ADKマーケティング・ソリューションズ、「ADK生活者総合調査2022」より『テレビ画面の使われ方』に関するレポートを発表
~テレビのインターネット接続率は約半数に到達、テレビ画面上でのYouTube利用率がBS・CS・CATV放送を上回る~
<サマリー>
- テレビのインターネット接続率は、約半数に到達。
テレビでの「インターネット配信のみ」利用者も全体の約5%存在。 - テレビ画面上で利用されるサービスのトップは地上波テレビ放送。
YouTubeがそれに続き、BS・CS・CATV放送を上回る。 - 地上波テレビ放送をほとんど視聴しない層でも、テレビ画面上でのYouTube利用率は30%を超える。
また、今回のレポートから見えてきたテレビ画面の使われ方を元に、当社HPにてより詳細なレポートデータを公開しております。
https://www.adkms.jp/news/20230213-report/
本調査の詳細については、当社担当までお問合せください。
<詳細>
テレビのインターネット接続率は、約半数に到達。 テレビでの「インターネット配信のみ」利用者も全体の約5%存在。 |
家庭のテレビやテレビ接続機器にインターネットをつないでいるかと聞いたところ、全体の約半数である45.5%が接続していると回答しました。(図1)
また、テレビ画面上で週1日以上視聴・利用しているサービスについて聞いたところ、全体では「放送のみ」47.7%、「放送・インターネット配信両方」40.1%、「インターネット配信のみ」5.4%で、「週1日以上の視聴・利用なし※」は6.6%でした。
年代別では、34歳以下の約10%(15~19歳9.5%、20~34歳11.5%)がインターネット配信のみ利用しており、そもそも”週1日以上テレビを利用していない”という人も約10%(15~19歳12.0%、20~34歳10.8%)おり、若年層のテレビ離れがうかがえる結果となりました。 (図2)
- 放送:地上波テレビ放送(リアルタイム視聴・録画再生)及びBS・CS・CATV放送(リアルタイム視聴・録画再生)
- インターネット配信:YouTube、TVer、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、ABEMA、GYAO!、ニコニコ動画、上記以外のインターネット動画配信サービス、音楽配信サービス(Spotify、Apple Music、LINE MUSICなど)
- その他(ゲーム・DVD等)のみ:放送及びインターネット配信の利用がなく、ゲーム(PlayStation、Nintendo Switchなど)、DVD・ブルーレイソフト(レンタルを含む)の視聴、インターネット配信以外のウェブサイト閲覧のみ利用
- 週1日以上の視聴・利用なし:いずれのサービスもテレビ画面上での週1日以上利用なし(テレビ利用全くなしを含む)
テレビ画面上で利用されるサービスのトップは地上波テレビ放送。 YouTubeがそれに続き、BS・CS・CATV放送を上回る。 |
地上波をほとんど視聴しない層でも、テレビ画面上でのYouTube利用率は30%を超える。 |
1日あたりの地上波テレビ放送(リアルタイム視聴)の視聴時間について聞いたところ、最も多い回答は「2時間~4時間」24.2%、続いて「1~2時間」24.1%となりました。
一方、地上波テレビ放送をほとんど視聴しない「30分未満」「週1日以上視聴なし」の層も合計で21.9%存在していることが分かりました。(図4)
テレビ画面上で利用しているサービスの回答(図3)を、地上波テレビ放送の視聴時間別にみると、視聴時間「30分未満」、「週1日以上視聴なし」の層のうち30%以上が、テレビ画面において週1回以上YouTubeを利用していることが分かりました。(図5)
よって、地上波テレビの視聴時間が短く、テレビCMでの訴求が難しい層に対しても、コネクテッドTV広告を使うことでリーチの獲得が期待できると考えられます。
今後もADK MSではADK生活者総合調査を活用し、ターゲットプロファイリングや新商品開発、メディアプランニングなど、みなさまのビジネスの課題解決に貢献してまいります。
<「ADK生活者総合調査」について>
2008年度よりADKが毎年関東・関西エリア在住の男女10,000名以上を対象に行っている、独自の大規模生活者調査。意識/価値観・消費行動・メディア接触などの多岐にわたる項目を、同一のサンプルに聴取したシングルソースデータとなっており、生活者の意識・行動からメディア接触まで一貫した分析が可能です。また、ADK MS では東京大学、早稲田大学、武蔵大学と「データサイエンス領域」で連携し、教育・研究用に過去の生活者総合調査データを無償で提供しています。
―調査概要―
目的:生活者の生活行動・価値観・メディア接触を多面的に把握するため
対象エリア:関東 (東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県)
関西 (大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)
対象者条件:15~79歳の男女(中学生は除く)
サンプル数:16,196名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2022/5/17(火)~6/6(火)
<ADKマーケティング・ソリューションズ会社概要>
マーケティング領域全般における統合的なソリューションをフルファネルで提供。2021年に始動した事業ブランド「ADK CONNECT」がフラッグシップとなり牽引するデジタル&データドリブン・マーケティング領域では、専門性の高いスペシャリストが組織横断で集結し、クライアントのビジネス成果に貢献する「価値ある顧客体験」をご提案します。
・ADK MS ウェブサイト https://www.adkms.jp/
・「ADK CONNECT」について https://www.adkms.jp/adk-connect/
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