プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

三菱重工業株式会社
会社概要

「ドバイメトロ」運行・保守と「ドバイトラム」運行事業を受注 三菱重工エンジニアリング、仏ケオリス社、三菱商事の3社で新事業会社設立へ

三菱重工業株式会社

◆ MHIENGが海外における都市軌道交通の運行事業へ初参画、2021年9月に事業を開始
◆ システムや車両を手掛けたMHIENGおよび三菱商事の実績と、ケオリス社の公共交通事業運営ノウハウを融合

ドバイメトロ(写真提供:ドバイ道路交通局)ドバイメトロ(写真提供:ドバイ道路交通局)

三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング株式会社(MHIENG、社長:寺沢 賢二、本社:横浜市西区)は、フランス国有鉄道(SNCF)グループのケオリス社(KEOLIS SA)および三菱商事株式会社とコンソーシアムを組み、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国にある全自動無人運転鉄道システム(注1)「ドバイメトロ」の運行・保守および路面電車「ドバイトラム」の運行に関する事業権を取得し、同国道路交通局(RTA)との間で契約を締結しました。海外における都市軌道交通(注2)の運行へ参画するのはMHIENGとしては初めてとなります。今後、3社で事業会社「Keolis MHI Rail Management and Operation LLC」(出資比率:KEOLIS 70%、MHIENG 25%、三菱商事 5%)を設立した後、現行の運行・保守事業者からの移管を経て、2021年9月から事業を開始します。契約期間は最長15年(9年プラスオプション最長6年)です。

ドバイメトロは、2009年に開業した2路線・計90kmの都市鉄道で、うち当初開業した約75kmの本線を三菱重工業株式会社がリーダーを務めた5社コンソーシアムにてEPC(設計・調達・建設)を請け負いました。ドバイ国際空港や主要地域、またドバイ国際博覧会会場を結び、日常生活に欠かせない交通基盤として、人々に多様かつ利便性の高い移動手段を提供しています。一方、ドバイトラムは2014年に開業した路面電車で、高層ビルが立ち並び開発が著しいマリーナ地区の計10.6kmを結び、周辺の美しい景観を生かした便利かつ快適な交通手段として親しまれています。

今回の事業権契約では、都市軌道交通のシステムや車両を多く手掛けたMHIENGおよび三菱商事の実績と、世界30都市での全自動無人運転のメトロとトラムの運行を誇り本分野の世界的リーダーでもあるケオリス社が持つ公共交通事業の運営ノウハウを融合させ、お客様であるRTAと協力し運行・保守事業を進めていきます。MHIENGはこれまで、カタール、フィリピンで都市軌道交通のシステムや車両の保守サービスを提供。米国、シンガポールなどといった世界各国において、国際空港内のコンコースを結ぶ全自動無人運転車両システム(APM:Automated People Mover)(注3)で質の高い運行・保守サービスを提供しています。高い稼働率を誇る豊富な実績を有しており、UAEにおいては2018年よりドバイ国際空港内APM(注3)の運行・保守サービスを提供しています。引き続き、同国の交通インフラプロジェクトへの積極的な参画を通じて、経済発展への貢献、地域の利便性の向上、渋滞などといった地域課題への対応と解決策の提供を目指します。

MHIENGは、これまで積み重ねてきた確かな技術と豊富なEPC取りまとめ実績を生かし、交通分野での新事業領域としてデジタル化・AI化技術による多様な製品や技術のシステム化を行うことで、お客様にとって付加価値の高い運行・保守サービスを提供し、事業権参入を含めたアフターサービス事業のさらなる展開をはかっていきます。

(注1)レール上を車両が完全自動走行する鉄輪方式を採用した新交通システムで、走行区間が長く、輸送人員が多い地域での移動用として多く利用されています。
(注2)新幹線や都市間鉄道と区別し、大都市における地下鉄などの軌道系交通システムのことを指します。
(注3)電力駆動により完全自動走行する新交通システムで、ターミナル間および空港周辺施設への移動用として世界各地で利用されています。ゴムタイヤ方式を採用しているため、走行が滑らかでかつ低騒音であるのが特徴です。

ドバイメトロ(写真提供:ドバイ道路交通局)ドバイメトロ(写真提供:ドバイ道路交通局)

ドバイトラム(写真提供:ドバイ道路交通局)ドバイトラム(写真提供:ドバイ道路交通局)

■ケオリス社について
公共交通運行事業のパイオニアであるケオリス社は、公共交通システムの強化を検討している公的機関と協力し、地域の魅力と活力を高める事業を行っています。無人運転のメトロおよびトラムの運行における世界的リーダーである同社と、そのグループ会社であるKisio、EFFIA、Keolis Santé、Cykleoは、電車、バス、長距離バス、トローリーバス、カーシェアリング、定期船、自転車シェアリング、自動運転ケーブルカーなどといった交通手段の運行に対し、先進的かつ最適なソリューションを提供しています。このうち、EFFIAはフランス第2位の駐車場サービスプロバイダーであり、Keolis Santé は2017年7月の創設以来フランスにおける医療輸送サービスプロバイダーのトップです。ケオリスグループの株主は、SNCFが70%、ケベック州貯蓄投資公社が30%であり、世界15か国*の68,500人が同グループで働いています。2019年の売上高は66億ユーロで、34億人の乗客がサービスを利用しました。
詳しくはケオリスグループのウェブサイトwww.keolis.comをご覧ください。
*オーストラリア、ベルギー、カナダ、中国、デンマーク、フランス、ドイツ、インド、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、カタール、セネガル、スウェーデン、英国、米国

■三菱商事について
三菱商事は、世界約90の国・地域に広がる当社の拠点と約1,700の連結事業会社と協働しながらビジネスを展開しています。天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10 グループ体制で、幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っています。創業以来の「三綱領」という企業理念に基づき、経済価値・社会価値・環境価値の「三価値同時実現」による持続的成長を目指します。
詳しくはウェブサイト(https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/)をご覧ください。

■三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
YouTube: Discover MHI
Twitter: @MHI_Group | @MHI_GroupJP
LinkedIn: Mitsubishi Heavy Industries をご覧ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー新規登録無料

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


種類
商品サービス
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

三菱重工業株式会社

47フォロワー

RSS
URL
https://www.mhi.com/jp/index.html
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビル
電話番号
03-6275-6200
代表者名
泉澤 清次
上場
東証1部
資本金
2656億円
設立
1950年01月
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード