日本最大級の建築総合展示会「Japan Home Show & Building Show」特別企画『学生プロジェクトデザインコンペティション2025』受賞者決定
最優秀賞に芝浦工業大学・空き家回収プロジェクト 東伊豆設計室の戸屋志月さんの『寄り道茶房が描くまち風景-水下庵プロジェクト』を選出
⼀般社団法⼈⽇本能率協会(JMA、会⻑:中村正⼰)は、「Japan Home Show & Building Show 2025」(会期:2025年11月19日~21日、会場:東京ビッグサイト)の特別企画『学生プロジェクトデザインコンペティション2025』を開催、最優秀賞に芝浦工業大学・空き家回収プロジェクト 東伊豆設計室の戸屋志月さんの『寄り道茶房が描くまち風景-水下庵プロジェクト』を選出、審査員賞6作品を決定しました。最優秀賞および審査員賞を含む、応募いただいた全18作品を「Japan Home Show & Building Show 2025」会期中、会場内の企画エリアでパネル展示を行います。また、11月20日(木)には、本コンペティションの開催を記念し、審査員によるトークセッションおよび受賞者プレゼンテーションイベントを開催します。


本コンペティションは、「Japan Home Show & Building Show」の特別企画として、関連業界の第一線で活躍する審査員が、学生の考案した優れたプロジェクトデザインを選出するものです。
4回目となる今年は「日常に風景をつくる」をテーマに、建築学系の学生、研究室及び建築系サークルや学生団体の方々を対象に、現在構想中または進行中のプロジェクトのプレゼンテーションを募集し、18作品の応募をいただきました。一次審査を通過した作品から7作品を選出し、10月28日(火)に実施した最終審査にて、最優秀賞を決定しました。
受賞作品一覧
◇最優秀賞(1作品)

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受賞名 |
作品名および学校・団体・代表者名 |
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最優秀賞 |
『寄り道茶房が描くまち風景-水下庵プロジェクト』 芝浦工業大学・空き家回収プロジェクト 東伊豆設計室 戸屋志月さん |
▼プロジェクトコンセプト▼
「いこいの家(水下庵)」は国道135号線と細野高原を繋ぐ坂道に建っており、その途中には小学校や農園があることで、地域住民の生活動線となっている。そのため、多くの児童や住人が行き交う。目に触れやすい立地 であり、多くの方々に「水下」という呼称で親しまれている。そこで、コンセプトを「町の立ち寄り茶房」とし、以下の3つの軸で設計を行った。
地域への開放性
改修後は接客を伴わない事業形態のため、地域に解放することが難しい。そこで、視認性を高めることで地域に開かれた工房をつくることを目指した。
既存・地材の活用
限られた予算を有効に使うため、地域で廃材となった建築解体部材や祭で使用されていたパレットを活用することで、地域の歴史を少しでも残せる形を模索した。また、既存の劣化や余剰機能を活用し、自然のサイクルを作り出すことを目指した。
地域の巻き込み
地域の方々の認知率が高い「水下庵」という物件に住人の方々の所作が加わるようにWS(ワークショップ)を計画した。これにより、人々の思い出がこの物件に残り続けることを目指した。
◇審査員賞(6作品)※受賞者五十音順

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受賞名 |
受賞名作品名および学校・団体・代表者名 |
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田島則行審査員賞 |
『水郷の生活系を編む~1030mがつなぐ過去と未来の物語』 近畿大学大学院 桂良輔さん |
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家成俊勝審査員賞 |
『スリバチ-地形によってつながる日常の風景をつくる-』 横浜国立大学 木許順賀さん |
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山本想太郎審査員賞 |
『軟石Replaceー解体を起点とした軟石文化の再構築ー』 東海大学大学院 小林智也さん |
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庵原義隆審査員賞 |
『南小国町かけらプロジェクト~背板の建築的利用による循環と祝祭の実験~』 九州大学大学院 繁藤大地さん |
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勝亦優祐審査員賞 |
『水景を育み、滴る雫 -路地尊からはじまる重層的循環-』 東海大学大学院 柴田裕斗さん |
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神本豊秋審査員賞 |
『空き家の切継 -段階的解築操作が施す古材の延命-』 東海大学大学院 向井伊吹さん |
詳細は「学生プロジェクトデザインコンペティション 2025」公式サイトでご覧いただけます。
https://www.jma.or.jp/homeshow/competition/index.html
「学生プロジェクトデザインコンペティション2025」概要
■プロジェクトデザインとは
プロジェクトデザインとは社会問題に対して、前提条件からデザインを行い、問題解決を行うことです。どの地域でどのような人を巻き込んだら何が出来るようになるのかなど、問題提起から敷地、用途、運営主体まで自ら設定し、それらの条件をデザインで解決します。

■開催趣旨
本コンペは、学生によるプロジェクトアイデアを一堂に集め、公開審査を通じて競い合う場です。建築業界の専門家が集う展示会場を、学生の皆さんの活動発信の拠点とすることで、企業と学生の新たなつながりを創造します。本コンペを通じ、企業と学生との新たなつながりをつくり、企業と学生でプロジェクトを協働して進めることを視野に入れ、そのための縁を創る「創縁の場」になることを期待します。
■概要
一般社団法人日本能率協会、一般社団法人HEAD研究会学生事務局が「Japan Home Show &
Building Show (ジャパンホームショー&ビルディングショー)」の公式アワードとして2022年より開催し、今年で4回目となります。実績豊富な審査員を迎え、募集作品の中からテーマに基づき、1次審査を通過した7作品から最優秀作品を選定、表彰します。
■審査員(法人格省略、順不同、敬称略)
dot architects/京都芸術大学教授 家成俊勝
一級建築士事務所 YY architects 主宰 庵原義隆
勝亦丸山建築計画 代表 勝亦優祐
再生建築研究所 代表取締役 神本豊秋
千葉工業大学 教授/テレデザイン 代表 田島則行
山本想太郎設計アトリエ 代表 HEAD研究会 副理事長 山本想太郎

○「学生プロジェクト デザイン コンペティション」作品パネル展示
「Japan Home Show & Building Show2025」の開催期間である2025年11月19日(水)から21日(金)の3日間、東京ビッグサイト西展示場2ホールの「学生プロジェクト デザイン コンペティション」エリアで応募いただいた全18作品のパネル展示を行います。
また開催会期中、同エリアにおいて来場者投票を実施します。来場者投票で最も多くの票を獲得された方に「ジャパンホームショー&ビルディングショー2025 会場内投票賞」を授与します。
○建築学生プレゼンと審査員×学生クロストーク
2025年 受賞者によるリレープレゼンと審査員によるトークセッション。
ここでしか聞けない、学生視点×第一線で多方面で活躍する審査員のトークセッションも予定しています。
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開催日時:2025年11月20日(木)10:20〜11:10
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会場:JHBSステージB
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登壇者:勝亦丸山建築計画 代表 勝亦優祐/一級建築士事務所 YY architects 主宰 庵原義隆/千葉工業大学 教授、テレデザイン 代表 田島則行/山本想太郎設計アトリエ 代表、HEAD研究会 副理事長 山本想太郎、2025年受賞者
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参加方法:事前申し込み制(無料)。下記からお申し込みください。
https://www.jma-exhibition.com/autumn/jp_jhbs/registration_seminar.php
「Japan Home Show & Building Show 2025」開催概要
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総称:Japan Home Show & Building Show 2025
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主催:一般社団法人日本能率協会
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共催:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会/一般社団法人リビングアメニティ協会/一般社団法人住宅生産団体連合会/公益社団法人日本建築家協会
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後援:外務省/経済産業省/国土交通省/林野庁/独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)/独立行政法人住宅金融支援機構(順不同)
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協賛:関連50団体(予定)
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会場:東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場) 西展示棟
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会期:2025年11月19日(水)~21日(金) 10:00~17:00
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出展規模:約600社/1200ブース(建築インテリアWEEK合計) ※共同出展者含む
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来場方法:https://www.jma-exhibition.com/autumn/jp_jhbs/registration.php から事前登録をお願いします
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来場予定者数 :約27,000人(同時開催展含む)
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同時開催:JAPANTEX 2025/第10回アジア・ファニシング・フェア2025/ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO 2025
【 本コンペティションに関するお問い合わせ先 】
一般社団法人日本能率協会 産業振興センター 石郷岡、小畑、西村
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03-3434-1988 E-mail:jhbs@jma.or.jp
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