【国立科学博物館】環境毒ミクロシスチンを生産する新種のシアノバクテリアを霞ケ浦から発見 ー環境DNAでのみ存在が分かっていたシアノバクテリアー
独立行政法人国立科学博物館(館長 林良博)は、国立環境研究所、福井県立大学との共同研究により、霞ヶ浦から環境毒ミクロシスチンを産生するシアノバクテリアの新種 アンナミア・デュビア(Annamia dubia)を発見しました。その研究論文がチェコ藻類学会誌(Fottea:フォッテア)に掲載される事になり、このたびオンライン先行公開されます。
本種は環境毒として世界中の淡水環境において問題となっているミクロシスチン(※3)を産生します。
https://db.cger.nies.go.jp/gem/inter/GEMS/database/kasumi/index.html
※2 アンナミア・デュビアの培養株は国立環境研究所微生物保存施設(https://mcc.nies.go.jp/index.html)から分譲可能です。
※3 ミクロシスチン(ミクロキスティン):世界保健機構(WHO)の飲料水水質ガイドラインにおいて暫定基準値を持ち、日本においては水道水質基準で要検討項目として指定されている環境毒です。淡水域の湖沼などでアオコをつくるミクロキスティス属に多く含まれることで知られています。国外では人畜に対する被害が報告されていますが、国内では現在の所、人に対する被害は報告されていません。
(シアノバクテリアの新種アンナミア・デュビアとゲミノキスティス科の新科記載)
【著者名】Tuji, A., Yamaguchi, H., Kataoka, T., Sato, M., Sano, T. & Niiyama, Y.
【掲載誌】Fottea 2021 (vol. 21) issue 1 2021年4月1日発行予定
オンライン先行公開(Ahead of Print)は上記に先行して行われる予定
- 研究の背景
- 研究内容と成果
本種は環境毒として世界中の淡水環境において問題となっているミクロシスチン(※3)を産生します。
- 今後の展開
- 用語解説
https://db.cger.nies.go.jp/gem/inter/GEMS/database/kasumi/index.html
※2 アンナミア・デュビアの培養株は国立環境研究所微生物保存施設(https://mcc.nies.go.jp/index.html)から分譲可能です。
※3 ミクロシスチン(ミクロキスティン):世界保健機構(WHO)の飲料水水質ガイドラインにおいて暫定基準値を持ち、日本においては水道水質基準で要検討項目として指定されている環境毒です。淡水域の湖沼などでアオコをつくるミクロキスティス属に多く含まれることで知られています。国外では人畜に対する被害が報告されていますが、国内では現在の所、人に対する被害は報告されていません。
- 掲載論文
(シアノバクテリアの新種アンナミア・デュビアとゲミノキスティス科の新科記載)
【著者名】Tuji, A., Yamaguchi, H., Kataoka, T., Sato, M., Sano, T. & Niiyama, Y.
【掲載誌】Fottea 2021 (vol. 21) issue 1 2021年4月1日発行予定
オンライン先行公開(Ahead of Print)は上記に先行して行われる予定
- 謝辞
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