旭鉄工が旭DXエンジンに「dejiren」を導入し生成AIを活用した迅速な意思決定を支援 製造現場における高度なデータ活用の推進でベストな判断と行動を促す

ビジネスカンファレンス「UpdataNOW24」(10/30東京、10/18 名古屋)に登壇

 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤)は、自動車部品メーカーの旭鉄工株式会社(以下、旭鉄工)が、データ分析基盤「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」を活用した旭DXエンジンに、新たにコミュニケーションプラットフォーム「dejiren」を導入し、生成AIを活用した柔軟かつ迅速な意思決定をはかる現場主導のデータ活用基盤を構築したことをお知らせします。

旭DXエンジンの概念図

■背景 

 旭鉄工は2020年に「Dr.Sum」、「MotionBoard」と「i-Reporter」(シムトップス社)を連携した「旭DXエンジン」と名付けられたデータ活用基盤を構築しました。生産管理をはじめ営業、製造、経理、調達、環境などさまざまな現場から創出されるデータを一元化し、リアルタイムで参照できる環境を実現しました。2021年には、デジタル化の取り組みを全社に浸透させるためDX推進室を立ち上げ、各部署が自主的に改善活動を推進していく組織づくりを推進、ペーパレス化により年間約800万円のコスト削減を実現しています。 

 しかし、100年に一度の変革期と言われている自動車業界(※)で、DX推進による更なる業務効率化や生産性向上を実現のため、収集・蓄積されたデータの高度な活用により、人の判断や行動を促し意思決定を支援するための新たな仕組みの構築を検討していました。そこで、生成AIを取り入れたデータ活用により、個人の経験や勘によるばらつきを解消し、製造現場におけるベストな判断と行動を促せるような仕組みの実現に踏み出し、「dejiren」を導入しました。

dejirenの導入ポイントは以下です。 

・さまざまなシステムとの連携機能 

・ビジネスチャット機能 

・業務フローをノーコードで自動化・効率化するバーチャルアシスタント機能 

・データの蓄積と一覧化を実現するフォーム&データベース機能 

・既存データ活用基盤(Dr.Sum、MotionBoard)との親和性

■導入効果 

人とデータをつなぐプラットフォームとして「dejiren」は様々な業務で活用が進んでいます。 

(1)DX推進室:ビジネスチャット要約 

dejirenのバーチャルアシスタント機能に生成AIを組み合わせ、やりとりされたメッセージを取得するとともに生成AIで解析、分かりやすく要約し、傾向推移の状況分析から経営層にアクションプランを自動配信。チャット内の複数のチャンネルから必要な情報を参照し情報を要約する煩雑な業務が効率化されました。

dejirenによる推移分析結果とアクションプラン配信

(2)製造部:過去トラCopilot化プロジェクト(サイクルタイムと可動率改善及び品質に関するトラブル対応を対象として運用) 

各製造部門の過去のトラブル対応に関するノウハウや事例の情報を蓄積し、dejirenのチャット機能を通じて問い合わせを行い、必要な情報を取得できる仕組みを構築。従業員間でばらつきがあった対応の標準化とスキルの底上げに役立てられています。 

(3)経営:月次会計データ解釈サポート 

月次会計データのMotionBoard画像を生成AIに解釈させ、経営会議における多面的な分析に役立てられ、判断のバラつきをサポートし経営判断の支援に活用しています。 

(4)製造部:製造ダッシュボード分析 

MotionBoardのダッシュボード情報を生成AIで分析し、その結果を現場のライン長に自動通知、さまざまなダッシュボードを参照し状況を把握する必要がある現場に効率よく情報を通知することで、判断・行動しやすい仕組みづくりに取り組んでいます。

 旭鉄工では、人がデータに基づいた事実を素早く判断し行動につなげるシステムの構築だけでなく、「人財」の育成という側面からも変革に取り組み、DXを推進しています。こうした取り組みにより、従業員自らがデータを活用し、自身の業務を改善する意識が醸成され始め、データを活用した迅速な意思決定と行動につながる体制作りを推進しています。

※:CASE「Connect(IoT化)、Autonomous(自動化)、Shared & Services(シェアリング)Electric(EV化)」と呼ばれる革新的な技術やサービスの急速な変革期 

■事例紹介 

https://www.wingarc.com/product/usecase/1185.html 

■登壇イベントのご案内 

「未来試行」をテーマとしたビジネスカンファレンス「UpdataNOW24」(10/30東京、10/18 名古屋) に旭鉄工執行役員 サプライチェーンマネジメント部 部長 DX推進室 室長 黒川様にご登壇いただきます。本導入事例のデータ活用の生の声をお届けする機会、ぜひご参加ください。 

「UpdataNOW24 名古屋」の詳細・お申込みについてはこちら

「UpdataNOW24 東京」の詳細・お申込みについてはこちら

■旭鉄工について 

設立  :1941年8月 

所在地 :愛知県碧南市 

事業内容:自動車部品製造 

URL    :http://www.asahi-tekko.co.jp/

■dejirenについて 

dejirenは、異なるシステムやクラウドサービスを連携・接続することで、ノーコードで業務を自動化できるプラットフォームです。 

https://www.dejiren.com/ 

■MotionBoardについて 

「MotionBoard」は、さまざまなデータを価値ある情報に変えて、直感的な操作性でリアルタイムに状況を把握できるBIダッシュボードです。様々なデータに接続できるため、リアルタイムでデータの活用ができスピーディな判断を支援します。多種多様な業界、業種にわたり3,500社以上(※)の豊富な導入実績があります。 

https://www.wingarc.com/product/motionboard/

■Dr.Sumについて 

散在する企業の大量データを統合・活用するためのデータ分析基盤です。特許取得の高速集計データベースエンジン、ユーザーインターフェイス、データ連携ツールなど企業のデータ活用に必要な機能を網羅しており、いずれもノーコード開発が可能な設計で7,200社以上(※)に導入いただいています。 

また、国税庁公認の第三者機関であるJIIMAの定める「電子帳簿ソフト法的要件認証」「電子書類ソフト法的要件認証」「電子取引ソフト法的要件認証」を取得しています。 

https://www.wingarc.com/product/dr_sum/

■ウイングアーク1st株式会社について 

ウイングアーク1stは、業務処理における全ての帳票の効率的な運用を支援する帳票・文書管理ソリューションと、成長のための業務改革をデータ活用によって推進するデータエンパワーメントソリューションを提供しています。データに基づく意思決定・行動を支援する革新的なソフトウェア・サービスを提供することで、企業・団体がデータを最大限に活用しイノベーションを起こせる社会の未来をつくっていきます。また、2024年1月31日付で情報・通信業界として初となる人的資本に関する情報開示の国際的なガイドライン「ISO 30414」の認証を取得しています。 

また当社は「日経コンピュータ 2024 年 9 月 5 日号 顧客満足度調査 2024-2025 データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門」において3年連続 1位を獲得しています。 

※クラウド版とパッケージ版の累積社数(2024年2月末) 

<製品・サービスに関するお問い合わせ先> 

ウイングアーク1st株式会社   

〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー 

TEL:03-5962-7300 

お問い合わせフォーム:https://corp.wingarc.com/contact/index.html 

▼ユーザー事例・製品情報・イベントなどウイングアーク1stの最新情報をお届けしています。 

・ウイングアーク1st公式Facebook 

http://www.facebook.com/wingarc 

・ウイングアーク1st公式X 

https://x.com/WingArc 

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。 

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会社概要

URL
https://corp.wingarc.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
電話番号
03-5962-7400
代表者名
田中 潤
上場
東証プライム
資本金
2億円
設立
2004年03月