米国における鍛造クランクシャフト事業の拡大
インターナショナル・クランクシャフト社に第4鍛造プレスラインを設置
北米の自動車販売台数は、2018年までの5年間で約7%成長するといわれ、特に日系自動車メーカーを中心に現地生産化が進んでいます。また、米系自動車メーカーを中心に、自動車の低燃費化に伴うエンジンの小型化・高性能化への対応として、クランクシャフトを鋳造から鍛造に切り替える鍛鋼化が進んでいます。
こうした中、これまで20年以上米国でビジネスを展開してきたインターショナル・クランクシャフト社は、北米のクランクシャフトの旺盛な需要に対応して、鍛造プレスライン3基による年間約270万本のフル操業体制で生産をおこなっています。今回、お客さまからの増産要請を受け、新たに第4鍛造プレスラインの設置を決定しました。設置後の生産能力は年間約400万本となります。
新日鐵住金のクランクシャフト事業は、日本、米国、中国、インドの世界4拠点体制で事業を展開しており、現在世界で年間1100万本体制、シェア10%を確立しています。今後も伸びゆく自動車市場を捕捉し、技術開発力・コスト競争力を高め、グローバルな事業展開を加速してまいります。
【第4鍛造プレスラインの概要】
(1) 投資額 :約46百万USドル(約46億円)
(2) 設備 :5,000Tプレスライン 1基
(3) 生産能力:約130万本/年
(4) 生産開始時期:2015年11月(予定)
【インターナショナル・クランクシャフト社の概要(2013年11月末現在)】
会社名 :International Crankshaft Inc.
所在地 :101 Carley Court, Georgetown, Kentucky 40324, U.S.A.
設立時期:1990年2月(営業運転開始:1992年4月)
社長 :増田 信昭
資本金 :22千USドル
出資比率:新日鐵住金80%、住友商事株式会社20%
生産設備: 第1鍛造プレスライン(6,000Tプレス)
第2鍛造プレスライン(7,000Tプレス)
第3鍛造プレスライン(6,000T高速プレス)
生産能力:約270万本/年
従業員数:約227名
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。