アドビとMLBが次世代のファンエンゲージメントでパートナーシップを締結
Adobe Experience Cloud、Adobe Creative CloudおよびAdobe Signを活用し、ファンにパーソナライズされた体験を提供
※当記事は、2021年11月23日(米国時間)に発表されたプレスリリース(https://news.adobe.com/news/news-details/2021/Adobe-and-Major-League-Baseball-Partner-to-Create-Next-Generation-Fan-Experiences/default.aspx)の抄訳です。
アドビは、アメリカで最も歴史あるプロスポーツリーグであるメジャーリーグベースボール(以下、MLB)との新たなパートナーシップの締結を発表しました。これは、MLBでAdobe Experience Cloud、Adobe Creative CloudおよびAdobe Signを活用することで、ファンとのエンゲージメントを再構築し、米国で最も人気の高い娯楽を次世代のファンに継承することを目的としています。
この提携により、MLBは数百万人ものファンに対してパーソナライズされ、かつシームレスな体験を提供できるようになります。ファンは、自宅や外出先、公園など、どこにいても、実際に球場で観戦しているかのように野球を楽しむことができます。MLBと所属クラブは、アドビの最新のツールを使用することで、契約やクリエイティブアセットの共有、ファンとの直接の交流におけるシームレスなコラボレーションが可能となります。
ファン向けの新たな顧客体験としては、個人に合わせてパーソナライズされたプロモーションや通知が挙げられます。球場で観戦する場合は、座席まで最も早くたどり着ける入口やルートの提示、VIP駐車場のプロモーション、フードやドリンクのクーポンなどがその人に合わせて表示される予定です。また、応援しているチームの本拠地に住んでいないファンに対しても、好きなチームや選手が自分の住む地域に来たときにアラートを通知したり、MLB.TVの無料トライアルを提供することができます。そのため、ファンはソファでくつろぎながら、あるいは外出先でも試合を観ることができるようになります。
MLBは、選手やベンダーとの契約など、個人の同意や承認、署名が必要な作業を完全にデジタル化することで、大幅な効率化を図ることができます。さらに、Adobe Signを含むAdobe Document Cloudを利用することで、膨大な量の紙を節約できる見込みです。MLBとMLBネットワークは、すでにAdobe Creative Cloudを利用してテレビやオンラインのリッチコンテンツの制作と配信を行っていますが、今後はマーケティングにAdobe Workfrontを新たに利用することで、コンテンツ制作を効率化したり、クリエイティブな作業をこれまで以上にシームレスに管理できるようになります。
アドビのデジタルエクスペリエンス事業部門/ワールドワイドフィールドオペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのアニール チャクラヴァーシー(Anil Chakravarthy)は次のように述べています。
「MLBは、常に野球ファンのことを第一に考えてwebサイトやモバイルアプリ、ソーシャルメディアを展開しており、長年にわたりスポーツリーグのデジタルエクスペリエンスで世界をリードしてきました。パートナーシップを強化することで、MLBはリアルタイムに構築された数百万人ものファンのプロフィール情報をベースに、それぞれにパーソナライズされた真の体験をファンに提供することができます。」
MLBのチーフオペレーション&ストラテジーオフィサーであるクリス マリナック(Chris Marinak)氏は次のように述べています。
「私たちは、MLBファンのエクスペリエンスを向上させるデジタルツールを模索していました。ファンには、彼ら自身のことや、彼らの好きなチームや選手をもとに情報を提供することで、よりパーソナライズされた体験を感じてもらえると確信しています。アドビの幅広いエンタープライズアプリケーションにより、ファンが知りたいことを場所を問わず、あらゆるチャネルで提供することができるようになりました。」
【参考動画】
https://video.tv.adobe.com/v/338748
アドビについて
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html)は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud( https://acrobat.adobe.com/jp/ja/ )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud( https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
メジャーリーグベースボールについて
メジャーリーグベースボール(MLB)は、米国およびカナダに拠点を置く30の球団で構成される米国で最も歴史のあるプロスポーツリーグで、プロ野球における世界最高峰のリーグです。コミッショナーのロブ マンフレッド氏が率いるMLBは、米国、カナダだけでなく世界中のコミュニティに影響を与え、社会におけるスポーツの発展において大きな役割を果たすとともに、野球界のビジネス、マーケティング、コミュニティとの関係、社会的責任の取り組みで世界的な認知にも努めています。MLBは現在、各チームが過去最高レベルの接戦を繰り広げる中、世界中のMLBファンに向けた番組やコンテンツのグローバル展開の成功により、MLB.TVでの今シーズンに視聴された試合数と時間において最高記録を更新しました。MLBは、MLBネットワークとMLBデジタルプラットフォームの引き続きの成果により、さらなる革新的な形で米国を代表する娯楽と真のグローバルゲームを楽しめるように取り組んでいます。MLBに関する詳細は、webサイト(http://www.mlb.jp/ )をご覧ください。
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