コロナ禍を歴史的に分析し、世界情勢と日本の未来、人間の生き方に確固たる指針を示す。佐藤優『人類の選択 「ポスト・コロナ」を世界史で解く』、NHK出版新書より8月11日発売!
コロナ禍を経た人類は、どのような選択をするべきか。感染症の歴史を踏まえ世界動向を展望、これからの生き方にも指針を示す!
連帯か孤立か、独裁か自由民主主義か? コロナ禍を経た人類は、どのような選択をするべきか。感染症がいかに時代を動かしてきたかを詳細に分析し、世界史をふまえ、国際情勢を展望。中国、ロシアから大統領選後の米国まで、ポスト・コロナにおける大国の生存戦略を論じ、日本の未来と人間の生き方に確固たる指針を示す。
連帯か孤立か? 独裁か民主主義か? 「トッド型」か「ハラリ型」か?──コロナ禍を経た人類は、どのような選択をするべきか。
時代を動かしてきた感染症の歴史と、現下各国が置かれている状況を、作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏が詳細に分析します。
その知見を踏まえ、インテリジェンスに長けた著者ならではの視点で、習近平の中国、プーチンのロシアから大統領選後の米国まで、ポスト・コロナにおける大国の生存戦略を論じます。日本政治のゆくえや新しい働き方の是非にも言及、日本の未来と人間の生き方にも確固たる指針を示します。
さらには、コロナ禍に揺らぐ人々の内面の変容に焦点をあて、これからの時代に宗教や哲学、文学の果たす役割も展望した決定版です。
【本書の構成】
序章 連帯か孤立か、独裁か自由民主主義か
第1章 感染症が国家の秩序を変えた──「ポスト・コロナ」を世界史で解く①
1 疫病が勢力図を塗り替えた ──アテネとスパルタの攻防
2 指導者の質が歴史を左右する ── 古代ローマの失敗
3 ペストが開いた中世への扉
4 中央集権化と社会的格差 ──一四世紀、黒死病の猛威
5 ホッブズ的国家とロック的国家 ── 近代国家の二つの潮流
第2章 グローバリゼーションと感染症 ──「ポスト・コロナ」を世界史で解く②
1 ユーラシアの東西をパンデミックが席巻
2 感染症と帝国主義
3 スペイン風邪 ── 顕在した国家間格差
第3章 新・帝国主義の再編成 ── 大国の生存戦略をさぐる
1 「新・帝国主義」の本質
2 アメリカ ── 混迷を深める大統領選後の状況
3 英国とEU ── 「コモンウェルスの回帰」と「ドイツ第四帝国の矛盾」
4 ロシアと中国 ── 露骨な国益の主張
5 日本 ── 行政権拡大の背景に何があるのか
6 情報資本主義の未来 ── 「GAFA vs. 国家」のゆくえ
第4章 人類の選択 ── 「トッド・モデル」「ハラリ・モデル」から考える
1 大国の戦略をタイポロジカルに見る
2 時代は「全体主義」に向かう
3 「薄い人間関係」で社会を変える
終章 「選択の時代」の宗教・文学・哲学
■商品情報
出版社:NHK出版
発売日:2020年8月11日
定価:935円(本体850円)
判型:新書判並製
ページ数:232ページ
ISBN:978-4-14-088632-8
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140886323
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