貝印が活動をサポート!「ラダック、天空の芸術祭と森会議 ウォールアートプロジェクト11周年報告会」をKaiHouseにて開催
登壇者と会場が対話するシーンも随所に
第4回世界森会議2019でラダックを訪れた学生たちも発言
アートを通じたインドへの教育支援を目指すウォールアートプロジェクトは、2010年のインド農村部や日本の学校の壁をキャンバスにした「ウォールアートフェスティバル」を皮切りに、ヒマラヤのラダックでアートを展開する「アースアートプロジェクト」、先住民ワルリ族と伝統的な家づくりを行う「ノコプロジェクト」、ローカルから持続可能な暮らしを発信する「世界森会議」の4プロジェクトを展開しています。貝印はインド・ラジャスタン州に自社工場を構えており、2017年8月にはインド国内初の直営店「kai shop」をオープンするなどインドと深く関わりがあることから、初年度より同プロジェクトをサポートしています。
今回のイベントでは、昨夏に北インド・ラダックで開催した「第4回世界森会議」の報告や、今夏開催予定の天空の芸術祭「アースアートプロジェクト2020」と「第5回世界森会議」のキックオフおよびアート&スタディボランティアについて紹介があり、参加者同士で活発に意見交換を行いました。
貝印株式会社は今後も本活動をサポートし、より豊かな社会の実現に寄与してまいります。
開催概要
■イベント名称 :ラダック、天空の芸術祭と森会議 ウォールアートプロジェクト11周年報告会
■日時 :2020年2月18日(火)17:00開場* 18:00開演
■場所 :貝印本社「KaiHouse」
■主催 :NPO法人ウォールアートプロジェクト http://wallartproject.net
■協力 :貝印株式会社
■登壇者 :夏目知道(愛知県立芸術大学准教授・空間デザイナー)
酒匂克之(東京造形大学特任教授・空間デザイナー)
橋本淳司(アクアスフィア水教育研究所代表・水ジャーナリスト)
香川大介(アースアートプロジェクト2020招聘アーティスト)
ウォールアートプロジェクト(おおくにあきこ・浜尾和徳)
■内容 :①2019年夏に北インド・ラダックで開催した「第4回世界森会議」の報告
②2020年夏、北インド・ラダック地方で開催予定の
天空の芸術祭「アースアートプロジェクト2020」、
「第5回世界森会議 Global Forest Meeting」2つのプロジェクトのキックオフ
およびアート&スタディボランティア説明会
当日の模様
イベントには、参加者や希望者など約50人が集まりました。はじめに、プロジェクトを主催するNPO法人ウォールアートプロジェクト代表・おおくにあきこさんから挨拶があり、これまで長年続けてきた活動を振り返りながら「ボランティアや助けていただく方のおかげで成り立っています。現地に行ってみて、足をつけてみることは素晴らしく、数値化できない“思い”のようなものを持ち帰ることができます。これからもみなさんと一緒に取り組んで分かち合えたらと思っています」と述べました。
アートプロジェクトを統括してきたおおくにあきこさん
インドで出会った優れた教育者について話す
現地コーディネーター浜尾和徳さん
登壇したのは、ウォールアートプロジェクトの浜尾和徳さん、夏目知道さん(愛知県立芸術大学准教授・空間デザイナー)、酒匂克之さん(東京造形大学特任教授・空間デザイナー)、橋本淳司さん(アクアスフィア水教育研究所代表・水ジャーナリスト)、今夏のプロジェクトに参加予定の香川大介さん(アースアートプロジェクト2020招聘アーティスト)さん。浜尾さんからは、ラダックの教育者4名をモデルに現地の暮らしや教育への考え方を紹介し、彼らの姿から持続可能な村づくりのあり方や子供たちの創造性を伸ばす教育姿勢について発見があったことを共有しました。登壇者それぞれの専門分野や知見からプロジェクトの意義や取り組み、今後の意気込みについてお話しいただきました。
会場では、インドの手仕事ブランド「TSOMORIRI(ツォモリリ)」の展示即売会も開かれ、大盛況のまま幕を閉じました。
ラダックのサスティナブルな取り組みを環境デザインの視点で
考察する夏目知道さん
酒匂克ラダックの遊牧生活から、生活や職業のあり方を伝える
酒匂克之さん
ラダックの水事情と人工氷河の素晴らしさを解説する橋本淳司さん
天空の芸術祭の招聘アーティストの香川大介さん
各プロジェクト概要
【ウォールアートプロジェクト】
東京都管轄のNPO法人。2010年にインド、ビハール州にて農村地帯の学校を舞台にした芸術祭「ウォールアートフェスティバル」を開催。以来、マハラシュトラ州、ラダック地方などで毎年アートを媒介にした教育支援やインフラの整備、地元の子どもたちの創造性やアイデンティティを育むことを目指す芸術祭を開催しています。2018年、2019年には福島県猪苗代町の公立学校にて「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代」をオーガナイズ。2020年秋も猪苗代で開催が決定しています。
【アースアートプロジェクト】
2010年当初から開催している「ウォールアートフェスティバル」と異なり、高山病などの恐れのある地域であっても、きちんと準備を整えた上で、地球と大地を舞台に開催する芸術祭。2014年には標高5000mのプーガの遊牧民の寄宿学校で、2017年には標高3800mのマトー村の学校で。2020年は同じマトー村にある「教育センター」を目指す建物で開催します。
【世界森会議】
ウォールアートフェスティバルの開催で出会った先住民ワルリ族と、サスティナブルなコミュニティづくりを実践するノコプロジェクトが始まったのが2015年でした。ノコとはワルリ族の言葉で「もう十分です」という意味。ワルリ族の「足るを知る」暮らしに学ぶプロジェクトです。そんなノコプロジェクトの一つの取り組みとして、環境について語り合い発信するための「世界森会議」が2016年にスタート。毎年開催して5回目を迎えます。今年は芸術祭の公開日に、ラダックの水問題を中心に、サスティナブルな発展を目指して話し合います。
「アースアートプロジェクト2020 & 第5回世界森会議」概要
■スケジュール 2020年7月18日〜8月11日(8月12日成田着)
第1陣 7月18日
第2陣 7月25日
第3陣(森会議チーム)8月1日
■アースアートプロジェクト エキシビション開催日 8月7日、8日、9日 うち8日に第5回世界森会議開催
■開催地 インド・ラダック・マトー村およびレー
マトー村コミュニティセンター / モラビアン・ミッションスクール・レー 他
■アースアートプロジェクト2020招聘アーティスト
日本:香川大介(画家)、南加絵(即興ダンサー)、
インド:交渉中 他
■世界森会議・ファシリテーター
夏目知道(愛知県立芸術大学 環境デザイン領域 准教授)
橋本淳司(水ジャーナリスト / アクアスフィア水教育研究所代表)
山村寛(中央大学 理工学部 准教授)
■参加費
第1陣 24泊25日 140,000円
第2陣 17泊18日 112,000円
第3陣 10泊11日 84,000円
*渡航費別、宿泊費・食費(外食は除く)現地での移動費・日本での勉強会参加費・サポーター費含む
*渡航費目安 成田空港-ニューデリー国際空港-レー空港 往復 約11万円
■協賛 貝印株式会社、株式会社コンピューターシステムハウス、
有限会社ブルーベア、ポーラスター株式会社
【貝印株式会社】
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っている総合刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5 代表取締役社長:遠藤宏治 http://www.kai-group.com/
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