TIS、生命保険会社向けソリューション『sosiego(ソシエゴ)』の提供を開始

~「バックオフィス業務」「フロント業務」「分析業務」の3領域で先進技術を活用した業務システム構築サービスを提供 ~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下TIS)は、生命保険会社向けソリューション『sosiego(ソシエゴ)』の提供を開始することを発表します。
 『sosiego』は、これまでTISが約30年で20社以上の生命保険会社向けに培ってきた業務システム構築の技術・ノウハウに、「AI」や「ビッグデータ」などの先進技術を組み合せたシステム/ソリューション/サービスを提供するトータルソリューションです。
 対象領域は、新契約/保全/保険金などの「バックオフィス業務」、営業活動/保険申込/各種サポートなどの「フロント業務」、AIを活用した先進型分析などの「分析業務」の3領域で、これらの領域での「迅速な業務プロセスの構築」「わかりやすい商品説明」や「効果的なマーケティングサイクルの実践」などの生命保険会社の課題解決を支援します。

 TISは、『sosiego』の第1弾メニューとして「バックオフィス業務」向けサービス『sosiego BackOffice(ソシエゴ・バックオフィス)』の提供を12月より開始します。さらに、「フロント業務」の『sosiego Front(ソシエゴ・フロント)』および「分析業務」の『sosiego Analysis(ソシエゴ・アナリシス)』は2017年3月以降に随時提供していく予定です。

<『sosiego』が支援する業務領域>

 TISでは、『sosiego』を、「顧客満足度向上のためのシステム構築・維持」、「査定業務などの品質向上・効率化」などの課題を持つ企業を中心に提供していき、2020年までに20社への導入と保険関連ビジネスを約70億円規模にすることを目指します。

■『sosiego』提供の背景
 少子高齢化、人口縮小、低金利などの影響で国内における競争環境が激化する中、生命保険会社では顧客接点の多様化や競合他社との差別化が求められ、「バックオフィス業務」「フロント業務」「分析業務」の3領域で以下のような課題があります。

・「バックオフィス業務」の課題
「バックオフィス業務」では、特に保険金支払業務における不払い問題への対応として自主点検や複数人の査定者による事務構築のために、多数の人員体制が組まれています。さらに、高齢化や保険ニーズの変化により、約40万件/年のペースで支払件数は増加し、支払業務のコスト(人員・時間)増大が課題となっています。また、煩雑な業務を支払プロセスの各段階で管理することによる、業務の効率化も求められています。

・「フロント業務」の課題
「フロント業務」では、デジタル化の進展で、スマホなどを活用した“いつでも、どこでも、好きなチャネルとタイミング”によるアクセスや、高齢者に対するわかり易い説明など、顧客中心のサービスが期待されています。

・「分析業務」の課題
「分析業務」では、従来以上に高度な分析が可能となった環境において、顧客を理解し、マーケティングや不正検知などに利用できる顧客のデータの蓄積や分析による、競争力強化が求められています。

 そこで、TISはこれまで培ってきた業務システム構築技術・ノウハウおよび業務知識に先進技術を組み合せた『sosiego』で、これらの課題を解決する生命保険会社の業務システム構築/サービス支援を提供していきます。

■『sosiego』の概要とラインナップ
 『sosiego』は、生命保険会社におけるフロント業務の営業活動・各種サポートから契約処理・保全・支払、そして分析までの業務システムの構築/サービスをワンストップで支援するトータルソリューションです。

<『sosiego』のブランドロゴ>



1)『sosiego BackOffice』
・提供開始時期:2016年12月
・対象業務領域:保険金支払、新契約、保全、収納
・概要:
『sosiego BackOffice』は、保険金支払業務の不払い問題に対する事務改善と新契約業務/保全業務/収納業務などの事務効率・コスト低減を支援するサービスです。
保険金支払業務では、TISオリジナルの「保険金支払テンプレート」と医療データ標準化サービス「Assess(アセス)」をメニューとして提供します。
「保険金支払テンプレート」は、TISが培ってきた保険金支払業務領域におけるシステム導入ノウハウを集約したテンプレートで、システム導入期間の短縮と効率化を実現します。
「Assess」は、医師によって表現の異なる病名や手術・処置名で記載されている診断書を解読し、保険会社が設定した個社コードに変換するまでの一連の作業を、独自開発の医療辞書・マスターを元に自動化するサービスです。「Assess」を活用することで、不払いや誤払いの抑制と、支払査定業務の査定工数/査定期間を約20%短縮できます。
新契約業務・保全業務・収納業務では、ワークフロー導入支援サービスや業務BPOサービスを提供します。また、メインフレームで構築されたシステムをUNIXやWindowsなどのプラットフォームに移植するレガシーマイグレーションサービスなどを合わせて提供することで、バックオフィス業務領域での、高品質かつ迅速な業務プロセス構築を総合的に支援します。

2)『sosiego Front』
・提供開始時期:2017年3月
・対象業務領域:保険募集、営業サポート、お客さまサポート、保険設計、保険申込、マーケティング
・概要:
『sosiego Front』は、リアルタイム情報共有や個別動画提供、チャットボットなどの技術を活用し、顧客個人にパーソナライズしたマーケティング活動を実現するシステム構築を支援するサービスです。営業職員がタブレットやモバイル端末上で、顧客個人にカスタマイズした動画やweb画面共有を行えるなど、one to oneマーケティングを実現するための仕組みの構築を支援します。

3)『sosiego Analysis』
・提供開始時期:2017年3月
・対象業務領域:社内外情報収集・分析、データマイニング、データモデリング、不正検知
・概要:
『sosiego Analysis』は、顧客分析やマーケット分析に必要なビジネスインテリジェンス環境の導入を支援するサービスです。保有している既存の顧客情報に加え、顧客の理解を深めるために必要な新たな情報(位置情報・趣味・嗜好・家族・友人・職業ネットワークなど)の収集と、それを組みあわせた予測分析モデルや自己学習プロセスの活用のためのシステム構築を支援します。また、不正請求検知やAIなどの先進技術を活用した支払査定の効率化も実現します。

『sosiego』のソリューション詳細は以下URLをご参照ください。
 http://www.tis.jp/service_solution/sosiego/


TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月