「伝わる言葉」で企業価値を高める情報発信支援へ:グローバルコミュニケーション事業部長・臧菁氏のプレインランゲージへの情熱と顧客視点のリーダーシップで、ツールの活用を通じた顧客貢献を目指す

SAJ

今年で創設40周年を迎え、会員企業は800社以上いる一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)の会員である株式会社エイアンドピープルは、専門的な翻訳・ドキュメンテーションサービスを通じて、企業の情報発信を支えてきました。

同社のグローバルコミュニケーション事業部で部長を務める臧菁氏は、複雑なIR資料などを「読みやすく訴求力のある形」に変えるプロフェッショナルです。高い集中力とマルチタスク能力を武器に、顧客の成功のために尽力する同氏の仕事の流儀とは?

失敗から学び、チームの成長を導く「等身大のリーダー」と評される仕事ぶり、そして「伝わるコミュニケーション」の未来について、詳しく話を伺いました。

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翻訳業界の環境変化とエイアンドピープルの戦略

グローバル化とDXの進展により、情報量は急速に増えています。企業や自治体の発信する情報は自動翻訳され、日本人に限らず、多様で不特定多数の人々に読まれています。情報を正確に伝え、相手にすばやく理解され、適切な判断につながるかどうかが、ビジネスの優位性を左右する時代となりました。

こうした背景を踏まえ、エイアンドピープルは長年にわたり、英文の構造や表現を整理し、明瞭で簡潔、理解しやすい翻訳(国際標準プレインランゲージ)の普及を推進してきました。同社ウェブサイトで公開している「English Readability Analyzer」は、英語文章の読みやすさを定量的に評価するツールとして、長年多くの方にご利用いただいています。

一方で、日本語には婉曲的な言い回しや、一文に複数の主旨が含まれる長文などが多く、これらがISOプレインランゲージへの翻訳の障壁となっていました。また、こうした日本語を忠実に翻訳すると、英文が読みにくくなったり、意味があいまいになったりすることもあり、訴求力をそぐ表現になっていました。

そこで同社は、プレインジャパニーズ(プレインランゲージの日本語版)の普及にも注力し、日本語の読みやすさを定量的に測るツールと書き換えツールの必要性を感じ、東京大学の協力の下、2020年に共同研究を開始しました。


東京大学との共同開発による日本語診断ツール「ニコラ」のリリース

そして、2025年8月18日より、東京大学と共同開発した日本語診断ツール「ニコラ」のサービス提供を開始しました。

「ニコラ」は、ISOプレインランゲージ(日本語はプレインジャパニーズ)の基準に基づき、文章の読みやすさを診断し、改善提案を行うサービスです。AI翻訳や解析ツールとの親和性も高く、翻訳の出力精度を高めることができます。

さらに、ニコラで日本語文書を明瞭で読みやすく整えた後、そのまま英語(プレインイングリッシュ)へ自動翻訳できる機能を今秋搭載予定です。

国際基準(ISOプレインランゲージ)の指標に沿った「日本語の読みやすさ診断機能」、「AIによる書き換え機能」を備え、直感的に理解・操作できるインターフェースで、あなたの文章作成をサポートします。

ニコラを使えば、プレインジャパニーズでわかりやすい文書を作ることができ、明瞭・簡潔な文章でプロフェッショナルな印象を相手に与えることができます。またプレインジャパニーズで書いた原文は多言語にも翻訳しやすくなります。

同社は、二コラを通じて、プレインランゲージによる情報発信が活発になり、円滑なコミュニケーションや信頼構築の一助になることを願っています。

プロフェッショナルとして多岐にわたる業務を支える

SAJにはIT企業だけでなく、エイアンドピープルのような各業界を代表する企業が会員として名を連ねており、それぞれの分野で革新を起こす人材が集まっています。

臧菁氏は、エイアンドピープルに約11年近く在籍し、現在は翻訳会社としての専門性を活かしながら、多岐にわたるプロジェクト管理も担っています。同社はIR資料の企画制作などを手掛けており、臧氏が注力するのは、プレインランゲージの指標に基づいたIR資料の提供です。

同社が推進している「プレインランゲージ」とは、情報の受け手が必要な情報を容易に見つけ、理解・使用しやすくするための簡潔で明瞭なコミュニケーション様式で、ISOにも採択されています。

臧氏は高度な専門性を伴うプロジェクトの品質管理と進行管理の特性について、「同時進行でさまざまな業務を進めるためマルチタスク能力は必須」と語りました。

そのような環境で、臧氏が仕事の中で最も意識し、心がけていることは、社内・社外を問わず、やはり「言葉の扱い」だといいます。自身が外国人であるからこそ不安を感じることがあるなかで、プレインランゲージの理念を体現すべく、「明確さ」を徹底する姿勢を大切にしているのです。

チームで挑む高品質へのこだわりとフォロー制度

臧氏が考える同社の強みは、社員の高いコミュニケーション能力です。

「当社にはコミュニケーション力が高い方が集まっています」と言い、イレギュラーが発生した際は「すぐ社内でコミュニケーションを取りながら解決するため、話しあう場を設けている」と、迅速な問題解決への徹底したこだわりを語りました。

さらに、「お客様の立場に立ってプロジェクトを成功させるために、丁寧にフォロー、管理を行う」と顧客視点を常に徹底しているとのことです。

重要な資料を扱う責任の重さから、同社では手厚い教育・フォロー体制を整えている。初期のOJT期間に加え、その後も「基本的に半年間、きちんと先輩のフォロワーを設定してチームとしてプロジェクトに対応しています」と、チーム対応へのこだわりも明かしました。

部長としての臧氏の信念も、このチーム体制を支えています。

自身が過去の失敗から学んだ経験を踏まえ、「失敗が成長につながる」という考えがありました。だからこそ部下には積極的に業務を任せているといいます。

自身は常に「社員それぞれの思いを優先して後ろでフォローしています」と述べ、失敗を恐れず、部下の成功体験を促すための後ろ盾に徹しています。臧氏のそのような姿勢は、社内で「人情味あふれる優しいリーダー」と称されているのです。

今後のビジョン

今後、取り組んでみたいことについても聞いてみたところ、臧氏が今後重点的に取り組みたいビジョンは、お客様の情報発信と社内環境の向上の2点だといいます。

一つ目のお客様の情報発信については、「ステークホルダーとの対話を導き、信頼関係を築くためのステップにつながるコミュニケーションツールの提供を目指し、業務を行うこと。」

特にIR資料などの重要情報は、単に翻訳するだけではその役割を果たせるとは言い切れないためです。
これは、「私たちエイアンドピープルの使命は、お客様のビジネスの成功の助力となる」という理念に基づいているようです。

二つ目の社内環境の向上については、「引き続き今の働きやすさをキープした上で、さらに効率化できることがあれば都度取り入れたい。良いチーム環境を作りたい」と、業務効率化を進めながら環境の柔軟な改善にめざします。

一見そうした二つのビジョンは関連性がなく思われるかもしれないが、日頃の煩雑な業務に追われ、理念が薄れないためにも、同時に進める必要があると考えているそうです。

グローバルかつ情報化社会において、コミュニケーションのスタイルも変わりつつあります。効果的にコミュニケーションを実現するためには、元々の日本語をより読み手主体のスタイルに改める必要が出てきています。例えばPREP法などです。

エイアンドピープルでは、そのサポートをする手段の一つとして、日本語の可読性を測るツール「Nikola(二コラ)」を東京大学と共同開発しました。

「日本語を変えることでグローバルスタンダードなコミュニケーション方法に近づき、より効果的な情報発信が可能となる。」と、ツールの活用を通じた顧客貢献にも意欲を示しました。

臧氏が描く理想は、社員一人ひとりが「お客様サイドに立ってプロジェクトを成功に導くよう、それぞれが能動的に仕事に取り組む」チーム。

エイアンドピープルは、この「伝わる」コミュニケーションのプロフェッショナル集団として、今後も企業と社会をつなぐ橋渡し役を担っていくにちがいありません。


【プロフィール】

臧 菁(ざん じん)
株式会社エイアンドピープル グローバルコミュニケーション事業部部長

中国上海出身。同社に約10年近く勤務し、プレインランゲージを活用したIR資料の提供など、企業の高度な情報発信プロジェクトを管理する。同社が開発したプレインランゲージ診断ツール「ニコラ」の普及を通してさらなる顧客への貢献をめざしている。

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【一般社団法人ソフトウェア協会】

一般社団法人ソフトウェア協会(略称:SAJ)は、ソフトウェアに関わるあらゆる企業、団体、個人を繋ぎ、デジタル社会の実現を推進する業界団体で、800社以上にご加入いただき、創立40周年を迎えることができました。これからもソフトウェアの未来を創造し、国内外のデジタル化推進に貢献してまいります。

現在会員でない企業様も入会後、本インタビュー企画に応募することが可能です。

入会お問い合わせ・詳細は以下ページよりご連絡ください。

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)事務局お問い合わせページ:https://www.saj.or.jp/contact/

※ご応募いただいた企業様の中から、本企画の趣旨に沿って選定させていただきます。応募多数の場合は、ご希望に添えない場合がございますので予めご了承ください。

​​【関連リンク】​ 

​​インタビュー記事全文https://www.saj.or.jp/40th_branding/heroes_a-people

​​本企画のインタビュー記事一覧:​​ https://www.saj.or.jp/40th_brandin

​​SAJ 40周年記念サイト:​ https://40th.saj.or.jp/ 

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)https://www.saj.or.jp/​​

株式会社エイアンドピープル様 公式サイトhttps://www.a-people.com/

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会社概要

URL
https://www.saj.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区赤坂1-3-6 赤坂グレースビル
電話番号
03-3560-8440
代表者名
田中 邦裕
上場
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資本金
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設立
1986年02月