誰にも先が見えない今だからこそ、これからの生き方は自分で決める。いちど立ち止まって、生涯を支える言葉を見つける大切さを教える1冊、『14歳の教室 どう読みどう生きるか』が発売。
WEBマガジン「本がひらく(https://nhkbook-hiraku.com/n/nd28384e560d6)」では第1章を無料公開。
いま最も注目を集める気鋭の批評家であり随筆家の若松英輔さん。若松さんは今回、東京の筑波大学附属中学校の中学生たちに約半年間にわたって「人生の講義」を行いました。その講義をもとに書き下ろした1冊、『14歳の教室 どう読みどう生きるか』が7月27日に発売されます。
本書では、「おもう」「考える」「読む」「書く」「聞く」「話す」という、一見すると非常に素朴な動詞の意味を問い直すことで、私たちがこの困難な時代を生き抜いていく術を考えていきます。「意味を問い直す」というと何か難しい営みが行われているのではないかと身構えるかもしれません。しかし、若松さんは本書で次のように述べています。
- 「私たちは「人生の一語」をすでに自分の内に宿しています。誰からも与えてもらう必要なないのです。生きるとは、自分のなかにすでにあって、見過ごしている何かを見出そうとすることにほかなりません。」――第5講 読むと書く2
自分の人生で大切なことは、あたかも冒険家が未開の地を目指すように、遠くに遠くに見出すものではない。気が付いていないだけで、実は自分の一番身近に発見することができるんだ、というのです。では、そんな実は身近にある「生きる意味」「生きがい」をどのように見つければいいのか。本書では、中学生を対話に相手にしているからこその分かりやすい解説を軸に、人が生涯をかけて大切にしていきたい言葉との出会い方を教えます。
また本書は、本屋さんで気軽に試し読みもできない今だからこそ、発売前に第1章を無料で公開することにしました。2020年で生誕60周年を迎える哲学者・池田晶子さんの傑作『14歳の君へ どう考えどう生きるか』へのオマージュも込められてた「新しい人生の教科書」の一端を味わってみてください。
第1章無料公開は下記リンクのWEBマガジン「本がひらく」にてご覧ください。
https://nhkbook-hiraku.com/n/nd28384e560d6
【本書の構成】
はじめに
第1講:おもう
第2講:考える
第3講:分かる
第4講:読むと書く1
第5講:読むと書く2
第6講:対話する1
第7講:対話する2
おわりに
【著者】
若松英輔(わかまつ・えいすけ)
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞を受賞。著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『生きる哲学』(文春新書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社、文春文庫)、『種まく人』『詩集 愛について』(以上、亜紀書房)、『詩と出会う 詩と生きる』『NHK出版 学びのきほん 考える教室 大人のための哲学入門』(以上、NHK出版)など多数。
■商品情報
書名:14歳の教室 どう読みどう生きるか
出版社:NHK出版
発売日:2020年7月27日
判型:四六判上製
ページ数:208ページ
ISBN:978-4-14-081820-6
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140818204
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