IBM と SAP、SAP® ソリューションのクラウド移行を支援するためのパートナーシップを強化

IBM がRISE with SAPにおけるクラウド・インフラストラクチャーとテクニカル・マネージド・サービスを提供するSAP初のパートナーに

日本IBM

[米国ニューヨーク州アーモンクおよびドイツ・ヴァルドルフ- 2022 年 2 月 10 日(現地時間)発] -- IBMは本日、SAPと提携し、規制の厳しい業界を含めたすべての業界のお客様向けに、ハイブリッドクラウドの採用を容易にし、ミッション・クリティカルなSAP® ソリューションをクラウドへ移行しやすくするための、テクノロジーおよびコンサルティング・サービスを提供することを発表しました。

お客様がハイブリッドクラウド戦略を策定する際、企業運営の中心となるワークロードやアプリケーションを移行するには、高いセキュリティーと信頼性を備えたクラウド環境が必要です。本日発表した premium supplier option with IBM for RISE with SAP( https://mediacenter.ibm.com/media/1_vac06lox )により、お客様は、オンプレミスの SAPソリューションを業界最高水準のセキュリティー機能[1]を備えたIBM® Cloudに移行促進するためのツールを活用することができます。

またIBMは、SAP S/4HANA® Cloudへの移行を促進・拡大するためのソリューションとコンサルティング・サービスのポートフォリオである、新プログラムBREAKTHROUGH with IBM for RISE with SAP( https://www.ibm.com/services/sap/rise-with-sap )も発表しました。柔軟かつ拡張性のあるプラットフォーム上に構築されたソリューションとサービスは、インテリジェントなワークフローを活用し業務を効率化します。ソリューションやサービスを活用することで、お客様のビジネス変革の計画、実行、サポートといった全てを支援するエンゲージメント・モデルを提供します。 また業界毎の深い専門知識により、SAPソリューションをパブリッククラウドに移行するための柔軟性と選択肢を提供します。

本日プレミアム・サプライヤーとなったことを発表し、IBMはRISE with SAPにおいてインフラストラクチャー、ビジネス変革、アプリケーション管理サービスを提供する初のクラウド・プロバイダーとなりました。お客様に選択肢と多様なオプションを提供するSAPの長年の取り組みによってIBMのプレミアム・サプライヤーが実現し、それによりIBM Cloud上のRISE with SAPパッケージの実行を選択するIBMのお客様をさらにご支援します。

IDCの調査によると、オンプレミスのデータセンターから IBM Cloud上のSAP S/4HANA®に移行することで、次のようなメリットがもたらされる可能性があるという結果が出ています[2]。
  • 投資収益率:ユーザー調査によると、SAP S/4HANA® on IBM Cloudへの移行により、移行を実施している組織の最大90%で売上が増加
  • コスト削減:組織の80%以上が、運用コストの削減を経験したと回答
  • 生産性の向上:本調査では10社中9社が、SAP S/4HANA on IBM Cloudへの移行後、生産性が向上したと回答

IBM コンサルティング担当 シニア・バイス・プレジデントのジョン・グレンジャー (John Granger) は次のように述べています。「RISE with SAP を通じて、私たちは長年のパートナーシップをさらに進めていきます。私たちの共通のコミットメントは、お客様、特に規制の厳しい業界のお客様がデジタル化の取り組みをするなかで、ミッション・クリティカルなワークロードの移行やモダナイズのための選択肢をハイブリッドクラウドのアプローチで提供しながら、お客様のニーズにお応えすることです」

SAPクラウド事業部長、ブライアン・ダフィー (Brian Duffy) 氏は次のように述べています。「BREAKTHROUGH with IBM は、お客様がビジネス変革に乗り出すための、または前進するための基盤を提供するという点で、RISE with SAP を補完する優れたプログラムです。さらに、お客様がRISE with SAPによる価値と、RISE with SAPがクラウドに移行する組織に与える影響とイノベーションの機会を再確認するプログラムです。SAPとIBMが提供する専門知識と経験を組み合わせることで、世界中のお客様のクラウド導入とビジネスの成長を加速させることができると確信しています」

IBMとSAPは、オープンなハイブリッドクラウドのアプローチに基づいたシステムとビジネス・プロセスのモダナイズのために、世界中で何百ものお客様と何千ものプロジェクトで協業しています。 最近の事例では、Coca-Cola European Partners、 Parle Products、 Harmont & Blaine、 Puravankara Ltd、そして Virgin Megastore KSAが挙げられます。

SAPのクライアントとして、そして50年来のビジネス・パートナーとしてSAP S/4HANA®にコミットしているIBMは、自身のインフラストラクチャーを変革するためにもRISE with SAPに大きな投資をしてきました。IBMは、新たにRISE with SAP のプレミアム・サプライヤーとなることで、IBM Power により提供されるInfrastructure as a Serviceを含むIBM Hybrid Cloud を利用し、プライベート・エディションのSAP S/4HANA® Cloudのデプロイにおけるパフォーマンス、可用性、安全性を強化しています。

BREAKTHROUGH with IBM for RISE with SAPの詳細については、https://www.ibm.com/services/sap/rise-with-sap をご覧ください。

当報道資料は、2022年2月10日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。

https://newsroom.ibm.com/2022-02-10-IBM-and-SAP-Strengthen-Partnership-to-Help-Clients-Move-Workloads-from-SAP-R-Solutions-to-the-Cloud

当報道資料は、2022年2月16日にSAPジャパン株式会社の下記URLでも公開されています。下記URLをご参照ください。
https://news.sap.com/japan/2022/02/ibm-%e3%81%a8-sap%e3%80%81sap%e3%82%bd%e3%83%aa%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%ae%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%89%e7%a7%bb%e8%a1%8c%e3%82%92%e6%94%af%e6%8f%b4%e3%81%99/

 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Cloudならびに Powerは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。

[1] FIPS 140-2 レベル4認定ハードウェアに基づいて構築された、業界唯一のサービスであるIBM Hyper Protect Crypto Serviceをベースにしています。 FIPS 140-2 レベル4は、規格で定義されているなかでも最高レベルのセキュリティーを提供します。 このセキュリティー・レベルでは、物理的アクセスにおける許可されていない試みを検出し対応することを目的として、物理的セキュリティー・メカニズムによる暗号モジュールの包括的な保護を提供します。

[2] IDCホワイト・ペーパー、Business Benefits Possible by Choosing the Right Cloud Provider to Run SAP Workloads  Doc #US 47166220、2020 年 12 月。(IBMが調査を依頼)

会社概要

URL
https://www.ibm.com/jp-ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号  虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111
代表者名
山口明夫
上場
未上場
資本金
1053億円
設立
1937年06月