【相模原市】小学3年生がレゴ(R)エデュケーションで大豆栽培のプログラミング!?
GIGAスクール時代の新たな学びを地域への想いとともに、「きらめき大豆アイディア報告会」を開催
これは、市がプログラミング教育の一環として導入している教材[レゴ(R)エデュケーション SPIKE]のキットを活用した児童たちの学習成果発表を、教材のメーカー関係者が先進的な活用事例として視察するもので、当日はレゴ(R)エデュケーションのインターナショナルメンバーをはじめとする5名の方が同校を訪れました。
実施の経緯
令和2年度より小学校におけるプログラミング教育が必修化されるとともに、令和3年度より文部科学省の「GIGAスクール構想」*が本格開始されました。
相模原市ではこれに先駆け、平成29年度よりいち早く教職員研修等を行い、令和2年度には義務教育9年間におけるプログラミングプラン※を作成する等、市全体でプログラミングの授業に取り組んできました。
そして令和3年度以降、同構想の推進に伴い、1人1台端末(タブレットPC)の環境におけるプログラミング教育にも着手するなどの取組を進めており、現在も多くの自治体から視察等の依頼を受けています。
今回の授業公開は、本市におけるプログラミング教育の積極的な取組を、メーカー関係者が見学、情報交換することで、これからの製品開発等の活動に繋げる場になればと実現したものです。
*「GIGAスクール構想」とは
GIGA= Global and Innovation Gateway for All の略
1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する構想(文部科学省HPより抜粋)
※「プログラミングプラン」とは
相模原市が、毎年度プログラミング授業を計画し、実践する上での指針を「相模原プログラミングプラン2020」としてまとめたもの。
http://www.sagamihara-kng.ed.jp/jouhou-han/programming/sagamiharaprogrammingplan2020.pdf
テーマ設定と報告会の様子
今回児童たちにプログラミングを考えてもらったテーマは「大豆栽培のアイディア」。相模原市はかながわブランドに認定された“幻の大豆”と呼ばれる「津久井在来大豆」をはじめとする、良質な大豆の知る人ぞ知る名産地です。
そんな地域に関わりの深いテーマに一生懸命に向き合っていく児童たち。大豆を育てるための懸念等について、仲間と一緒に考え、レゴ(R)エデュケーション SPIKEを活用して自動化するための案を10のグループに分かれ思い思いのスタイルで発表しました。
「雑草を一定の場所に集めるもの」や、「害虫をLEDの明かりで寄せて退治するもの」、「収穫時期を自動判別し、刈り取るもの」等、センサーとモーターを巧みに利用したプログラムをタブレットPCを用いて組み、グループごとに発表し、その後質疑応答が行われました。
あるグループでは大豆を喰い荒らす害虫駆除を目的に、虫の羽音をセンサーで捉えてモーターを回転させることで虫を追い払う仕組みを、タブレットPCを用いてプレゼンテーションするとともに、実際に児童が虫のまねをすることで、自動化されたレゴを動かすなどの実演を行いました。
児童たちはどのグループの発表にも興味津々で、実演の際にレゴのブリック※にすぐに集まり、集中して見ている様子は、まるで参観者がいることも忘れているかのようでした。
また、質問についても感想だけではなく、仕組みに関することやもっと良くするためのアドバイスなど、手を挙げる児童が大変多く、担任の先生が「3人まで」と声をかけないと次の発表に進めないほど熱中する時間となりました。
※ブリック:一般に呼ばれるブロックの正式名称
今後児童たちが実際に大豆栽培を体験した上で、本プログラムの内容をさらに見直し、大豆栽培に関わっている地域の方にアイディアを提案するなど、地域社会に貢献できるような活動にも結び付けたいと学校では考えています。
相模原市では、今後もタブレットPCを活用した、各教科等のプログラミング授業の実践に取り組みます。
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