アフリカ×スポーツを取材!『Global Media Camp in セネガル』参加者募集
生涯一度は市民ジャーナリストになってみよう。早割は1/20まで

アフリカとスポーツ。いま熱いこの2つを2026年の春(3月)、「市民ジャーナリスト」になって集中的に取材し、深く掘ってみませんか。スポーツを切り口にアフリカをとらえると、何が浮かび上がってくるのか。ハングリー精神があるから頑張る? 環境が良くないから才能の持ち主が脱落していく? そんな単純ではないと思います。
取材の拠点となるのは西アフリカのセネガル。アザーン(お祈りの呼びかけ)がモスクから鳴り響くイスラム教の国です。実は首都ダカールでは2026年11月に、世界中の17歳以下の選手が競う「ユースオリンピック(ダカール2026)」が開かれます。アフリカでは初めての開催。
取材するのは、柔道、ラグビー、フェンシングの選手、コーチ、各種スポーツ協会やダカール2026の関係者など。日々の暮らし(お金やスケジュール)はどうなのか、どんなところでトレーニングしているのか、ここまでどうやって力を伸ばしてきたのか、モチベーションの源は何か、どんなことを考え、またどんな未来を描いているのか‥‥知りたいことだらけですよね。
誰もが市民ジャーナリストになれるこの魅力的なプログラムの名称は『Global Media Camp in セネガル』。Global Media Campとは、途上国(アフリカ、アジア、ラテンアメリカ)で取材し、記事を書き、それを発信するもの。参加者ひとりひとりに英語の通訳が付き、参加者の取材をサポートしてくれます。
主催するのは、2012年から途上国を追ってきた専門メディアのganas。Global Media Campは2014年春以来、9カ国13カ所で計45回開いてきました。セネガルでの開催はもとより、取材先を「スポーツ」にフォーカスするのも今回が初めてです。
格闘技とイスラム教が融合する「セネガル相撲」に注目
セネガルでは、ユースオリンピックの競技以外のスポーツも盛んです。一番人気はなんといってもサッカー。セネガル代表のエースであるサディオ・マネ選手(現在はサウジリーグのアル・ナスルFC所属)を筆頭に多くの一流選手を輩出してきました。
男子サッカーのFIFAランキングも2025年11月現在で18位(日本は19位)とアフリカではモロッコに次ぐ2位。2021年のアフリカネイションズカップでは優勝しました。26年6~7月の北中米ワールドカップ(W杯)にも出場します。
ですがサッカーと人気を二分するスポーツがあります。「セネガル相撲」です。
伝統的なセネガル相撲は、相撲とレスリングの中間のような格闘技。組み合って相手の胴体または頭を地面につけたら勝ちです。フランスの植民地時代にルールが変わり、パンチも含めた戦いとなりました。
セネガル相撲の選手は地域のヒーローです。地元を背負って試合に臨むため、勝てば称賛され、負ければ落胆されます。
セネガル相撲は意外にもサッカーと同様、「プロ」として暮らしていける、セネガルでは数少ないスポーツです。人気選手となり、ビッグマッチで勝利すれば、日本円で数千万円の賞金を手にできることも。地域の名誉のため、家族を養うため、セネガル相撲の選手は命懸けで戦うのです。
ユニークなのは、宗教(イスラム教、アニミズム)と密接につながっているところ。セネガル相撲の選手は試合の前、イスラム教の指導者マラブーから勝利を祈願してもらいます。試合の当日は、コーランの一節を書いた紙を水に染み込ませ、その水を頭からかぶります。またグリグリと呼ばれるイスラム教のお守りを身体中に巻きつけ、戦うのです。
格闘技であり、また神技でもあるセネガル相撲。この選手らを取材できるのも『Global Media Camp in セネガル』ならではです。
スポーツから見るセネガル。2026年3月は市民ジャーナリストになって、どこにも出ていない、ステレオタイプでない世界に一本だけの取材記事を書きましょう!
『Global Media Camp in ダカール』の概要
◎場所:セネガル・ダカール
◎期間:2026年3月20日(金)~3月29日(日)
*3月20日に現地集合(当日着の希望者に限って、ダカールの国際空港でお迎え)、3月29日に現地解散、9泊10日の現地研修プログラム
◎費用:一般25万4800円、学生23万4800円
*渡航費(11月11日時点で往復23万円台から)、保険代(3700円台から)は含みません。日本国籍保有者はビザ不要、日本から入国する場合はイエローカードも不要です。
*含まれるもの:講習費、宿泊費、宿泊先と取材先の移動費、通訳の費用(英語)、その他取材費用、食事代(朝、昼、夕。飲み物やデザートなどは除く)
*ganasサポーターズクラブのパートナーは3万円、サポーターは2万円の特別割引があります(早割との併用のみ可。このプログラムへのお申し込みと同時にganasサポーターズクラブに入会されても割引を受けられます)
*2026年1月20日(火)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
*ご友人同士で申し込むと「友だち割」として、それぞれに5000円キャッシュバック(早割との併用のみ可)
*特典として、2026年春に開講予定の「グローバルライター講座」(5万5000円相当)または「77日記者研修」(6万9000円相当)を特別に1万円で受講できます(ただしganasサポーターズクラブに入っている/入ることが条件)
◎締切:2026年2月20日(金)
*2026年1月20日(火)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
◎定員:最大8人程度(先着順)
◎事前研修:2026年3月中旬または2月後半を予定(1回で8時間程度)
*参加者の都合を優先し、日時を決めます。ご相談ください
*場所は都内を予定
◎報告会:2026年5~7月を予定(希望者のみ)
◎主催:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
◎問い合わせ先:devmedia.ganas@gmail.com
◎申し込み方法:お問い合わせいただければ申込書をお送りいたします。下のURLをクリックしてもダウンロードできます(文字化けなどがする場合はメールでご連絡ください)
https://docs.google.com/document/d/1kN1wx7eJz8CEuzs_-BFBtFNhYsmeTvDB/edit?usp=sharing&ouid=117805614848569471035&rtpof=true&sd=true
『Global Media Camp in セネガル』の基本的なスケジュール(予定)と取材先候補
3/20(金) ダカール着
3/21(土) 取材
3/22(日) 記事の執筆&フィードバック
3/23(月) 取材
3/24(火) 記事の執筆&フィードバック(ゴレ島観光)
3/25(水) 取材
3/26(木) 記事の執筆&フィードバック
3/27(金) 取材
3/28(土) 記事の執筆&フィードバック、フェアウェルパーティー
3/29(日) ふりかえり、現地解散
下のような取材先を候補として考えています(ご要望があればお気軽にお問い合わせください)。
↓↓↓
ユースオリンピック選手の候補(柔道、フェンシング、ラグビーなど)、スポーツの普及に全力を尽くす各種協会の関係者、セネガル相撲の選手ら
途上国を取材し、記事を書き、それを発信する『Global Media Camp』は唯一無二のプログラムとして大きな支持を得てきました。2014年の春以来これまでに45回(9カ国13カ所)開いてきた実績があります。2026年春(2、3月)の開催地はセネガル・ダカールのほか、タイ・チェンマイとブラジル(調整中)を予定しています。
『Global Media Camp』に参加すると得する3つの理由
1)途上国を取材できる!
‥‥『Global Media Camp』は、途上国を本格的に取材でき、記事を書き、それを発信する唯一無二のプログラムです。スタディツアーのように、担当者からレクチャーをひたすら受けるのではありません。参加者自らが取材対象に自由に質問していきます(基本は英語を使います。ブラジルは日本語でも可能)。取材は、その国のことを短期間で少しでも深く、また多角的に知る手段のひとつ!
2)スキルアップできる!
‥‥『Global Media Camp』では新しい体験をするだけではありません。ネタ(良い話も悪い話も)や視点(切り口)を見つける力、情報を引き出すために質問する力、物事を掘り下げる力、要点をまとめる力、伝わる文章を書く力など“一生モノのコミュニケーションスキル”の向上を目指します。各回の参加者を最大8人に絞っているため、ganas編集長からマンツーマンでフィードバックを受けられます。頑張った証として、現地取材をベースにした「署名記事」が残ります。記事には1万以上の「いいね!」が付いたことも。ステレオタイプでない記事の発信にも大きな意義があります。
3)「複眼の視点」でとらえられる!
‥‥「途上国=貧困 or 幸せ」などと決めつけていいのでしょうか? 物事に対する見方はさまざま。『Global Media Camp』では複眼の視点で物事をとらえる方法を学びます。世の中には自分が知らないこと、自分自身で無意識に決めつけてしまっていることがたくさんあります。取材も含め、現地の人と話す時間をたっぷりとっていますので、疑問を直接ぶつけてみてください。脱ステレオタイプを目指しましょう!
『Global Media Camp』で得られる5つのスキル
1)発見力
‥‥記事を書くには「ネタ&切り口」が不可欠です。取材ではまず、ネタ探しと格闘します。ネタは、その国の問題点や長所を指す場合も少なくありません。ネタ探しの日々は「見つける力」(発見力)を向上させます。
2)質問力
‥‥ネタ&切り口を見つけたらおしまい、ではありません。関連する情報をいかに集めるか(インプット)が重要。質問の仕方によって、得られる情報の質・量、ひいては記事の内容・レベルは大きく変わります。取材現場では、記事を書くために必要なたくさんの質問をします。質問力(情報を聞き出す力)を集中的に鍛えます。
3)考察力
‥‥取材(質問など)に基づく情報収集(インプット)・ブレインストーミング・記事執筆(アウトプット)・講師からのフィードバックを繰り返すことで、物事を掘り下げる体験をします。「これまで見えなかったこと」が見えるようになることも。ここでカギとなるのは、“関係が一見なさそうなもの同士”をつなげて考える発想です(たとえば「宗教」+「SNS」=どうなるでしょう?)。意外なこと・つながりを見つけた瞬間はまさに快感!
4)要約力
‥‥要点をまとめる力もつきます。言いたいことが不明瞭な長い話は、とりわけ社会に出ると聞いてもらえません。内容を薄めずに/抽象化せずに、いかに簡潔に表現できるか。これは記事(特に見出し、リード)の書き方に通ずるものがあります。要約力はいま注目のスキルのひとつ。これを特訓します。
5)文章力
‥‥カッコいい/美しい文章よりも、いかに伝わるか/読まれるかが大事ですよね? そのテクニックを学びます。文章力はコミュニケーションスキルの基本。レポートやエントリーシート(ES)の作成にも当然役立ちます。とりわけ現代は、電話よりも、メールを書く機会が激増しているだけに、文章で伝える重要性は高まっています。
講師
長光大慈(ganas編集長)
途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」編集長/特定非営利活動法人開発メディア代表理事。上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、50カ国以上の渡航経験をもつ。青年海外協力隊(現在のJICA海外協力隊)のOBでもある。ハンモックのコレクター。
現地コーディネーター
笹田健史(セネガル・ダカール在住)
2018年よりganasで記事を書く。2024年からはJICA海外協力隊のフィジカルコーチとしてダカール2026(ユースオリンピック)に出場する若手選手の基礎体力向上に務める。毎朝のンデッキ(フランスパンのサンドイッチ)とカフェトゥーバ(セネガルの甘いコーヒー)が日課。
主催団体
特定非営利活動法人 開発メディア
2012年設立。途上国・国際協力を専門とするNPOメディア「ganas」を運営。下のボードで記事を発信中。キャッチフレーズは「途上国を知る。世界が広がる。」。
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp/
・Facebook:https://www.facebook.com/ganas.or.jp/
・X:https://twitter.com/devmedia_ganas
・Instagram:https://www.instagram.com/devmedia_ganas/
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・メール:devmedia.ganas@gmail.com
『Global Media Camp』の過去の参加者が書いた記事(セネガルは初開催なので別の国のもの)
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『Global Media Camp』参加者の声(抜粋)
「“小手先の文章力”以上に必要なのは、深くて細かい情報をとってくる『インタビュー力』。インタビューする際に、『たぶんこうだろう』と決めつけないで、なんでも質問したほうが面白くて正確な記事になる。別の国のプログラムにまた参加したい」(山本在さん、学生)
「個人では行きにくい国に行けて、しかも通訳付きで取材できるのはその国のことを知れておもしろい。『ベナンのことはベナン人が良く知っている。ベナン人に聞け』という言葉が身にしみた」(小林由茉さん、学生)
「外国人とここまで蜜にコミュニケーションをとったことはなかった。良い記事を書くためには、少しでも多くその国のことを知ることが必須だから、必死に取材した」(成田丈士さん、学生)
「西アフリカ・ベナンの水上集落は、家にお邪魔したり、コミュニティのリーダーに取材できたりと刺激的だった。取材中にどれだけ質問しても、記事にすると、その1割ぐらいしか使えない。伝えようと思ったら、細かく質問しないとダメだと痛感した」(大野咲希子さん、学生)
「『アフリカの人=生活に困って援助を求める人』というイメージをもっていた。だがそれは間違いだと気づいた。自分で事業を立ち上げ、夢を追う人たちとたくさん出会った。取材では、旅行とは比べられないほど濃い話ができる。ベナンを知ることは楽しかった」(田中芙美子さん、学生)
「取材を通して学べたのは、相手の話の点と点を結びつけ、ストーリーとして発信する力。魅力的な他の参加者に出会えたのも財産」(福原康平さん、学生)
「書くことに興味がある人に勧めたい。旅行では行けない場所・会えない人を取材できるので。ganas編集長にも直々指導してもらえる」(山口実咲さん、社会人)
「西アフリカと旧宗主国フランスの関係の根深さ、植民地時代から引きずっているものがまだあることに驚いた」(近藤史哉さん、学生)
「『英語×途上国×書く力』という3つの学びがそろうのがGlobal Media Camp。ハードだったけれど、これまでの大学生活では積めなかった経験」(敷野雄一さん、学生)
「Global Media Campは、参加者の裁量に任される部分が大きく、思う存分取材できたのが良かった。他人の言葉を情報としてただ得るのではなく、なぜそうなったのかを考える姿勢が身についた。スキルアップしたい人にはおススメ」(石井ゆめみさん、学生)
「特に印象に残ったのは、予想外に多くのベネズエラ難民たちと出会えたこと。生きることに前向きなパワーを直接感じ取れた。国内避難民へのインタビューでも心が揺さぶられた」(渡辺卓さん、社会人)
「ベネズエラ難民や国内避難民を取材できた。逆境にいる人たちは、想像していたよりも落ち着いていて、よく笑うなと思った。ただ、悲しみの片鱗が時々垣間見えることが気になった」(洲鎌槙吾さん、学生)
「取材する際に、オープンクエスチョンに頼りすぎない必要性を身にしみて感じた。知識がなくても『なぜ』『どのように』を使えば、簡単に質問できる。でもそれでは相手は答えにくいし、なにより自分の頭で考えることを放棄することになる」(向出洋祐さん、学生)
「暮らしている人たちから実際に話を聞き、記事を書くことでその国の歴史や人々の考え方に対する理解が深まる。自分がしっかり理解していないと他人に伝えられないから。ただの旅行では絶対に味わえない学び」(岡村有梨沙さん、学生)
「最大の収穫は『情報の聞き出し方』を学べたこと。インタビューしながら見出しをイメージし、それに基づいて必要な情報を収集するのは大変だった。でも徐々にコツをつかめたことが達成感につながった」(森春奈さん、学生)
「スラム街や国内避難民居住区など、自分一人ではアクセスが難しいところにも行け、またアウトプットの機会も用意されているのは貴重」(榊原麻由さん、学生)
「毎日がおもしろすぎた。そして大変すぎた。あの人にも取材したい、こんなことも知りたいという好奇心と、記事をたくさん書いて発信したいけれどなかなかできないという葛藤。これからも書き続け、自分をスキルアップさせたい」(加藤美希さん、社会人)
『Global Media Camp』の説明会
【11/16(日)、12/1(月)】タイ/アフリカ/南米で「市民ジャーナリスト」になるってどういうこと? 『Global Media Camp』Zoom説明会
*情報は随時更新します(こちら)
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