「ガザ人道危機対応支援」決定(寄付受付中)

~脆弱な立場にある人々の命を守るため、現地で支援展開中のJPF加盟NGOによる、緊急人道支援を準備~

ジャパン・プラットフォーム

10⽉10⽇のガザ地区/現地職員提供 ©CCP


緊急人道支援組織 ジャパン・プラットフォーム(東京都千代田区/以下、JPF)は、今月7日以降、パレスチナ・ガザ地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの間で激化している武力衝突により、深刻な被害を受けているパレスチナ・ガザ地区における避難住民等への緊急支援を、本日10月18日に決定しました。


今般のハマスとイスラエル国軍の間で激化している武力衝突により、双方の民間人に多数の死傷者が出る事態となっています。JPFとして、双方の犠牲者を心から悼み、誘拐を含むあらゆる暴力行為、特に多くの民間人を無差別に攻撃する暴力行為を強く非難します。双方の武力行為の即時停止と、日本政府を含む世界のリーダーに対し、より脆弱な立場に置かれた人々へ人道支援を届けるアクセスの確保と、医療従事者を含む支援従事者や報道関係者等への安全が担保されることを求めます。


戦闘から10日以上経つ現在、ガザに対するイスラエル軍の空、海、陸からの激しい砲撃はほぼ途切れることなく続き、ガザ保健省によると、ガザ地区の累計死者数は2,778人、数百人が行方不明で瓦礫の下敷きになっているとみられています※1。10月13日にイスラエルがガザ地区北部からの避難命令を出したことを受け、7日以降の国内避難民(IDP)の数は100万人に達した可能性があり、その中には中部の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の運営する学校にいる約33万3,000人のIDPも含まれます※1。


イスラエルによるガザ包囲の中、全面停電が続いています。病院は、予備発電機用の燃料の備蓄がほぼ完全に枯渇し何千人もの患者の命が危険にさらされています※1。ガザ地区ではすべての水と衛生サービスが崩壊しており、水と燃料の流入が直ちに許可されなければ、住民は命の危険にさらされ、感染症の発生も危ぶまれる状況です※1。


爆撃による死傷者、避難を強いられる人々は今後も増加し、水衛生や保健医療、食糧、教育等へのアクセスは益々ひっ迫し、命を守るための支援ニーズのさらなる拡大が見込まれます。JPFは今後発出される緊急対応要請に迅速に対応し、人道回廊の設置あるいは停戦後直ちに支援を開始するため、本プログラムを立ち上げました。


JPFは、2009年よりガザ地区支援を開始し、これまでに8加盟NGOが調査を含む総予算27.5億円からなる56支援事業を日本政府からの拠出金により実施してきました※2。7日時点では「パレスチナ・ガザ人道支援」として加盟NGO2団体(パレスチナ子どものキャンペーン、ピースウィンズ・ジャパン)が支援を実施中でした。現在、スタッフの安全を確保した上で、停戦後の緊急支援のための情報収集に最大限に努めています。

ガザ地区は従来よりその境界がイスラエルに封鎖され著しく人と物の往来が制限されていることから、支援活動には経験や専門性の他、ネットワークが求められます。JPFは、既にガザ地区での支援実績のある加盟NGOの知見と経験を活かし、必要とされる支援を迅速に届けてまいります。

多くの民間資金を寄せていただけるよう尽力し、日本からの支援を届けるNGOの活動資金とさせていただきます。


※1:OCHA  Hostilities in the Gaza Strip and Israel | Flash Update #10, 16 October 2023

※2: 「パレスチナ・ガザ人道支援」現地からの声:支援を受けたガザ地区の方々の生活の変化をまとめた報告書は下記をご参照ください。https://www.japanplatform.org/news/info/231016.html



  • プログラム概要

●プログラム名 :ガザ人道危機対応支援

●支援期間 :6か月(初動対応期)

●活動予定地 :パレスチナ・ガザ全域 ※エジプトへの人道回廊が開いた際には、エジプトでの活動も予定

●活動予定団体 :JPF加盟NGO複数団体

●目標金額:5億6,000万円


  • 「ガザ人道危機対応支援」プログラム オンライン説明会を開催

現地状況、支援ニーズ、支援活動の見通しなどをお伝えします。

企業、メディア、個人の皆さまのご参加をお待ちしております。

●開催日時:10月24日(火)16時~17時

●参加費:無料

●参加申し込み:https://forms.gle/Jhs1YPpgDgFAH6ij7

●詳細について:https://www.japanplatform.org/news/event/231020.html


  • JPF「ガザ人道危機対応支援」プログラムへのご寄付方法

いただいたご寄付は、ガザ地区での人道支援プログラム(「ガザ人道危機対応支援」「パレスチナ・ガザ人道支援」)に活用させていただきます。


◆銀行振込で寄付する

銀行名 : 三菱UFJ銀行

支店名 : 本店

口座種類 : 普通

口座番号 :1775062

口座名義 : 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム

フリガナ : トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム

※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。


◆ゆうちょ口座から寄付する

銀行名 : ゆうちょ銀行

記号と番号 : 00120-8-140888

口座名義 : 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム

フリガナ : トクヒ)ジヤパンプラツトフォーム

※通信欄に「ガザ人道危機対応支援」とご記入ください。

※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。


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今後起こりうる災害や紛争の緊急初動調査のための資金に賛同いただける方は、以下の方法でご支援ください。

※「ガザ人道危機対応支援」など特定の支援活動へのご寄付ではなく、JPFの活動全般へのご寄付となります。


【一般寄付】

◆ゆうちょ口座から寄付する

銀行名 : ゆうちょ銀行

記号と番号 : 00100-7-757910

口座名義: 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム

フリガナ : トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム

※通信欄に「一般寄付」とご記入ください。※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。



  • 特定非営利活動法人(認定NPO法人)ジャパン・プラットフォームについて

コソボ紛争の経験を教訓に、NGO、経済界、政府の対等なパートナーシップのもと、2000年に発足した日本の緊急人道支援のしくみ。平時より、3者および多様な人々がそれぞれの強みや資源を生かして連携できるプラットフォームとして機能し、国内外の自然災害による被災者、 紛争による難民・国内避難民に、迅速かつ効果的に支援を届けています。これまでに68の国・地域において、総額840億円以上、2,100事業以上の人道支援を展開。各得意分野を持つ46の加盟NGOを様々な形でサポートしながら、緊急人道支援のプロフェッショナルとして、支援を必要とする人々のニーズに根ざしたプログラムを実施しています。

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会社概要

URL
https://www.japanplatform.org/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都 千代田区麹町3-6-5 麹町GN安田ビル 4F
電話番号
03-6261-4750
代表者名
秋元 義孝
上場
未上場
資本金
-
設立
2000年08月