【台湾情報】2023年、台湾の機械産業の生産額は1兆348億台湾元に達する見込み<ワイズ機械業界ジャーナル2023年9月第2週号発行>

〜台湾機械・電子・半導体・自動車・エネルギー業界の最新動向を分析する〜

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2023年9月第2週号を発行しました。今週号では機械業界、半導体業界、ファスナー、エネルギー貯蔵業界の動向を紹介します。

<最新刊目次>

  • 台湾機械産業2023年第2四半期の概況と今後の展望

  • アップル・グーグルなどIT大手が自社製IC、半導体産業に大きな変革

  • 台湾ファスナー産業2023年第2四半期の概況と今後の展望

  • 2023年台湾のエネルギー貯蔵政策と安全対策


<台湾機械産業2023年第2四半期の概況と今後の展望>


一、第2四半期の産業概況

 台湾機械産業の2023年第2四半期(4~6月)の生産額は2602億3000万台湾元で、前期比3.8%増、前年同期比17.8%減だった。


1.ハイテク生産設備

 23年第2四半期の生産額は511億5000万元で、前期比8.4%減、前年同期比13.5%減だった。半導体設備の生産額は前年同期比1.6%減少した。ファウンドリーの工場建設ペースが減速したためだ。工場自動化設備の生産額は前年同期比8.1%増加した。一方、ディスプレイ生産設備の生産額は前年同期比30%減少した。


2.工作機械

 23年第2四半期の生産額は286億6000万元で、前期比10.1%増、前年同期比19%減だった。輸出額は前年同期比11.3%減少した。主要輸出相手国の中国、米国、東南アジア向けの輸出額は約20%減少、欧州向けは9%減少した。▽中国の景気不振、▽世界的なインフレ、▽金利の高止まり、▽ウクライナ戦争などの影響を受けた。特に中国は▽生産、▽物価、▽消費者マインド、▽輸出入など各方面で経済が悪化した。


3.産業機械

 23年第2四半期の生産額は337億1000万元で、前期比11.5%増、前年同期比20.9%減だった。カテゴリー別の生産額は▽プラスチック・ゴム加工機械、71億1000万元(前期比6%増)、▽化学機械、62億6000万元(前期比1.1%増)、▽木工機械、45億元の順に高かった。

 プラスチック・ゴム加工機械の23年第2四半期の輸出額は前年同期比25.1%減少した。輸出相手国上位3カ国の中国、インド、米国向けの輸出額がいずれも20%以上減少した。

 化学機械の23年第2四半期の輸出額は前年同期比24.8%減少した。輸出相手国上位3カ国は中国、米国、日本で、うち中国向けの輸出額は40.2%減少した。米国向けは10.4%増加した。(中略)



二、2023年の展望

 台湾機械産業の23年通年の生産額は前年比15.7%減の1兆348億5000万元となる見通しだ。その他機械を除くカテゴリー別の減少幅は▽建設機械、前年比24.9%減、▽伝動機械、23%減、▽産業機械、20%減の順に大きくなると予想される。

 23年上半期(1~6月)はインフレや在庫調整の影響により、多くのカテゴリーで生産額が前年同期を下回った。下半期(7~12月)は世界的に製造業の設備調達が回復し、台湾機械産業の生産額はプラス成長となる見込みだ。


1.ハイテク生産設備

 23年通年の生産額は前年比15%減の2074億1000万元となる見通しだ。世界経済の減速、半導体の在庫調整の影響を受け、半導体設備の調達規模が減少すると予想される。

 一方、24年の生産額はプラス成長を回復する見込みだ。▽第5世代移動通信(5G)、▽モノのインターネット(IoT)、▽人工知能(AI)、▽自動車、▽産業向けの半導体需要が拡大し、関連設備の調達規模を押し上げると予想される。


2.工作機械

 23年通年の生産額は12.5%減の1217億元となる見通しだ。▽世界的なインフレ、▽金利の高止まり、▽製造業の供給過剰などの影響により、世界的に工作機械の調達規模が減少すると予想される。


3.産業機械

 23年通年の生産額は前年比20%減の1360億1000万元となる見通しだ。世界的に製造業の在庫調整が続いており、ゴム・プラスチック機械、化学機械、木工機械の調達低迷が続くと予想される。(続く)



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業種
サービス業
本社所在地
中華民国台北市襄陽路9號8F 富邦銀行襄陽分行大樓
電話番号
-
代表者名
吉本康志
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
1996年11月