ザイリンクス、新たな Alveo U280 HBM2 アクセラレータ カードによりデータセンター分野におけるリーダーシップを拡大、Alveo U200 が Dell EMC 社により初の認定
SC18 で Alveo ポートフォリオと Alveo U200 搭載 Dell PowerEdge サーバーを展示
アダプティブおよびインテリジェント コンピューティング分野を牽引するザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 11 月 13 日 (米国時間)、最近発表した Alveo™ データセンター向けアクセラレータ カードのポートフォリオを拡充する新製品である Alveo U280 を発表した。Alveo U280 カードは、高帯域幅メモリ (HBM2) を備え、最先端の高性能サーバー インターコネクトに対応する。また、ザイリンクスは、Dell EMC 社がサーバー ベンダーとして初めて Alveo U200 アクセラレータ カードを認定し、重要な HPC (高性能コンピューティング) やその他のワークロードの高速化を目的として、特定の Dell EMC PowerEdge サーバーで Alveo U200 が利用可能になることを同時に発表した。強力な Alveo アクセラレータ カードは、クラウド型かオンプレミス型かを問わず、データセンターで運用される業界標準サーバーのパフォーマンスを飛躍的に向上させるために設計されたポートフォリオである。
ザイリンクスのデータセンター担当バイス プレジデントであるマニッシュ ムサル (Manish Muthal) は、「Dell EMC 社を、新たな市場開拓パートナーとして歓迎するとともに、新製品の Alveo U280 を発表できることをうれしく思います。特に、メモリバウンドなアプリケーションでは、Alveo U280 カードが提供する業界標準の HBM2 と非常に高いスループットからメリットを得ることができるでしょう。この新しいカードが追加されたことで、顧客およびパートナー各社から大きな関心を集めている Alveo ポートフォリオが強力に補完されました。ザイリンクスは、さまざまな主要なアプリケーションにおけるクリティカルなデータセンター アクセラレーションのニーズに、これからも皆様の期待を上回る新製品を提供することで応えていきます」と述べている。
Alveo U280
新製品の Alveo U280 アクセラレータ カードは、容量 8 ギガバイト、帯域幅 460 ギガバイト/秒の HBM2 を搭載しており、データベース、分析、機械学習推論など、メモリバウンドで演算負荷の高いアプリケーション向けに性能および適応性の高いアクセラレーションを提供する。また、CCIX 対応の PCI Express 4.0 をサポートしており、最新のサーバー インターコネクト インフラストラクチャを活用することで、複数の CCIX ホスト プロセッサと高帯域幅、低レイテンシ、キャッシュ コヒーレントな共有メモリ アクセスを可能にする。これらの機能はすべて、昨今の要求の厳しい HPC 環境および、金融取引やリスク モデリング、データベース アクセラレーションなどの一般的なデータセンター ワークロードに対応するよう設計されている。
Alveo U280 は、2019 年第 1 四半期にサンプル出荷を開始する。製品情報の確認または登録して最新情報を受け取るには、japan.xilinx.com/u280 を参照されたい。
Dell EMC PowerEdge サーバーでの Alveo U200 の認定
Alveo U200 アクセラレータを初めて認定した Dell EMC PowerEdge サーバーは、今年12月から提供開始予定である。Alveo アクセラレータ カードを利用可能な PowerEdge サーバーには、R740、R740xd、R7425、R840 および R940xa が含まれる。
Dell EMC 社サーバーおよびインフラストラクチャ システム部門のプロダクト マネージメント兼マーケティング担当シニア バイス プレジデントであるラヴィ ペンディカンティ (Ravi Pendekanti) 氏は、「Alveo U200 を利用可能な Dell EMC PowerEdge サーバーでは、最新のデータセンターで急速に増加する計算需要に対応するために、ザイリンクス FPGA ベースのアクセラレーション オプションを顧客に提供することが可能になります。ザイリンクスとの協業により、ビデオ コンテンツ ストリーミングからリスク管理、金融サービスまで幅広いアプリケーションにおいて、顧客に利益をもたらすクラス最高のアクセラレーション ソリューションが実現します」と述べている。
SC18 のデモンストレーション
ザイリンクスは、SC18 (ブース番号: 927) において、データベース ハッシュ結合クエリで 8 倍の高速化を実現する Alveo U280 および Alveo U200 を搭載した Dell PowerEdge サーバーを展示する。その他にも、以下のデモを行う予定である。
- Alveo U200 を使用した IBM PowerAI Vision による推論
- Alveo を使用した BOXX 社の高密度演算アクセラレーション システム
- サムスン社の SmartSSD
- Eideticom 社のNVMe 装着アクセラレーションによる 100Gb/s 圧縮
- ScaleFlux 社のコンピュテーショナル ストレージによる Cloudera社 の Hadoop アクセラレーション
- CCIX によるシームレス KVS (Key-Value Store) のアクセラレーション
ザイリンクスの SC18 展示内容の詳細は、https://www.xilinx.com/about/events/sc-2018.html を参照されたい。
Alveo の詳細情報および仕様はザイリンクスのウェブサイトで公開している。Alveo アプリケーション開発ベンダーの最新のリストは、アプリケーション ページに掲載している。
ザイリンクスについて
ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、インテリジェント、コネクテッドかつアダプティブな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Alveo、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
■下記のザイリンクス株式会社ウェブサイトもご参照ください。
・トップページ: http://japan.xilinx.com/
・プレスリリース (日本語): https://japan.xilinx.com/news/press.html
・このリリースの全文は次の URL を参照のこと:
https://japan.xilinx.com/news/press/2018/xilinx-announces-alveo-u280-and-dell-emc-qualification.html
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