あじさいネット、インテグリティ・ヘルスケア、ノバルティス ファーマの3者包括連携協定、心筋梗塞のニ次予防に向けて新たな一歩を達成

~長崎ACS二次予防 協議会作成の急性心筋梗塞二次予防クリニカルパス機能を構築~

地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」を運営する特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会(所在地:長崎県長崎市、会長:森崎 正幸)、株式会社インテグリティ・ヘルスケア(本社:東京都中央区、代表取締役会長:武藤 真祐、代表取締役社長:園田 愛、以下インテグリティ・ヘルスケア)、およびノバルティス ファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:レオ・リー、以下ノバルティス ファーマ)の3者は、昨年4月に締結した3者包括連携協定(ご参照:3者包括協定締結のリリース)に基づく連携および協力の一環として、長崎ACS二次予防協議会が中心となって作成し運用している急性心筋梗塞後の患者さんを対象とした「長崎急性心筋梗塞(AMI)二次予防クリニカルパス」(以下:AMIパス)機能をデジタル化しましたことを報告します。本機能のあじさいネット導入施設での利用については2023年3月中に開始する予定です。
今回の新たな機能追加により、3者包括連携協定の目的である「よりよい医療提供体制に向けた医療連携(大学・基幹病院・開業医・他医療提供者)の推進、デジタルツール活用の検討・構築および普及」および「治療アウトカム向上に向けた医師・医療従事者の適切な疾患管理の推進」の一部を達成できたものと考えます。

AMIパス作成を主導された、長崎ACS二次予防協議会 会長の長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 循環器内科学 教授 前村 浩二先生は、以下のようにコメントされています。
「急性心筋梗塞の二次予防には、高血圧、糖尿病、喫煙、脂質異常などのリスク因子をコントロールすることが重要です。特に冠動脈プラークの進展を抑えることを目標に、LDL-C(悪玉コレステロール)値 70mg/dl未満を目標とした積極的な脂質低下療法が推奨されています1。
この目標を達成するためには薬剤の投与のみならず、食事・運動といった生活習慣の改善も必要で、長期的に継続していくことが、さらなる予後改善に繋がるため、協議会ではAMIパスの運用を2022年に開始しました。
今回あじさいネットへAMIパス機能が追加されたことで、これまで以上に多くの地域および医療機関で医療連携が実践され、医療の均てん化につながり、より多くの患者さんの急性心筋梗塞二次予防に貢献すると期待しています。」

今後も長崎県内の医療関係者の皆様と共に、循環器領域における医療情報の共有と利用促進、およびそれを通じた医療の質の向上に取り組んで参ります。
あじさいネット、インテグリティ・ヘルスケア、ノバルティス ファーマは、循環器、呼吸器領域においてより良い医療提供体制に向けた医療連携の推進に向けて今後も継続して協働して参ります。

▼特定非営利活動法人 長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会 会長 森崎 正幸氏コメント
AMIパスは長崎ACS二次予防協議会が作成し長崎市の医療機関を中心に活用されてきましたが、紙ベースであったことから患者さんが診察に持参するのを忘れてしまう、印刷、配布の手間などからあじさいネット利用施設間では活用頻度に温度差があるなどの課題を感じていました。
今回の機能追加により、AMIパスの所持忘れのリスク回避だけではなく、より多くの医療機関でAMIパスの活用を推進することが可能となります。急性心筋梗塞の患者さんの状況を適切に把握し、効率的で質の高い、個々人に適した治療の提供に繋がっていくことを期待しています。

▼株式会社インテグリティ・ヘルスケア 代表取締役会長 武藤真祐氏 コメント    
コロナ禍を経て、日本の医療におけるデジタル化の認知や利用は拡大しました。今後は、医療へのアクセスの向上だけではなく、デジタルやデータを用いた患者中心の医療の実現が期待されています。
長崎県は地域医療における医療情報(EHR: Electronic Health Record)連携ネットワークにおける国内最大規模の実績と運用を誇り、医療ICTの先端地域として注目されてきました。
今回、長崎の先生方がこれまで取り組まれてきたAMIパスをあじさいネットに導入し、より多くの医療機関で利用できるようにするという環境づくりに携わることができたことを大変嬉しく思います。長崎の地から全国へ新たな診療連携モデルが発信され日本の医療の発展に寄与できることを願い、我々も引き続き邁進してまいります。

▼ノバルティス ファーマ株式会社 代表取締役社長 レオ・リー氏 コメント
ノバルティスファーマは、循環器病領域における専門性と「Population health management(PHM)」の実践経験を生かし、これまで複数の地域において包括連携協定を締結し、それぞれの地域が抱える固有の心疾患関連医療課題の解決に取り組んでまいりました。今回の機能追加によって、より幅広い医療機関とAMIパスを共有することで、多くの患者さんに適切な医療をお届けする環境が整い、循環器病の再発予防や重症化予防において長崎県民皆様の健康および医療システムにさらに貢献できることを大変嬉しく思います。
今後も私たちは地域医療連携を推進する皆様とのパートナーシップを推進し、循環器病領域における様々な医療課題に取り組むことで、日本で最も信頼され、必要とされる製薬企業を目指します。

長崎ACS二次予防協議会について
「長崎ACS二次予防協議会」は、長崎県において2022年3月に策定された循環器病対策推進計画に沿って循環器病への対策を推進するための取り組みとして設立されました。
長崎ACS二次予防協議会参加PCI(経皮的冠動脈インターベンション)実施施設は2023年3月現在、以下の8施設(50音順)です。
光晴会病院、済生会長崎病院、長崎記念病院、長崎原爆病院、長崎大学病院、ながさきハートクリニック、長崎みなとメディカルセンター、虹が丘病院
https://www.med.nagasaki-u.ac.jp/junkanki/clinic/ami-path.html

あじさいネットについて
あじさいネットは特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会が運営する、医療機関同士で診療情報の相互参照が可能な国内最大規模の地域医療ネットワークです。2022年11月現在の会員数は約1,800名、情報提供病院数は38施設、情報閲覧施設数は370施設、診療情報を共有している患者数は15万名以上に及んでいます。あじさいネットは2020年8月、YaDocとの連携を開始しています。  
http://www.ajisai-net.org/ajisai/index.htm

株式会社インテグリティ・ヘルスケアについて
株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業です。ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する、疾患管理システムYaDoc、オンライン診療システムYaDoc Quick、PHR管理システムSmart One Healthの開発を進めています。
https://www.integrity-healthcare.co.jp

ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。ノバルティスは世界で約11万人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。ノバルティスに関する詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp

以上

参考文献
1.   日本循環器学会 急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)
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