総合電機メーカーで接着組立に長年携わった著者が“超”わかりやすく紹介!書籍『トコトンやさしい接着の本 新版』発売
2023年11月15日
PRESS RELEASE
書籍『トコトンやさしい接着の本 新版』発売
2023年11月16日
株式会社日刊工業新聞社
日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい接着の本 新版』(原賀康介著)を発売しました。接着剤や粘着テープなどを手にしたことがない人はいないと言われるほど、接着は身近な接合技術の一つです。異種材料でも容易に接合できるという利便性もあり、産業界で接着は必要不可欠な存在となっています。
便利な接着だけど課題もある
製品の軽量化などを目的に、機械締結から接着接合に変更する機運が高まってきました。そうした中、業務で接着の適用を検討することになったものの、社内を見渡しても接着技術のノウハウがなく困惑する事例が増えているようです。
ひとたび接着が完了すると、簡単には剥がせないことに加え、やり直しもほぼ利きません。化学的な要素が多くて出来栄えや接合状態を可視化できないほか、壊さない限りは完成後の強度検査が行えないなど課題も抱えています。
メカニズム以外にも知っておきたいことが
理想の接着を実現するには、目的にかなった接着剤を選択することが第一となります。しかし、そのような選択基準を自社で確保している会社はあまり見かけません。
また、設計者や生産技術者自身が、モノとモノがくっつく接着の原理を理解していることは少ないのが現実です。このような接着のメカニズム以外にも、使用条件や作業性、コストなどが密接に関連して最適な接着が行われています。
実用的な観点から接着の基本が身につく
接着の入門書は、界面化学や高分子化学をベースにしたものが大半です。そうした中で、実際のユーザーでもある設計者・生産技術者の視点から、接着を用いた作業を行うために必要な基礎知識を紹介しました。
特性や信頼性、品質、コストに優れた接着の実現に欠かせない指針や作法を、絵解きでやさしく伝えています。実用接着への理解が深まる一冊です。
目次
第1章 接着とは
第2章 接着剤の固まり方
第3章 固まった接着剤の物性と接着特性
第4章 良好な接着を行うための基本
第5章 接着部の劣化について知る
第6章 設計・施工時に留意すべきこと
第7章 信頼性を確保するポイント
書籍情報
定価1,980円(本体1,800円+税10%)
仕様:A5判、並製、160頁
ISBN:978-4-526-08306-8
発行:日刊工業新聞社
発行日:2023年11月16日
編著者紹介
原賀 康介(はらが こうすけ)
㈱原賀接着技術コンサルタント 専務取締役首席コンサルタント 工学博士
1973年京都大学工学部工業化学科卒業。同年三菱電機㈱入社後、生産技術研究所、材料研究所、先端技術総合研究所で勤務。40年間にわたり一貫して接着接合技術の研究・開発に従事する。2012年3月に㈱原賀接着技術コンサルタントを設立し、各種企業における接着課題の解決へのアドバイスや社員教育などを行う。 専門は接着技術(特に構造接着と接着信頼性保証技術)。日本接着学会構造接着・精密接着研究会役員、接着適用技術者養成講座講座長、接着技術者スキルアップ講座講座長、精密接着ワーキンググループ幹事
【問い合わせ】
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