テラスカイ、QueryPie AIと協業しAIエージェント「mitoco Buddy」を発表
MCP対応のAIエージェントサービスを展開
株式会社テラスカイ(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 社長執行役員:佐藤 秀哉、以下「テラスカイ」)は、QueryPie AI合同会社(クエリパイ エーアイ、本社:東京都港区、共同代表:Brant Hwang(ブラント・ファン)、以下「QueryPie AI」)と、AIエージェント事業において協業することを発表します。
テラスカイは、企業向けAIプラットフォーム 「QueryPie AI Platform(AIP)」 を採用し、新たに提供を開始する「mitoco Buddy」を通じて、MCP(Model Context Protocol)対応のAIエージェントサービスを展開します。これにより企業内に乱立するクラウドサービスをMCPで統合し、情報連携とデータ活用を促進することで、意思決定の加速化と業務自動化を支援します。

■背景
企業のシステム環境はクラウド化により多数のツールが乱立しており、それぞれのデータを横断的に活用することがDX推進において急務となっています。しかし異なる技術で構築されたクラウドサービスの連携には「環境の分断」「セキュリティ管理の煩雑さ」「コスト効率」といった課題が依然として存在します。
テラスカイは、これらの課題を解消するため、クラウド横断的なデータ連携とAIモデル運用を可能にするQueryPieの「AIP」に注目。MCP対応のAIアーキテクチャを基盤に、企業内データを安全かつ統合的に活用する仕組みを構築しました。
■「mitoco Buddy」について
「mitoco Buddy」は、AIPの先進的なAIプラットフォーム機能を活用して開発された、企業向けAIエージェントサービスです。
主な特長は以下の通りです。
•約50種類のサービスとMCPを介して連携可能
SalesforceやSlack、Gmail、Microsoft 365などの幅広いクラウドサービスとのMCPによる連携を提供。既存の業務環境を活かしてスムーズな連携、接続を実現します。提供外のサービスともカスタム設定で連携できます。
•自分専用のエージェントを追加可能
「Salesforceへ商談を登録する」「名刺の取り込みをする」「レポートを出力する」などの独自のエージェントを追加できます。スケジューラーによる繰り返しや定期的な実行などにも対応しています。
•目的による複数のLLMの使い分け
ChatGPTやClaudeなど、種類やバージョンによって得意分野の異なる複数のLLMを、設定しておくことによって使い分けることが可能です。
•セキュリティの担保
ユーザーの利用動向やMCP、各種データの利用状況を一元管理し、AI運用を可視化することでセキュリティを担保。企業のAIガバナンスとセキュリティ監査対応をワンストップで実現します。
■協業の目的と今後の展開
本協業により、テラスカイはAIPを基盤とする「mitoco Buddy」を展開し、営業支援、業務効率化、カスタマーサポートなど、企業活動の各領域におけるAI活用を推進いたします。2025年12月1日にプレリリース版を、12月末には製品版をそれぞれ提供開始予定です。
また、QueryPie AIはAIPの技術支援に加え、MCP連携およびセキュリティ領域におけるアーキテクチャ設計を担当し、「mitoco Buddy」の信頼性と拡張性を支える技術基盤の提供を行います。
両社は今後、金融・製造・サービス業など幅広い業界への導入を進め、2028年までの3年間で累計300社への導入を目指します。
■エンドースメント
「私たちは『ソフトウェアの核心は、それが支える人々である』という信念のもと、QueryPieを開発してきました。今回、日本のクラウドインテグレーション分野をリードするテラスカイ様とのパートナーシップは、その信念を日本市場で具現化する最良の機会です。テラスカイ様の深い顧客理解力とQueryPie AIPの技術力を組み合わせた『mitoco Buddy』により、日本企業のお客様が、複雑さや高コストの障壁なく、AIの真の価値を実感できるソリューションを提供できることを確信しています。」
Brant Hwang, Founder & CEO, QueryPie, Inc.
【参考】mitoco Buddyのチャット画面

【参考】LLMモデルの選択画面

<QueryPieについて>
2017年に米国シリコンバレーで設立されたQueryPie, Inc.は、エンタープライズAI基盤プラットフォームのグローバルリーダーです。2025年に本格展開した「QueryPie AIP (AI Platform)」は、Model Context Protocol (MCP)とAIエージェントを統合し、企業がAIを安全かつ自律的に活用できる環境を提供。GDPR、ISO 27001/27701、ISMS、PCI-DSS、SoC2等の国際標準に準拠した次世代ゼロトラストプラットフォームとして多数の企業に採用されています。FDE(Forward Deployed Engineer)サービスを通じ、課題発見から本番運用まで包括的に支援し、AI人材不足の企業でも確実なAI活用を実現。Salesforce Ventures等から3,000万ドル以上を調達し、日本、アメリカ、東南アジア市場で事業を拡大中です。
QueryPie, Inc.
所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ
代表者:CEO Brant Hwang
QueryPie AI 合同会社
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
代表者:有延 敬三
URL:https://www.querypie.ai/ja
<mitoco Buddyについて>
「mitoco Buddy」は企業のデータ活用と業務自動化を支援するMCP対応のAIエージェントサービスです。SalesforceやSlackなど、約50種類ものサービスと連携可能です。ユーザー独自のエージェントを柔軟に作成でき、既存のマルチクラウドの業務環境を活かした業務の自動化を実現します。
*本文中に記載された会社名、サービス名等は該当する各社の登録商標です。
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