フリースケール、ARM mbed OSエコシステムの拡充によってIoT開発を促進

ARM(R) mbed(TM) OSの核となるコネクティビティ・ソフトウェアを提供するとともに、ARMとの協業によりmbed OSをベースとするThreadコネクティビティ搭載の初のKinetisマイクロコントローラ・プラットフォームを開発

2015年9月9日米国Freescale Semiconductor, Inc.発表本文の抄訳です。

IoT(Internet of Things:モノのインターネット化)コネクティビティおよびARM mbed対応の双方でリーダーシップを発揮するフリースケール・セミコンダクタは、先進のFNETソフトウェアをARM mbed OS Ver.3にTCP/IPスタックとして組み込み、コネクティビティ機能の中核として機能させることを発表しました。

IoTのデファクト・オペレーティング・システムとして定着しつつあるmbed OSは、次世代のIoTデバイスを開発するために無料で提供される包括的なプラットフォームで、あらゆるIoTデバイスに要求されるコネクティビティ、セキュリティ、およびデバイス管理の機能を備えています。このOSとフリースケールのKinetisマイクロコントローラやヘテロジニアス・マルチコアi.MXプロセッサを併用すれば、開発者は低レベル・ソフトウェアの開発作業から解放されて、より高レベルのソフトウェア開発、ユーザ・エクスペリエンスの強化、およびその他の製品差別化に集中することができます。

ARMのマーケティングおよびIoTビジネス担当副社長であるZach Shelby氏は、次のように述べています。「ワイヤレス・コネクティビティとTCP/IPの統合はIoTの生命線ともいえるもので、フリースケールのFNET TCP/IPソフトウェアはARM mbed OSアーキテクチャのコネクティビティの中枢として機能します。mbed OSはフリースケールの協力に大きく依存しており、ARMエコシステムによってIoTの新興企業やOEM各社に対してmbed OSの導入を推進するために不可欠の存在です。」

先駆的なワイヤレス・ソリューションによるARM mbedエコシステムの成長
フリースケールは、mbed OSに対する貢献に加えてmbedエコシステムの成長にも重要な役割を担ってきました。ARMとフリースケールは、先頃の協業によりThreadコネクティビティを搭載した業界初のmbedベースのソリューションを開発しました。

その成果が完全なクラウド接続機能を包括するIoTエッジ・デバイス・ソリューションです。このソリューションは、IEEE 802.15.4低消費電力無線対応のFRDM-CR20A評価ボード、およびKinetis K64Fマイクロコントローラを搭載するFRDM-K64Fプラットフォームによって構成されます。ARM mbed OSは、Kinetisマイクロコントローラ上で稼働してmbed Threadによる低消費電力のメッシュ・ワイヤレス・コネクティビティ・スタックを処理します。この新しいプラットフォームは、センサ、ワイヤレス・コネクティビティ、およびマイクロコントローラとmbed OSを統合した包括的なIoTソリューションの最初の実用化事例です。

フリースケールの上席副社長兼マイクロコントローラ・グループ担当ジェネラル・マネージャであるジェフ・リースは、次のように述べています。「フリースケールのセンサ、Kinetisマイクロコントローラ、i.MXプロセッサからなる膨大なポートフォリオは、mbed OSとのシームレスな連係により真の意味でのIoTの包括的なハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームを実現します。フリースケールのマイクロコントローラ上で稼働するmbed OSは、多大な時間を要する低レベルのソフトウェア開発作業を不要にして、IoT製品開発者が差別化を目的とする高レベル・ソフトウェアの開発に注力すること可能にします。」

フリースケールは、今秋開催されるARM TechConでThreadベースのIoTエッジ・デバイス・ソリューションのデモを行う予定です。本ソリューションのリファレンス・インプリメンテーションの提供の詳細については、フリースケール・セミコンダクタまたはお近くの販売代理店にお問い合わせください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、セキュアな組込みプロセッシング・ソリューションによって”Internet of Tomorrow”(モノのインターネットの先にある、よりセキュアなIoTソリューション)を実現します。フリースケールのソリューションは、より革新的で、世界を繋ぎ、私たちの生活をシンプルで安全なものにします。また、世界的な企業の役割として、次世代のイノベータを育むために、科学・技術・工学・数学(STEM)教育に貢献することを約束します。詳細は、http://www.freescale.com/のWebサイトをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc.,Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。ARMならびにCortexはARM Ltd. またはEU/その他の地域における子会社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。

(C)2015フリースケール・セミコンダクタ・インク

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会社概要

URL
http://www.freescale.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー 29F
電話番号
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代表者名
ケンリック P. ミラー
上場
未上場
資本金
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設立
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