訪日外国人観光客と聴覚障がい者に「おもてなし革命」!メイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」、言葉の壁を越える取り組みを開始
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社とインフィニア株式会社が共同で推進
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長CEO 落合陽一、代表取締役社長COO 村上泰一郎、以下「PxDT」)とインフィニア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 深沢孝樹、以下「インフィニア」)は、インフィニアが運営するメイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」において、訪日外国人観光客と聴覚障がい者向けの言語バリアフリー化に向けた取り組みを共同で開始します。
この取り組みは、言葉の壁を取り除くことで、訪日観光客や聴覚障がいの方々が日本のメイドカフェ文化をより深く楽しめる環境を提供することを目的としています。特に、訪日観光客が増加する中国の春節に合わせたスタートにより、非英語圏を含む多くの観光客との交流を促進し、体験価値の向上を図ります。
背景:「すべてのお客様が平等に楽しめる場所を先端技術を活用して提供したい」
1.英語圏以外の訪日観光客の増加と春節への対応
2024年、訪日観光客は3000万人を超え、中国、ドイツ、フランス、インド、ブラジルなど非英語圏からの観光客も増加しています。これに伴い、様々な言語を話すお客様とのスムーズなコミュニケーションが求められるようになりました。
さらに、2025年1月28日から始まる中国最大の祝祭「春節」は、中国人観光客にとって特別なタイミングです。今回の実証実験では、非英語圏を含む訪日観光客や春節中に来日する観光客に向けて、秋葉原で日本の「おもてなし文化」を楽しんでいただける環境を提供します。
2.ダイバーシティ&インクルージョンの観点から、誰でも楽しめるメイドカフェへ
これまで、聴覚に障がいのある方々にとって、あっとほぉーむカフェの魅力のひとつである「メイドとのコミュニケーション」を充分に楽しむことが難しい状況がありました。インフィニアでは、表情や仕草を使った非言語コミュニケーションには特に力を入れて取り組んでいますが、やはり体験に制約が生じることもあり長年に亘り挑戦している課題でした。今回の取り組みでは、聴覚障がいの方々にもスムーズにあっとほぉーむカフェのエンターテインメントを楽しんでいただけるよう、「言葉の見える化」によるバリアフリー施策を導入します。
概要
期間中、以下の施策を導入します。
1. 100種以上の言語に対応するリアルタイムAI翻訳ツールで言葉の壁を解消
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社が開発したリアルタイム翻訳ツール「VUEVO Display」を活用し、100種以上の言語に対応する環境を整備。「ありがとう」「かわいい」「萌え萌え」といった日本語の魅力や、メイドカフェ独自の文化がダイレクトに伝わる体験を提供します。
2. 「会話の見える化」で誰もが楽しめる空間へ
日本語同士でもリアルタイムで会話が表示される「VUEVO Display」の機能を活用。聴覚に障がいがある方々も安心して楽しめる、よりインクルーシブなコミュニケーションを実現します。
開催概要
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開始日: 2025年1月29日〜3月31日
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場所: AKIBAカルチャーズZONE
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主催: ピクシーダストテクノロジーズ株式会社、インフィニア株式会社
インフィニア(株)代表取締役 深沢孝樹様のコメント
「この度、ピクシーダストテクノロジーズ様と共に新たな言語バリアフリーの取り組みを実現できることを大変嬉しく思います。あっとほぉーむカフェでは、すべてのお客様が心から楽しめる空間を提供することを目指し、オリジナルの英会話教室やメイドによる表情や仕草を活用した非言語コミュニケーションには特に力を入れて取り組んできました。そういった活動の中でも言葉の壁は大きく、今後の課題にもなっているところでした。このプロジェクトを通じて、訪日外国人観光客の方々や聴覚障がいをお持ちの方々にも、言葉の壁を越えてメイドカフェやあっとほぉーむカフェの魅力をより深く体験していただけると確信しています。これからも、より多くのお客様に楽しんでいただける新しい挑戦を続けてまいります。」
「VUEVO Display(ビューボディスプレイ)」とは
「VUEVO Display」は、PxDT独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリケーションを用いたサービス「VUEVO」で培った技術と多言語翻訳機能・透明ディスプレイを組み合わせ、会話の字幕をリアルタイムで透明ディスプレイの両面に表示することができます。透明ディスプレイの両面に字幕が表示されるため、対面でのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学(コンピュータサイエンス)と、音や光などを自在に操る独自の波動制御技術の融合により、コンピュータと非コンピュータが不可分な環境を構築し、言語や現象、アナログとデジタルといった二項対立を循環的に超えていく「デジタルネイチャー」の到来を見据えています。 私たちは、現在、波動制御技術をメカノバイオロジーや視覚・聴覚・触覚への介入・補助をする「パーソナルケア&ダイバーシティ」領域と、メタマテリアル(材質ではなく構造で特性を生み出す技術)やオフィス・工事現場等の課題解決のために適用する「ワークスペース&デジタルトランスフォーメーション」領域の2つの主要な領域に重点を置いて製品を展開しています。 急速に進化していくコンピュータに対して、私たち生物の身体(ハードウェア)の進化は非常に遅く、その差はますます開こうとしています。ピクシーダストテクノロジーズはこの両者の間をうまく調停し、生活に対してよりよい価値を生み出し続けます。
商号 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
会社設立 2017年5月
代表取締役 落合 陽一、村上 泰一郎
所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番1号
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