく使った木を耐火被覆で覆ってしまう特殊な耐火木質部材を使わざるを得ない、構造設計が複雑であることなど、結果、中高層木造建築物はコストがかかるという印象が拭えず、デベロッパーの投資対象になりにくいという状況だ。一方、本作品が、なかなか実現のハードルが高い中高層建築物ではなく、それ以上に都市部の多くを占めている中小規模建築で、かつ狭小敷地での木造化に取り組もうとする視点に共感が持てる。柔軟性のある固有のデザインを持ちながら、施工性や経済性を独自の技術力で支え、特に、現状では分断されている、木材供給側と建築側の産業構造を繋いでいくことで、日本における建築の木造化に新たな視点を与える好例である。

グッドデザイン賞とは

 1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

https://www.g-mark.org/

両プロジェクトに関するこれまでのプレスリリース

・2025年6月18日付プレスリリース(日本橋兜町ビルサイン新設プロジェクト)

「日本橋兜町ビルサイン新設プロジェクト」6物件においてビルサインを新たに設置

・2025年9月26日付プレスリリース(prewood)

平和不動産が推進する「持続可能なまちづくり」日本橋茅場町に“分解できる木造ビル”『prewood』誕生台日フュージョン料理店『勺勺』(シャオシャオ)10 月 4 日(土)オープン

グッドデザイン賞 受賞実績について

 当社は、兜町をはじめとし、歴史や街の文脈を尊重しながら時代に合わせた場づくりを進めてきました。その一つひとつのプロジェクトが、街に新たな価値をもたらすものと評価され、近年では、グッドデザイン賞をはじめとする各種表彰を受けています。受賞実績|企業情報|平和不動産株式会社

2020年 兜町第5平和ビル(K5)
2021年 The HEART
2022年 KITOKI
2023年 Edible KAYABAEN
2023年 兜町第7平和ビル
2024年 白水社東京本社オフィス
2025年 キャプションby Hyatt 兜町東京

日本橋兜町・茅場町街づくりビジョン2040

●日本橋兜町・茅場町 情報発信サイト

Kontext:https://kontext.jp/

兜LIVE!:https://kabuto-live.com/

FinGATE:https://www.fingate.tokyo/

会社概要

 1947年に日本経済の中心・兜町で生まれた当社は、東京、大阪、名古屋、福岡を始めとする証券取引所ビルのオーナーとして全国の証券街に活気をもたらし、時代をつないでまいりました。積み上げた信頼を次の世代へつなぐべく、歴史的な資産と新しい価値を織り重ね、未来に豊かさをもたらす存在になることを目指します。

会社名:平和不動産株式会社

設立日:1947年7月

代表者:代表執行役社長 土本 清幸

本社所在地:東京都中央区日本橋兜町1番10号

会社HP:https://www.heiwa-net.co.jp/

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会社概要

平和不動産株式会社

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URL
http://www.heiwa-net.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都中央区日本橋兜町 日証館
電話番号
03-3666-0181
代表者名
土本 清幸
上場
東証プライム
資本金
214億9200万円
設立
1947年07月