【三浦工業株式会社】ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQをモデルチェンジSQ-CS型を新発売
産業用ボイラメーカーの三浦工業株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役:米田剛)は、ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQ-AS型をモデルチェンジし、「ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQ-CS型」(相当蒸発量:2,000kg/h、2,500kg/h、3,000kg/h)として2025年3月より順次発売します。
SQ-AS型は、高効率・低NOx・省スペースなガス焚き小型貫流蒸気ボイラで、2010年の発売開始以降、産業用熱源として数多くのお客様にご愛顧いただいております。今回のモデルチェンジではこれまでのSQの特長はそのままに、更なる省エネ・環境負荷低減にこだわりました。
<特長>
(1)O₂センサ標準搭載
排ガスO₂濃度を常時計測し、排ガスO₂濃度が一定となるよう制御することで、より細かな燃焼調整が可能となります。従来機と比較すると排ガスO₂ズレによる排ガス損失を低減することができ、ボイラ効率向上につながります。(排ガスO₂=1.0%のズレによる排ガス損失が約6%低減し、ボイラ効率が0.1%向上します。)
(2)新制御「O₂トリミング制御」搭載 (特許取得技術)
従来の送風機インバータによる空気比一定制御とは異なり、O₂センサによって燃焼中排ガスを常時監視し、ガス流量制御弁へのフィードバック制御をすることで、ガス流量を調整し排ガスO₂を一定に制御します。
空気量はそのままに、ガス流量のみを制御・調整するため、熱量の変動する燃料や組成の異なる燃料(e-methane(イーメタン)等)であっても、燃焼調整することなくボイラへの入熱を一定に保ち、良好な燃焼状態を維持することが可能です。これにより、排ガス損失低減によるボイラ効率の向上、CO₂排出量の削減効果につながります。
(3)エコノマイザを改良し、ボイラ効率99%を標準化
エコノマイザの構造を改良することで、燃焼ガスからの熱回収量が向上し、従来機よりも1%高い、ボイラ効率99%を達成しました。
これらの新機能に加え、SQ型の特長である連続パイロット制御による高速負荷追従性能、大型予混合バーナとノンファーネス缶体の組み合わせによる業界最高レベル※2の低NOx性能(25ppm以下※1)により、更なる省エネ・環境負荷低減となり、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献します。
<主な仕様>
<発売時期>
※1排ガスO₂定格(O₂ = 0%換算)、100%燃焼、13Aの実測値
※2自社調べ
以上
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像