台湾のインディーズバンドが日本で熱唱、台湾文化特集「台Y祭」が大盛況の中で閉幕
台湾文化センターは、台湾文化の核となるコンテンツと産業ネットワークを日本の芸術文化の生態系に組み入れることを推進するため、近年は日本各地の重要な劇場や博物館などの文化施設と戦略協力を展開している。今回は山口情報芸術センターと初めて台湾文化特集「台Y祭」を共同開催し、台湾映画の過去の名作および新作の上映、台湾のインディーズバンドの日本巡回公演、トークイベントなどを行い、日本各地で台湾文化と出会い、体験できるように企画した。
台湾文化特集「台Y祭」は、映画上映会から幕を開け、7月19日から8月6日まで山口情報芸術センターでは、武侠作品、台湾ニューシネマの代表作、白色テロ・移行期の正義・学生運動などをテーマにした作品など計20作品の台湾映画が上映された。また、上映後のトークイベントを3回開催し、映画制作に携わった台日の業界関係者らが出席した。
また、7月22日には、台湾現代文化ラボ(C-LAB)キュレーターの呉達坤(ウー・ダークン)氏によるトークイベント「ゼロから無限の可能性を生む文化の生態系」が開催され、C-LABの設立の経緯や、今後の発展の方向性、近年のプロジェクトや国際協力の実例などについて語った。8月6日には山口出身の在台作家である栖来ひかり氏によるトークイベント「台湾と山口の万華鏡」が開催され、台湾と山口の歴史的なつながりや台湾文化の多様な生命力について語った。
音楽イベントの「美麗島Underground」は、台湾の特色ある3組のインディーズバンド「落差草原WWWW」、「Mong Tong」、「百合花」によるライブコンサートが8月5日に山口情報芸術センター、8月7日に東京・青山のライブハウス「月見ル君思フ」で開催され、両会場でいずれも100名を超える観衆がつめかけた。3組いずれも個性が鮮明かつ多様な曲風で、台湾そのままの味が感じられるバンドであり、台湾オリジナル音楽の実力を日本に示すことに成功した。
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