学習eポータル+AI型教材「キュビナ」、子どもたち一人ひとりの“理解”がひと目でわかる「学習カルテ」をリリース 〜理解度・学習姿勢をグラフで可視化し先生の“見取り”を支援&面談時の保護者共有にも〜
学習eポータル+AI型教材「キュビナ」を開発・提供する株式会社COMPASS(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 潤、以下 COMPASS)はこのたび、キュビナの先生用管理画面「キュビナ マネージャー」の新機能として、子どもたち一人ひとりの学習状況を可視化し、先生の“見取り”を支援する「学習カルテ」をリリースしたことをご報告いたします。見取りの鍵となる学習データを一画面に集約・グラフ表示することで、先生方の直感的・効率的な見取りを支援するとともに、保護者面談など家庭との情報連携のシーンでも活用いただけます。

次期学習指導要領策定の議論においても「余白の創出を通じた教育の質の向上」が論点の一つとされているように、「余白」は、学校教育の今後における重要なキーワードとなっています。議論の只中にある教育課程の柔軟化に加え、先生の働き方に「余白」を創るための既存業務の効率化がこれまで以上に求められています。COMPASSではキュビナ提供開始当初より、先生方の「より質の高い教育」の「より効率的な実現」を支援するため、さまざまな機能の開発およびアップデートを重ねてまいりました。
日々の学びにおける子どもたちの学習状況の“見取り”は、キュビナが効率化を支援する業務の一つです。先生向け管理画面「キュビナ マネージャー」を中心に、授業中に子どもたちの学習状況をリアルタイムで確認できる「リアルタイム」画面、クラス毎やクラス横断の学習データを俯瞰できる「教員向けダッシュボード」などの機能を開発、先生方の見取りを支援してまいりました。
このたび、そうした先生方への支援を強化し、より簡単に、より質の高い見取りを実現するため、子どもたち一人ひとりの学習状況をひと目で可視化する新機能「学習カルテ」を開発・提供開始いたしました。「学習カルテ」はキュビナの先生用管理画面「キュビナ マネージャー」の機能です。個人別の学習データから、見取りの鍵となる情報をグラフ化し、一画面に集約して表示します。教科ごとの正答率や解答数の推移に加え、問題を解き直した数、習熟度分布についても表示し、一人ひとりの理解度だけでなく、学習姿勢についてもひと目で確認、個別最適な指導につなげることができます。また、日々の先生方による見取りのシーンだけでなく、保護者面談等の資料として、家庭との情報連携にも役立てていただけます。

「学習カルテ」の特長
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一人ひとりの理解度と学習姿勢をひと目で俯瞰できる画面構成
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多様なキュビナの学習データの中から、見取りの鍵となる情報として<教科ごとの正答率>、<教科ごとの解き直し数>、<教科ごとの総解答数(月次推移)>、<教科ごとの習熟度分布>の4種類をピックアップし、一画面に集約。一人ひとりの理解度だけでなく、学習姿勢も可視化します。
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レーダーチャート、積み上げ棒グラフなど、各データに応じたわかりやすいグラフと、シンプルな画面構成および操作性で、データに苦手意識をお持ちの先生方にも直感的にご利用いただけます。
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取り組み推移と現時点の理解度で子どもたちの学びの変化を可視化
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現在までの取り組み推移を示す<正答率><解き直し数><総解答数>と、画面表示時点の理解度を示す<習熟度分布>により、一人ひとりの学びの変化を俯瞰で確認することができます。
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<正答率><解き直し数><総解答数>の3種類のデータは、今年度、過去3ヶ月、先月、今月の4つの期間指定をワンクリックで切り替え可能です。<習熟度分布>では、各教科ごとに学年・科目を指定して現在の理解度を確認することができます。
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保護者面談の資料など家庭との情報連携にも活用可能
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個人別のページ構成および、初見の方にも理解しやすいグラフ情報で、手元の端末上での表示、もしくは画面を印刷することによる保護者面談等の資料としての利用も可能です。子どもたちの日々の学習状況について、定量データを基にわかりやすく示すことができ、家庭との情報連携に活用いただけます。
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キュビナは、「活用しやすい」AI型教材として、全国の学校現場における子どもたちの個別最適な学びおよびそれを支える先生方の業務を支援するため、今後もアップデートを重ねてまいります。
学習eポータル+AI型教材「キュビナ」について
学習eポータル+AI型教材「キュビナ」は、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するアダプティブラーニング教材です。
小中学校の算数/数学・英語・国語・理科・社会の5教科に対応しており、タッチパネルに対応したPCやタブレット端末とインターネット環境があればどこでも学習可能で、先生用の管理画面では児童生徒の学習履歴をリアルタイムに管理できます。2018年度より3年連続で経済産業省「未来の教室」実証事業に採択、東京都千代田区立麹町中学校で行われた実証では授業時間を約半分に短縮、成績向上や学習意欲向上などの成果が出ています。
2022年度にはMEXCBTとの連携を行い、学習eポータル+AI型教材「キュビナ」として学習eポータルのサービス提供を開始しました。さらに文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題を搭載した「キュビナ 教科書×AIコンテンツ」を2023年度以降続々とリリースするなど、教科書と教材をシームレスに接続することで「子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤の構築」を目指しています。
現在は全国170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上が利用しており、累計解答数は30億件を突破。全国の子どもたちのアダプティブラーニングによる知識・技能の習得を支援しています。また「日本e-learning大賞 経済産業大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞しています。
COMPASSはこれからもキュビナの提供を通して、すべての子どもたちを取り残すことなく「個別最適な学び」を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進してまいります。
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