【台湾情報】台湾の車載用IC設計会社と自動車メーカーの提携状況<ワイズ機械業界ジャーナル2023年11月第1週号発行>
〜台湾機械・電子・半導体・自動車・エネルギー業界の最新動向を分析する〜
<最新刊目次>
台湾の車載用IC設計会社と自動車メーカーの提携状況
2023年台湾EVサプライチェーンの現況と展望
台湾木工機械産業の概要と展望2023年1~7月
台湾工作機械輸出入速報2023年1~9月
<台湾の車載用IC設計会社と自動車メーカーの提携状況>
電気自動車(EV)や先進運転支援システム(ADAS)、自動運転車の需要増により、車載用半導体の世界売上高は2030年に1450億米ドルに上り、22~30年の年平均成長率(CAGR)は約11%となる見通しだ。自動車のスマート化に伴い、より複雑な機能に対応できるデータ処理能力が求められようになり、車載用半導体はマイクロコントローラー(MCU)からシステムオンチップ(SoC)にシフトしていくと予想されている。
ADAS向けで32ビットMCUの需要増
車載用MCUには安定性、信頼性、低消費電力性が求められる。現在、車載用MCU市場は大手IDM(垂直統合型の半導体メーカー)の▽NXPセミコンダクターズ、▽マイクロチップ・テクノロジー、▽ルネサスエレクトロニクス、▽STマイクロエレクトロニクス、▽インフィニオン・テクノロジーズの5社が合計でシェア70%以上を握っている。各社ともADAS向けMCUの開発に注力している。
車載用MCUは主にデータの処理、計算を行うもので、自動車の電子制御ユニット(ECU)はMCUによって機能する。
MCUはビット数に応じて主に8ビット、16ビット、32ビットの3種類に大別できる。ビット数が大きいほどデータ処理能力が高く、内蔵するメモリーの容量が大きいため、より複雑な車両制御が可能だ。
車両の安全性に関する規制が世界的に強化される中、新車ではADASの標準装備が進んでいる。ADAS向けでは信頼性もデータ処理能力も高い32ビットMCUの需要が強く、緊急ブレーキや前方衝突予測警報(FCW)などのADAS機能を実現するために独コンチネンタルが開発したレーダーモジュール「ARS4-B」には、NXPの32ビットMCUが採用されている。
エヌビディア・クアルコムがADAS・自動運転向けSoC
ADASの分野にはNXPやルネサスのような車載用半導体大手のほか、後発組の参入も相次いでいる。グラフィックスプロセッサー(GPU)大手の米エヌビディアは30TOPSの演算処理性能でアダプティブクルーズコントロール(車間距離制御装置、ACC)などのADAS機能を実現するSoC「Xavier(エグゼビア)」を開発した。また、254TOPSの演算処理性能で運転モニタリングシステムや車載インフォテインメント(情報・娯楽)システム(IVI)などをサポートするエヌビディアの自動運転車向けSoC「Orin(オリン)」は、メルセデス・ベンツの自動運転レベル3(特定条件下の自動化)の量産車に採用されている。(後略)
ワイズ機械業界ジャーナル
1. 日本語で台湾の情報収集が可能
機械業界に特化した日本語情報誌です。
2. 個々の分野の情報が満載
工作機械、機械設備、機械制御装置、手工具、動力工具、ねじ・ナット・リベット、ファスナー、金型、自動車、航空宇宙、自動化・ロボット、再生エネルギー等などの情報が満載です。
3. 多種多様な情報を提供
業界トレンド、企業動向、統計資料、法改正情報を全て網羅しています。
4. 読みやすい紙面
豊富な写真と図表、パソコンでの閲覧に配慮された横型の読みやすいPDF形式にて提供します。
5. 記事データベース検索
ホームページの記事データベースより、自由に過去記事の検索ができます。
●詳細
https://www.ys-consulting.com.tw/service/marketing/machine.html
●2週間無料試読のお申し込み
https://www.ys-consulting.com.tw/login/?buy=1&next=/service/marketing/machine.html&pop=1&frm=2
【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
・人材トレーニング(階層別研修・職種別研修)
・日本語台湾経済ニュース、機械業界ジャーナル配信
・市場調査・業界調査・顧客調査
・クラウドサービスの販売
台湾の市場調査・リサーチに関するご相談・お問い合わせ
ワイズリサーチ(威志総研)
e-mail:research@ys-consulting.com
TEL:+886-22381-9711(日本時間10:00〜19:00)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像