【イベントレポート】べにふうきの一番茶を使った製茶体験イベント「静岡・丸子で和紅茶づくり体験 2025年春-和紅茶を知って、つくって、味わう-」開催<プレミアムティーショップnittoh.1909>

nittoh.1909では、「和紅茶」の製茶体験イベントを2025年5月10日(土)に開催しました。
これまで2023年9月、2024年5月そして9月にも開催し、毎回大変好評をいただいている本イベント。
第四回目となる今回は、天候の影響で開始時間を少しずらすなど対策を取りながら、無事に開催することができました。
今回もご参加いただいた皆様には静岡県・丸子紅茶にお集まりいただき、和紅茶づくりを体験していただきました。
総勢18名の皆様にご参加いただき、大変活気のあるイベントとなりました。
イベント「和紅茶づくり体験 -和紅茶を知って、つくって、味わう-」について
「和紅茶を知って、つくって、味わう」をテーマに、「国産紅茶発祥の地」とも言われる静岡市の丸子地区にある『丸子紅茶』で、和紅茶の製法を学び、手揉み工程を体験し、自分だけの和紅茶を味わう、nittoh.1909の体験型イベントです。
お茶作りの裏側を知る 工場見学
オリエンテーションを兼ね、参加者の皆様にまずは和紅茶の製法について概要をご説明させていただきました。その後、早速工場見学に。イベントの講師を務めたのは、Botanytea(ボタニティー)シリーズや#3(スクエアスリー)などの商品開発に携わる、当社所属のつくり手・秋林です。
今回ご用意した茶葉は紅茶用品種の「べにふうき」の一番茶。
イベントの前日に摘採し、萎凋(いちょう)(※)まで済ませた茶葉の様子を見学いただきました。
※生葉を萎(しお)れさせる工程のこと。萎れさせて葉をやわらかくすることで、次の揉捻工程を容易にする。葉の内部では成分変化が始まり、生葉のフレッシュな香りに、花や果実のような香りが加わり始める。
萎凋前の生葉と比べると、水分が抜け萎れている様子がよくわかります(写真右)。


続いて、揉捻(じゅうねん)(※)工程の機械を見学。
※葉を揉む工程。圧力をかけて揉むことで茶の形状を整える。同時に、茶葉の組織や細胞を破壊し、酸化酵素を含んだ茶汁を出して、空気に触れさせることで酸化発酵を促す。
この後参加者の皆様には揉捻工程を手揉みで行っていただくため、葉を揉むイメージをしっかりと見学しました。


茶葉の香りが工場内に広がり、参加者の皆様から「爽やか・いい香り」という声がたくさん聞こえてきました。
お茶の味わいや香りの決め手になる揉捻工程を体験
揉捻の動きがイメージできたら、いよいよ手揉みに挑戦。
事前にスタッフが新芽から葉の部分を選定した茶葉を袋に入れ、つくり手・秋林のレクチャーの下、力加減や茶葉の様子を気にしながら、ひたすら茶葉を揉んでいきます。
揉捻を続けることで段々と茶葉は撚(よ)れ、色・香りとも変化を始めます。


揉捻後、しばらく茶葉は放置し、発酵が進むのを待ちます。
発酵が進むにつれて外観は赤みがかり、より紅茶らしい見た目に近づいていきます。

紅茶らしく変化してきたらいよいよ乾燥工程へ
十分に発酵が進んだら、最後の工程である乾燥へ進みます。
乾燥機に入れて約1時間、紅茶の完成を待ちます。

茶畑見学
待ち時間には、丸子紅茶さんの茶畑を見学していただきました。
茶畑見学は今回が初めての取り組みです。過去のアンケートで茶畑を見学したいというお声があり、今回実現しました。
普段はなかなか見ることのできない光景に、参加者の皆様の写真を撮る手が止まりません。
小雨が降る中での見学となりましたが、瑞々しい茶畑を見ていただくことができました。


十人十色の違いを楽しむ 飲み比べ
乾燥が完了したら、和紅茶の完成です。
手づくりしたもの、機械で製造したもの、新芽の部分や茎の部分を使ったお茶など、計20種以上のオリジナルの和紅茶が並び、それぞれの飲み比べを楽しみました。

香りがより出ているもの、渋みの度合い、また発酵の程度により水色も様々で、十人十色の紅茶が出来上がりました。
同じ茶葉を使っていても、手揉みの加減や使う茶葉の部分で異なる仕上がりの紅茶になるのはとても興味深く、つくり手による違いとその面白みをご体感いただきました。
参加者の声
イベント終了後、笑顔で帰られる参加者の皆様を見て、我々スタッフも無事に実施できたことにほっとしました。
ご参加いただいた皆様からの感想を一部ご紹介させていただきます。
「他の参加者さんとお話ししながら、一緒に体験の楽しさを共有できたのがよかったです。また、製造の工程の説明だけではなく、紅茶のフレーバーやフードペアリングなどいろいろな角度から紅茶について教えていただけたこともよかったです。普段は紅茶を飲まない初心者ですが、とても楽しむことができました。」
「自分の紅茶が試飲の時に軽い仕上がりだったので、失敗してしまったかな?と思っていたら、『丁寧に揉んでいますね』とコメントを頂けたのが嬉しかった。淹れ方のポイントを教えていただけたことも、家で自分の紅茶を楽しむ上で大変参考になりました。」
「生の茶葉から紅茶ができるまでを体験できたのは本当に貴重な体験でしたし、秋林さんのお話がとにかく面白かったです。」
「茶葉から紅茶にするまでの工程を、伝統ある丸子紅茶で体験できたこと」
「今回作った紅茶を自宅で淹れたら大変美味しく、感激しました。」

茶園で、ご自身の目で製造工程を見て、ご自身で紅茶をつくることで、たくさんの気づき・発見があったようで、つくり手・秋林やスタッフとも活発なコミュニケーションが生まれていました。
また、ご参加の皆様同士での会話も大変盛り上がっている様子が印象的でした。
18名が紅茶づくりを学び、紅茶を通してつながりを持つことができた、充実した1日となりました。
イベント後の参加者アンケートでも、前回に引き続き満足度、次回参加希望とも100%と大変好評をいただきました。改めてありがとうございました。
「静岡・丸子で和紅茶づくり体験 2025年春-和紅茶を知って、つくって、味わう-」概要
【開催日時】
2025年5月10日(土)10:00~17:00
【開催場所】
丸子紅茶(静岡県静岡市)
【参加費用】
6,000円(税込)
今後の体験型コンテンツの予定
nittoh.1909はお茶を通してつなぐ・かなえる・満たされる場として、オンライン・リアル双方にて、新しい紅茶の楽しみ方を提案する体験型イベントを実施しております。
nittoh.1909会員様向けメルマガ、公式Instagram等でセミナー・イベント情報を発信してまいりますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
■nittoh.1909について
2021年4月に、「日東紅茶」で知られる家庭用製品を中心に、長年日本で紅茶製品の販売に携わってきた当社から、「お茶を通して、つなぐ・かなえる・満たされるための場」として誕生した新ブランドです。
サイト名はこれまで多くのお客様にご愛顧いただいている「日東紅茶」の一部を英語化し、当社の祖業に当たる会社の創設年を冠したものとなっています。
100年以上に渡り、日本のお茶文化と共に歩んできた企業として、「お茶文化の発信拠点でありたい」、「お茶に興味のあるお客様との交流の場として共に成長していきたい」という想いから、オリジナル商品やコンテンツの開発の他、他業種、他企業とのコラボレーション、イベントの開催などを行っております。
※nittoh.1909 公式ウェブサイト https://nittoh1909.com/
※nittoh.1909 公式インスタグラム https://www.instagram.com/nittoh.1909/
■三井農林について
「健康・安らぎ・こころ躍る 食生活を彩るイノベーター」
1909年(明治42年)に設立した日本初の持株会社「三井合名会社」の山林課(のちの農林課)を起源とし、その後長年にわたりお茶製品を提供する事業を継続してまいりました。現在、食品事業では、家庭用紅茶・緑茶等の製造販売、ホテル・レストランチェーン、カップベンダー(自動販売機)への製品供給、および各種茶系飲料の原料供給を手がけ、機能性素材事業としては、茶抽出物/茶カテキンの研究・開発および原料供給・製品販売を展開しております。 静岡県藤枝市と山梨県北杜市に工場、静岡県藤枝市に食品総合研究所がございます。
※三井農林株式会社 公式ウェブサイト https://www.mitsui-norin.co.jp/
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