シリーズEエクステンションラウンドで資金調達を実施
地方連携を強化しサービス展開エリアの拡大を目指します

OpenStreet株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:工藤 智彰、以下「OpenStreet」)は、きらぼしキャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 俊和、以下「きらぼしキャピタル」)、札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:上田 真大、以下「札幌イノベーションファンド」)、西武しんきんキャピタル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宇佐美 大典、以下「西武しんきんキャピタル」)、株式会社名古屋キャピタルパートナーズ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:近藤 和、以下「名古屋キャピタルパートナーズ」)、株式会社北洋銀行(本社:北海道札幌市、取締役頭取兼CEO兼CHRO:津山 博恒、以下「北洋銀行」)、株式会社ぶぎんキャピタル(本社:埼玉県さいたま市、取締役社長:佐越 信治、以下「ぶぎんキャピタル」)の6社を引受先とする第三者割当増資により、シリーズEエクステンションラウンドで資金調達したことをお知らせします。
OpenStreetは2025年4月、シリーズEファーストクローズでコーポレートベンチャーキャピタルファンド阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合からの資金調達(※1)、および東急株式会社との資本業務提携開始(※2)を発表しており、今回の資金調達はシリーズEの一環となります。資金調達の目的、出資者からのコメントなどは下記の通りです。
(※1)コーポレートベンチャーキャピタルファンド 「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」 から資金調達を実施
(※2)東急とOpenStreetが資本業務提携 移動ニーズの多様化に対応し、住むひと、訪れるひとに選ばれ続ける東急線沿線を目指します
■資金調達の目的について
OpenStreetは調達した資金により、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」や、EVバイクなどのモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」のサービス向上を図ります。さらに、今回の資金調達を機に、地方銀行との連携を強化し全国へのサービス展開エリア拡大を目指します。
■出資者からのコメント
きらぼしキャピタル ベンチャービジネスユニット 鈴木 祥広 氏
「OpenStreet社が提供するシェアモビリティプラットフォームは、国内の交通課題をはじめとする様々な社会課題の解決に寄与する、社会的価値の高いサービスです。すでに多くのユーザーがサービスを利用しており、新しいモビリティ・インフラとして社会に浸透しています。また、自治体や民間企業などとの幅広い連携により急速に成長している企業であり、今後も更なる発展が見込まれます。今回の出資を機に、当社が提供するモビリティ・インフラの更なる拡充に貢献できればと思います。」
札幌イノベーションファンド(株式会社DGインキュベーション) 取締役 佐々木 智也 氏
「マイクロモビリティは、私たちの生活にますます身近な存在となっており、地域の移動課題を解決する可能性を秘めた重要なプロダクトだと感じています。特に北海道においては、公共交通の維持やオーバーツーリズムへの対応、脱炭素の観点からも有効な手段となり得ると期待しています。今回、出資の機会をいただけたことを大変嬉しく思うとともに、今後は北海道でのさらなる展開・実装に向け、事業の成長を全力で支援してまいります。」
西武しんきんキャピタル シニアマネージャー 杉浦 正太郎 氏
「OpenStreetの『都市の移動や暮らしの選択肢を増やす』というテーマに強く共感し、ご出資させていただきました。同社の事業に触れる機会を得るなかで、移動や都市インフラに関する地域の課題の大きさ、そして地域の方々や事業者の関心の高さを改めて実感しました。『データと仕組みで人や地域の可能性を広げる』というアプローチは、地域経済の活性化と交通・防災・まちづくり・観光など多くの社会課題の改善につながるものであり、まさに地域金融機関として私たちが共に取り組む意義のあるテーマです。OpenStreetのチームが持つ実行力に大いに期待し、今後も西武信用金庫グループとして継続的にサポートしてまいります。」
名古屋キャピタルパートナーズ ディレクター 石井 真 氏
「シェアリングモビリティ市場は、幅広い世代での利用増に加え、インバウンドなどの新たな需要も
取り込みながら、市場が拡大すると考えております。また、その成長性のみならず、モビリティ産
業が強い当地域においては、OpenStreet社の運営する『シェアモビリティ管理プラットフォーム』と
の協業余地が大きいことからも、今回投資を決定いたしました。今後は名古屋銀行グループやお
取引先、地方自治体と連携を進め、当地域における移動手段の多様化をはじめとし、観光資源の
活用、二酸化炭素排出量の削減、健康経営などの課題解決を通じてOpenStreet社をサポートし
てまいります。」
北洋銀行 公金・地域産業支援部 管理役 堀 直紀 氏
「OpenStreet株式会社が展開するHELLO CYCLINGは、北海道内でもすでにサービスが提供され、函館市では観光地周遊、北広島市では駅から北海道ボールパークFビレッジまでの移動手段などとして多くの方に利用されています。人手不足により交通手段の確保が難しいなか、公共交通を補完する二次交通として北海道内でもシェアサイクルニーズは高まっており、道内の地域課題解決にも貢献する取り組みであることから『北洋SDGs推進3号ファンド』を通じて出資しました。今後も地域課題解決に取り組む企業として、ますますのご発展を心より祈念しております。」
ぶぎんキャピタル 取締役社長 佐越 信治 氏
「武蔵野銀行は、さいたま市のスマートシティ事業に協力する目的で2019年からさいたま市内の店舗においてシェアサイクルを設置しております。そのシェアサイクル事業の根幹であるプラットフォームをOpenStreetが提供しており、『シェアリングエコノミーの社会全体への広がり』が見られるなか、公共交通機関の補完や観光事業推進において重要な役割を担っていると考え、出資させていただくこととなりました。これからも武蔵野銀行グループ全体で、地域課題の解決に向けた取り組みをOpenStreet社と一緒に進めてまいります。」
■OpenStreet 工藤 智彰 代表取締役社長 CEOのコメント
「今回の資金調達にあたり、ご支援・ご協力をたまわりました出資各社および関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。今回の資金調達は、都市部におけるシェアサイクル事業が収益・運営両面で安定した段階に達したことを背景に、地方金融機関との連携を通じて地方都市での展開をさらに強化することを目的としています。国内では観光利用が全国的に増加しており、特に訪日外国人によるインバウンド需要が顕著に伸長しています。こうした市場環境を踏まえ、地域交通や観光振興といった領域でシェアモビリティの社会的役割は拡大しており、当社は各地域での事業機会を着実に取り込んでいきます。今回ご出資いただいた地方金融機関とは、資本関係に加えて、地域企業・自治体との連携促進を目的とした業務提携や協働スキームの構築を進める予定です。これにより、地銀ネットワークを起点とした新たな展開基盤を整備し、地域課題の解決と持続的な成長を両立させる事業モデルを確立していきます。OpenStreetは、全国に広がるHELLO CYCLINGプラットフォームとデータ活用力を強みに、都市・地方を問わず持続可能で拡張性の高いモビリティ・インフラの形成を目指してまいります。
■「HELLO CYCLING」の利用について
ご利用にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要です。アプリで無料会員登録後、ステーションの検索や、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができます。また、アプリの地図上に表示されているステーションであれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能で、使いたいときに、使いたいだけ、便利に利用することができます。
ご利用車体/エリアによって料金が異なりますので、下記のURLよりご確認ください。
https://www.hellocycling.jp/price/
HELLO CYCLINGホームページ(https://www.hellocycling.jp/)
HELLO CYCLINGアプリダウンロード(https://www.hellocycling.jp/app/openapp)
■OpenStreetについて
OpenStreetは、自転車活用推進法の後押しやユニークな水平分業型の地域パートナーモデルにより国内最大級のシェアサイクルプラットフォームである「HELLO CYCLING」および、スクーターや超小型EVのシェアモビリティプラットフォーム「HELLO MOBILITY」の展開を通じてラストワンマイルにおける多様な移動手段を提供し、MaaS促進を目指します。
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