埼玉県で衆院選における期日前投票所の混雑情報をリアルタイムに可視化!空き情報配信サービス「VACAN」を県内44自治体に提供
AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)は、衆議院議員総選挙時において埼玉県内における44自治体の期日前投票所に混雑可視化サービスを提供します。配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信サービス「VACAN」を通じて行われ、アプリなどのダウンロードなしに誰でもインターネット上から確認ができます。サービスの提供は期日前投票に合わせて開始いたします。なお、県単位での導入は埼玉県が初となります。
■期日前投票所の混雑情報の配信について
今回の導入では衆議院議員総選挙における埼玉県内の44自治体の期日前投票所に、バカンが投票所のリアルタイム混雑情報配信を行うサービスを提供します。配信は、バカンが提供するマップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」(https://vacan.com)を用います。
投票される方はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、投票所の位置や混み具合を確認することができます。混み具合の情報は、投票所の職員が専用のIoTデバイスを操作することで更新します。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階です。
今回の取り組みにより、県内44自治体の投票所の混雑情報がリアルタイムに可視化されます。
■VACAN Mapsの特徴
同サービスの特徴は下記の3点になります。
・導入コスト
投票所の混雑可視化はカメラやセンサーなどを活用しても行えますが、一時的な利用である中でカメラやセンサーなどを購入、設置するのは導入コストが高いといった課題がありました。一方で本サービスは、職員の方が手元のスマートフォンおよびPCから入力するだけで可視化が可能なため、導入にかかるコストが低く、すぐに利用が可能といった特徴があります。
・操作の簡便性
職員の方が混雑に合わせて操作用Webページの3つのボタンを操作するシンプルな設計となっており、簡単な操作で利用できるため複雑な事前研修などが必要なくスピーディーな導入が期待できます。
・投票に関する情報の一覧性
混雑状況だけでなく、地図上で場所や投票日といった選挙に関する情報を一括で確認でき、利用者の方が投票しやすい環境を提供します。
■埼玉県への導入背景
今回の導入により、投票される方は混雑状況や投票所の位置をスマホなどから簡単に確認できるため、密を避けやすく投票に安心して行きやすくなります。混雑を可視化し住民の方が自主的に密を避けやすくすることで、少しでも投票しやすい環境の整備をサポートし、投票率の向上を目指します。
■コロナ禍における投票所の課題
日本には1,724の市区町村があり、衆・参議院選挙や地方選挙など多くの選挙が毎年行われています。しかしコロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められます。これは投票所でも例外ではなく、これまでとは異なった人が集中することを避けた分散投票が重要になります。
総務省も昨年から各自治体に、選挙の管理執行における新型コロナウイルス感染症への対応について通知を出しており、2021年1月22日には各自治体に「投票所などの混雑情報の積極的な提供を求める」通達が新たに出されました。
そうした状況を踏まえ各自治体はマスク着用の徹底や消毒液の設置、定期的な換気などを行ってきました。今回の導入はこれまで行ってきた一連のコロナ対策に加え、1月の総務省からの混雑可視化の通達に対応する取り組みとなります。特別な機器の設置など無しに投票所のリアルタイム混雑情報を、手軽に可視化できる環境を実現します。
中でも期日前投票は投票所数が当日投票時に比べ少ないため、密になりやすい可能性が指摘されています。今年に入って行われた選挙では、期日前投票が例年に比べて数倍多くなる地区もでており、バカンが導入された練馬区や板橋区でも前回同時期に比べ1.5~2.0倍ほど来場者が増えた期間もあるなど、期日前投票の混雑対策の重要性が高まっています。
■マップ型空き情報配信サービス「VACAN Maps」について
マップ型空き情報配信サービス「VACAN Maps」(https://vacan.com)はスマホやPCから、アプリなどのダウンロード不要でどなたでもご利用いただけます。
マップ上にはジャンル問わずあらゆる場所の混雑情報が表示され、全国で13,000箇所以上が掲載されています。また災害時には避難所の混雑情報も確認でき、既に200を超える自治体にご導入いただくなど、日常・非日常を問わず新常態(ニューノーマル)を見据えた、自治体や店舗のDXをサポートしています。
空き情報は、お店・施設に設置されたボタン型IoTデバイスを店員の方が操作する、カメラで取得した施設内状況のデータからAIで自動判定する、スマートフォンなどから直接入力するなど、店舗・施設の環境や予算などに合わせた様々な方法で発信しています。
■対象となる自治体について
川越市、熊谷市、行田市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、蓮田市、坂戸市、幸手市、日高市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、伊奈町、三芳町、毛呂山町、越生町、川島町、鳩山町、横瀬町、皆野町、長瀞町、杉戸町、松伏町(計44自治体)
■埼玉県について
人口:7,346,571人(2021年7月1日時点)
HP:https://www.pref.saitama.lg.jp/
県庁所在地:〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号
■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。全国で200を超える自治体に導入されています。
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